経営情報

2020年度 大学予算について

 人口減少と少子高齢化が進行する中、各大学は、社会から必要とされる高等教育機関であり続けるべく、人生100年時代やグローバル化を踏まえ、年齢や国籍を問わず幅広い社会の構成員に対して、それぞれの個性を発揮しながら質の高い教育機会の提供を推進している。もちろん今後も大学進学者の中心は未来を切り拓く若い世代で、彼らの育成は国公私立を問わず全ての大学に共通の取組みであり、実施を目前に控える「高等教育の修学支援新制度」への対応はもとより、「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」をも見据える必要がある。本学は、時代の変革を的確に捉えながら、創立以来抱き続ける建学の精神に則り教育の質向上に邁進の上、社会に有為な人物を養成、輩出し続けなければならない。
 私立学校法の改正により、2020年度以降、「同志社大学ビジョン2025-躍動する同志社大学-」(以下「ビジョン」という。)及びその中期行動計画は、法人としての中期的な事業計画の主軸となり、法人及び大学の中長期財政計画との関わりもより一層強まることとなる。中でも「2025 ALL DOSHISHA募金」の推進はビジョンの期間を通じての重要な取組であり、引き続き、同志社大学に関わるすべての人の連携意識を深め、確固たる協力体制の構築を目指す。
教学面では、学部・研究科、教育支援機構及び高等研究教育院の連携により、特色ある各種教育プログラムの開発及び実施を含め、さまざまな教育改革を推進する。EUキャンパスにおいては、「本学学生の教育活動が定期的に実施されている」環境の恒常化に踏み出すとともに、中長期的な活用方法の検討を進める。また、研究及び教育の場面では「組織」対「組織」の連携スキームの構築及び発展をより一層意識する。さらに、「大学入学共通テスト」実施をはじめとする一連の大学入学者選抜改革について、この間準備を進めてきた本学としての対応を確実に実行する。
 教育研究環境の面では、教学施設設備及び研究装置設備の整備に係る第2号基本金を着実に組入れるほか、新学生寮について、2021年度中の供用開始に向けて利用計画を具体的に検討し、さらに新図書館について、2025年度の竣工を目指し建設の構想を進める。学生支援の面では、国の「高等教育の修学支援新制度」の実施に合わせる形でこの間検討を進めてきた、同志社大学奨学金基金の運用果実を中心とした新たな奨学金制度の運用を開始する。大学運営の面では、内部質保証に係る取組を推進し、大学基準協会による機関別認証評価に対応する。
 収入面では、学生生徒等納付金について、学部入学者数は入学定員通りとし、入学生学費の改定及び過年度の学費改定による年次進行での増収を見込む。また、入学志願者の安定的確保や補助金、寄付金、受託事業収入など外部資金の増収について、引き続き積極的に取り組んでいく。
 支出面では、人件費は新規採用を含む所要額を計上するが、人件費比率に留意するとともに、人材派遣や業務委託に係る経費も含め、全体として金額面での抑制を図る。また、物件費については、学長裁量経費の拡充などの重点事業項目に係る所要額を除き、全体として抑制を図る。さらに、教育研究費については、教育環境改善費予算及び国際化戦略特別経費予算について前年度と同様の基準により計上するほか、繰越予算については具体的な事業実施計画に基づく効果的な執行を推進する。
なお、ビジョンにおいて目標に掲げている収支均衡予算編成に向けては、とりわけ経常勘定における支出超過の改善は急務であり、教育研究環境の維持・充実に取り組むための財源については、学費支弁者の負担だけではなく、既存事業の見直し等による支出抑制により確保する必要がある。ついては、教育研究費に係る積算基準の一部、経常的経費及び維持運営費の一部に係る支出抑制策を引き続き実施するとともに、過年度の予算執行状況を精査し、予算の効率的活用を検証の上、予算を編成する。また、大規模建設事業については、中・長期的な施設設備整備計画に基づき、その他既存の施設設備の整備については、安全管理面において緊急性の高い事業を最優先としつつ、キャンパスの快適性にも配慮の上事業を厳選し予算を計上する。

 以上の方針のもと、予算における計画性を重視し、限られた財源を効率的に配分することを大原則として2020年度予算を編成する。


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