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同志社時報

最新号

同志社時報151号 表紙

最新号 第151号
2021.4 発行

同志社時報は、学校法人同志社が年2回(4月・10月)発行している機関紙です。

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アナウンサー 濱田 隼平さん

アナウンサー
濱田 隼平(はまだ じゅんぺい)さん

1988年兵庫県生まれ。2011年、同志社大学社会学部教育文化学科卒業。同年、山口朝日放送に入社し報道部に在籍、アナウンサー、記者、ディレクター、カメラなど多岐にわたる業務を経験。2013年、中京テレビ放送株式会社に入社し編成局アナウンス部に配属。現在は主に夕方報道番組「キャッチ!」でキャスター、リポーターなどを担当する他、スポーツの実況中継も得意とする。大学時代は体育会硬式野球部に所属。

アナウンサーは天職 言葉で人を幸せにして人生の選択肢を増やしてもらいたい

コミュニケーション能力を買われ、2020年3月から夕方の報道番組でキャスターを務める32歳。「アナウンサーになれたことは人生最大の幸せ」と言う若き同志社人に、志を伺いました。

挫折を癒された体験から 言葉の力に目覚める

アナウンサー 濱田 隼平さん
――
同志社大学の志望動機を教えてください。
濱田
私の母校である相生高校の先輩に、同志社大学の硬式野球部で活躍された山田勝司さん(01年法卒)がおられます。現在、東邦ガス硬式野球部の監督です。私も野球をしていたので、山田さんに憧れて同志社に行こうと。大学案内が届いた時、あの紫色と三角形徽章、「同じ志の社やしろ」という校名を見て他の大学にまったく興味が湧かなくなり、同志社しか受けませんでした。縁でしょうか。

――
なぜアナウンサーを志されたのですか。
濱田
高校時代に先生のひと言で英語が好きになったり野球に対する意識が変わったりした経験から、教員を目指した時期もありました。でも自分の好きなことは何かと熟考した時に、物事を伝えることで、人がより幸せになってほしいという思いがあったことに気づきました。大学3年の時、練習中に顎を骨折したことがあります。入院中、いろいろ考えました。野球部では周囲のレベルが高すぎて当時の私は劣等感でいっぱいになり、練習から逃げようとしていた。それを後悔して頑張り出した時のけがでした。その時、隣に入院しておられた方がたまたま私の話を聴いてくださったんですね。人生は9割が辛くて1割が幸せなんだ、たまに食べるケーキが美味しいから幸せを感じるんだ、人生もそれと一緒だと話してくださった。とても気が楽になり、言葉って凄いなと思いました。そこから言葉で人を幸せにしたい、誰かを楽しませたいと思って、アナウンサーへの関心が生まれていきました。

――
出演番組について教えてください。
濱田
夕方の報道番組「キャッチ!」で、月・火曜はキャスター、水・金曜は中継リポーター、土・日曜に隔週でスポーツ中継の実況をしています。カバンを背負って街を歩く「ぶらり旅」というコーナーも担当しています。

――
やりがいは何ですか。
濱田
すべての仕事にモチベーションを持って当たっていますが、特に「ぶらり旅」は台本がない仕事。自分で言葉を紡ぐ難しさや、いきなり声をかけた方にどこまで踏み込んでいいのかを、瞬時に距離感を測りながら判断する難しさがあります。その困難を突破して人の笑顔や町の魅力を引き出すところに、一番やりがいを感じます。いつも観ているよ、笑わせてもらっているよという反応を街でダイレクトに聞く瞬間が嬉しいですね。

言葉は諸刃の剣使い手としての技量も磨きたい

アナウンサー 濱田 隼平さん
――
コロナ禍で社会全体が不安に陥った年でした。気づいたことはありますか。
濱田
自粛期間は人との接触がかなり制限され、漠然とした不安に襲われた方もいれば、SNSで誰かを攻撃するなど人の心が凶暴化したケースもありました。人の心がブレた期間でもあったと思います。だからこそ相手を思いやり、人の心が安らぐようなコミュニケーションの大切さに改めて気づきました。

――
コロナ報道の難しさは何でしょうか。
濱田
報道人として肯定、否定のどちらかに偏ることなく、必ず両方の可能性を伝えることを心がけてきたものの、反省点も多かったです。最初は「外出を控えてください」と結構強めに言っていましたが、見方を変えれば、感染者に非があるかのような伝え方ですね。一番辛いのは感染した人だから、当事者が辛い思いをしないような伝え方があるはず。マスクにしても着用が義務のようになっていますが、肌荒れがひどかったり、着けると過呼吸になったりする人もいる。そういう方たちをフォローするひと言を入れるよう、今も心がけています。専門家から日々情報収集をしながらの報道ですが、研究者の中でもどんどん考えが変わってきます。当初はもっと多方向の意見を集めればよかったという反省もありました。

――
守っていきたい志を教えてください。
濱田
言葉に関することは、とことん追求したいです。30代はさらに知識・教養を身につけ、チャレンジをやめずに自分の幅を広げて、より多くの人に共感し喜んでいただける話をしたい。言葉の深みを出して、この人の話なら聴いてみたいと思ってもらえるようになりたいですね。

――
将来やってみたい仕事はありますか。
濱田
かなり先の目標ですが、退職後はセカンドキャリアとして大学教授になり、ゼミを持ってみたい。自分が培ったものを還元できるような分野で教えてみたいです。そのために将来余裕ができれば、もう一度大学で学ぶのもいい。それとは別に全国で講演を行い、言葉の素晴らしさや可能性を伝えたいです。関西人なので、本当はお笑い芸人にも憧れています。笑いで世の中を幸せにすることが最終的な目標かもしれません(笑)。

――
学生時代の思い出話をお願いします。
濱田
「教職概論」の宮坂朋幸先生にアナウンサー志望であることを話して、授業の終わりに大教室で10分間しゃべらせていただいたことがあります。学生には出席代わりに感想文を提出してもらうことまで提案しました(笑)。その感想文を読み、伝える喜びをさらに感じてアナウンサーを目指す思いを強くしました。

――
若い同志社人へメッセージをいただけますか。
濱田
同志社大学で私の周囲には、いつも高い志を持つ仲間がいました。ミスキャンパス同志社を立ち上げた同級生もいるし、読売巨人軍の小林誠司捕手(12年商卒)は野球部の1学年後輩です。ナゴヤドームで会った時には誇らしく思ったと同時に、自分もさらに上を目指そうと思わせてくれた。在学生の方にはそんな仲間を大切にしながら青春を謳歌してほしいし、卒業生の方は学んできたことにおごらず、同志社人としての誇りを持ち続けて欲しいです。

(2020年11月16日、名古屋市にて)

目次

第151号(最新号)|2021.4
新島 襄の言葉
…真之自由教会ト自由教育を得セしめよ、
此二件ハ車之両輪あるか如く是非トモナ
カラネハナラサル者と確信仕居候…
表紙裏

口絵
法人『同志社創立記念日祈祷会』
大学『2020年度同志社クローバー祭、第145回同志社EVEオンライン開催』
女子大学『新型コロナウイルス感染防止対策「Be Handsomeキャンペーン」』
中学校・高等学校『高校「岩倉祭」・中学「オンライン学園祭」』
香里中学校・高等学校『2020クリスマスツリー点灯式』
女子中学校・高等学校『学園祭』
国際中学校・高等学校『高校生体育大会』/『中高文化祭』
小学校『「みちくさできょうりょく」を開催しました』
国際学院初等部:『新川諒氏を迎えて』
国際部:『KYOTOGRAPHIE School Competition 2020』
幼稚園『運動会』/『収穫感謝祭』

私の志
言葉で人を幸せにして
人生の選択肢を増やしてもらいたい
アナウンサーは天職
濱田隼平さん
4
笑顔とパラスポーツで共生社会の実現に寄与したいパラリンピックで日本を変える
山本恵理さん
6

特集
コロナ禍のオリンピックを考える8
コロナ禍を機に、
オリンピックと学生スポーツのあり方を問う
田淵 和彦8
座談会 同志社人が語るオリンピック道永宏/川中恵一
/朝原宣治/西村麻子
11

私の研究・私の授業
2020年度岡本ゼミオンライン海外フィールドワークを終えて岡本由美子18
不条理な現実への怒りや葛藤を変化へのパワーに変える
─北米日系人史から学ぶ生き方─
和泉 真澄20
言語としての数理モデル岩本真裕子22
ポストコロナ時代の心理学及川 昌典24
都市や地域のデザインに貢献をする研究を麻生 美希26

特別寄稿
同志社国際学院初等部の10年間の教育を振り返るロハス亜紀/岡田智明/荒谷達彦28

建物案内
志高館(同志社大学)33
翼翔館(同志社中学校・高等学校)34

同志社の逸品
新島襄が採取した葉化石同志社社史資料センター35

同志社ナウ
アーチェリー部女子、全日本学生王座決定戦優勝大学アーチェリー部37
甘南備山登山マップ刷新に協力女子大学 学芸学部・文学研究科事務室(メディア創造学科)38
リモート合唱への挑戦村上 準39
新型コロナ感染症禍でのクラブ活動
―同志社香里高校ラグビー部の活躍―
清鶴敏也/藤原涼40
コロナ禍における保健室運営田中 舞41

同志社クローズ・アップ
コロナ禍における祈祷会法人部法人事務室42
第145回同志社EVE「Sparkle〜あなたと見つける新しいEVE〜」オンラインにて開催大学今出川校地学生支援課44
2020オンライン同志社クローバー祭大学京田辺校地学生支援課46
動物介在教育の実践 〜スクールドッグ「スー」の役割〜青木 潤一48
2020年度コロナ禍での体育祭・文化祭石井 莉乃50
女子中高とICT 休校中の学びに対して
〜学びを止めないために〜
川嶋 有一52
コロナ禍の中の学校行事本田 学54
Loveʼs Labours Gained 〜“For stony limits cannot hold love out And what love can do that dares love attempt”〜Timothy L. MEDLOCK56

新刊紹介
新版 交通犯罪対策の研究川本哲郎著58
カルチャー・ミックスⅢ―「文化交換」の美学的展開編清瀬みさを編著58
教員の報酬制度と労使関係
―労働力取引の日米比較
岩月真也著59
変容する「二世」の越境性
―1940年代日米布伯の日系人と教育
吉田亮編著59
キリスト教史の学び(上下)越川弘英著60
新装増補版 今、礼拝を考える―ドラマ・リタジー・共同体越川弘英著60
教養の会計学―ゲーム理論と実験でデザインする田口聡志著61
ブレグジット×トランプの時代―金融危機と民主主義の溶解小野塚佳光著61
歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略兼原信克著62
独居高齢者のセルフ・ネグレクト研究―当事者の語り鄭熙聖著62
イスラームからヨーロッパをみる
―社会の深層で何が起きているのか
内藤正典著63
「超」働き方改革―四次元の「分ける」戦略太田肇著63
不思議の国のロンドン臼井雅美著64
「共に生きる」ための経済学浜矩子著64
入門 埋蔵文化財と考古学水ノ江和同著65
暮らしの古典歳時記吉海直人著65

お知らせ
新型コロナウイルス感染症に伴う在学生支援募金についてのお願い66
ハリス理化学館同志社ギャラリー展示ご案内67
新島旧邸公開のお知らせ68
同志社女子大学史料センター第24回企画展 同志社女子教育と体育・スポーツ69

編集後記70

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