自由の国・アメリカ。そうしたアメリカに憧れ、同志社の設立者・新島襄もアメリカを目指しました。しかし、今、トランプ大統領を迎え、アメリカは違う様相を示しつつあります。アメリカ人の良心はどこに向かおうとしているのでしょうか。移民問題、イスラム嫌悪感情の拡大、ポピュリズムなどを視野に入れながら、多角的にアメリカおよび民主主義が抱える課題を問うていきます。
講師として『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社、2016年)の著者である会田弘継氏(青山学院大学 教授、本センター研究員)を招き、トランプ現象を生みだしたアメリカ社会の思想的・政治的背景を探ると共に、内藤正典(同志社大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科 教授)、貫名信行(同志社大学大学院 脳科学研究科 教授)、八木 匡(同志社大学 経済学部 教授)の各氏にも議論に加わっていただくことによって、トランプ現象が投げかける課題を多面的に検証していきます。