経営情報

2019年度 大学予算について

 相次ぐ自然災害や貿易摩擦といったリスク要因により、企業の業績は総じて好調であるにもかかわらず、景気の先行きは決して楽観視することのできない状況にある。そのような環境下、「新しい経済政策パッケージ」や「人づくり革命基本構想」に見られる通り、国の重要施策では現状打破の切り札としての教育機関への期待がかつてないほどに高まっており、各大学の機能・役割の明確化等により国全体としての人材育成力を高めようとしている。近年の私立大学等経常費補助金の配分基準や大学等の設置に係る認可基準の厳格化は、本学をはじめとする大規模私立大学の経営にとってまさに吹き荒れる逆風だが、本学は、どのような局面を迎えようとも建学の精神に則り教育の質向上に邁進の上、社会に有為な人物を養成、輩出し続けなければならない。
 2019年度は、「同志社大学ビジョン2025-躍動する同志社大学-」(以下「ビジョン」という。)の下の中期行動計画について、これまでの取組を振り返り、2025年に向けての更なる展開を見定める節目となることが想定される。中でも「2025 ALL DOSHISHA募金」の推進はビジョンの期間を通じての重要な取組であり、引き続き、教職員、卒業生、企業・団体、在学生父母といった同志社大学に関わるすべての人の連携意識を深め、確固たる協力体制の構築を目指す。教学面では、学部においては、リーダー養成プログラムの一環として昨年度試行した「新島塾(仮称)」の開発を進める一方、大学院においては、グローバル・リソース・マネジメント事業を適切な規模で継続するとともに、卓越大学院プログラムの動向も見極め、教育改革を推進する。さらに、「同志社大学テュービンゲンEUキャンパス」の具現化に向け、本学からの教員派遣ならびにテュービンゲン大学が提供するプログラムおよび本学のセメスター・プログラムへの学生派遣の準備を進める。
 教育研究環境の面では、高額機器を安定的に整備するための方策として、第2号基本金のうち研究装置設備等整備資金の組入を再開するほか、既に建設計画を進めている新学生寮における多様な学生の共修環境の具体的な検討を進める。学生支援の面では、国の「高等教育の負担軽減の具体的方策」の動向に注視しつつ、同志社大学奨学金基金の運用果実を中心とした奨学事業の今後のあり方についての見通しを立てる。研究面では、学術研究奨励費を新設し、科学研究費助成事業への申請支援を強化する。大学運営の面では、内部質保証に係る取組を推進し、2020年度の大学基準協会による機関別認証評価に向けて準備を進める。
 以上の方針のもと、予算における計画性を重視し、限られた財源を効率的に配分することを大原則として2019年度予算を編成する。

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