ランダム運動を秩序正しい運動に変換する物理化学的ラチェットは,生物物理学や工学で注目されています。これまで,構造的非対称性を備えたラチェットが研究されてきました。
畑谷実玖さんは、均一な粒子層に円板を載せて加振するだけの全く非対称性を備えていない系から,自発的に対称性が破れて円板が回転する系を見出し,これを理論的に説明することにも成功しました。
畑谷 実玖
理工学研究科 応用化学専攻
博士課程(後期課程)3年次生
理工学部 化学システム創成工学科卒業
"Chaos, An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science"誌 Featured Articles
Emergence of a ratchet motor by spontaneous symmetry breaking
小國純平 理工学研究科応用化学専攻2023年度博士前期課程修了
山本大吾 理工学部教授
塩井章久 理工学部教授
関連情報 |
Chaos, An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science |
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Emergence of a ratchet motor by spontaneous symmetry breaking 受賞論文 |
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理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
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2006年度に初めて開催した「寒梅館夏まつり」を5年ぶりに復活させ、8月23日(土)、寒梅館の地階と1階を会場に開催しました。今出川校地がある上京区との地域交流をより深める一環として、また、課外活動団体を中心とした学生と、小学生を中心とした地域の方との交流を通じて相互成長の機会となることを期待して実施し、当日は子ども621名含む1,124名の方にご来場いただきました。
当日は、鉄道模型運転体験や、ジャグリング体験、茶道体験など、団体の活動を体験できるブース、スクラッチアート体験やペーパーロケットづくりなどのワークショップ、フラダンスやタップダンス、ヒーローショーなどのステージショー、その他にも多様な企画を各団体が展開しました。参加団体は文化系公認団体を中心に、学生支援センター登録団体、キリスト教文化センター学生スタッフ、職員有志の他、上京区役所と地域団体も加わり、20団体・約200名がスタッフとして集まり、小学生を対象に課外活動で日頃培っているスキルを活かした企画を実施しました。どの企画も長蛇の列ができるほどの大盛況となり、待ち時間も多くあったかと思いますが、ワークショップ中は子どもと学生が会話を楽しむ様子がありました。
各企画に参加した最後には、子どもたちに魚の付箋に感想を書いてもらい「感想ボード」に魚付箋を貼りつけてもらいました。「いろんな遊ぶものがあって楽しかった」「おねえさん、お兄さんが明るくて楽しかった」「また来ます!」といった声がたくさん寄せられ、ワークショップ等で作ったものを嬉しそうに持って帰る姿も多く見られました。運営側で参加した学生からも「小学生との交流ができ、貴重な経験となった」「団体の活動を知ってもらう機会となって良かった」という声があり、充実した機会になったと感じています。
寒梅館夏まつりとしては5年ぶりの開催となりましたが、多くの方にお越しいただき大学生との交流を楽しんでいただく機会となりました。こうした一つのイベントをきっかけに、地域の子どもたちと本学学生の交流が深まっていくと幸いです。今後も、様々な形で今出川校地の地域連携の取り組みを進めていきたいと思います。
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今出川校地学生支援課学生支援係 TEL:075-251-3270
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申込締切再延長
2025年9月2日 申込締切延長 追記
2025年7月3日初出
秋から発足する女声合唱の公募を行います。
同志社交響楽団と同志社グリークラブのメンバーと一緒に京都コンサートホール大ホールの舞台に立ってみませんか?
第58回全同志社メサイア演奏会
公演日:12月25日(木)開場17:00 /開演18:00
場 所:京都コンサートホール 大ホール
指 揮:園田 隆一郎
出 演:同志社交響楽団・同志社グリークラブ・メサイアシンガーズ
主 催:全同志社メサイア演奏会実行委員会
練習日などを下記からご確認いただき、ご応募くださいませ。
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*参加希望者が多い場合は、同志社大学学生を優先した上で選考を行います。
*合唱経験の有無は問いませんが、メサイアの習得にはかなりの集中力と時間を要します。本ワークショップの練習に集中して臨むことができる方を募集します。
*寒梅館に一般用の駐輪場、駐車場はございません。卒業生や他大学生は公共交通機関でお越しください。
練習日 | 9月17日~12月24日の毎週水曜日(他日程練習有:指揮者練習等が数回あります) ★練習日程の詳細はこちら |
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時間帯 | 18時半~21時ごろ |
練習会場 | 寒梅館ハーディーホール他(寒梅館地下1階) *一般用の駐輪場、駐車場はございません。卒業生や他大学生は公共交通機関でお越しください。 |
申込期間 | 6月27日(金)~9月30日(火)締切延長! |
募集人数 | 女声・大学生、院生、2017 年度~2021年度入学の本学卒業生及び同志社女子大学卒業生、同志社教職員 40名 |
参加費 | 大学生・院生 2,000 円 2017 年度~2021年度入学の本学卒業生及び同志社女子大学卒業生、同志社教職員 10,000 円 |
参加申込フォーム | |
備考 | *参加費は初回練習の際にお支払いいただきます。 *参加費のほか、楽譜代の徴収があります。 *プログラム参加途中でご辞退される場合、参加費等の返金は行っておりませんので、ご了承下さい。 |
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ドイツのテュービンゲンで異文化理解EUキャンパスプログラムに参加していた学生が8月7日に帰国しました。今回は2025年3月3日からの約5か月で、法学部(5)・グローバル地域文化学部(3)・文学部(2)・経済学部(2)・社会学部(1)・文化情報学部(1)・生命医科学部(1)より計15名の学生が参加しました。歓迎セレモニーでは、テュービンゲン大学のカルラ・ポルマン学長から直々に素晴らしいお言葉をいただきました。
最初の1ヶ月間は本学学生だけで集中的にドイツ語力の向上に取り組みました。その後に参加したテュービンゲン大学の語学コースでは、他国の留学生と自分たちとの違いに衝撃を受けると同時に、沢山の気付きと学びが得られたようです。
フィールドトリップではドイツ語で事前授業を受け、ウルム大聖堂、ストラスブールの欧州議会、シュツットガルトの歴史の家、ボーデン湖のマグデブルク城などを訪れ、ドイツとEUの歴史・宗教・政治・社会・文化について幅広く学びました。また、地元小学校訪問やパン工房見学などもドイツを別の視点から知る助けとなりました。
最後は同志社教員による集中講義が2科目あり、ドイツ語だけでは難しい専門的な内容に、現地のフィールドワークを組み合わせて日本語で取り組むことによって、各テーマに対する理解と考察を深めました。
当初はどこか不安げだった学生たちも、時間の経過と共に明るい表情を見せてくれました。日々たくさんの成功と失敗を経験し、悩みながらも助け合い、充実した時間を過ごせたようです。ドイツ語教員からは、語学力の伸びに加えて、積極性、明るさ、協調性や団結力なども高く評価されました。
余暇には大学スポーツに参加したり、歴史・文学・音楽等、興味のままにドイツ各地や周辺各国を訪れたり、山を歩いたり草原を走ったり湖で泳いだりもしたようです。また、学生が集まるイベントでは同世代から生きた会話を学んだり、ドイツ語試験に挑戦してみたり、実に様々に時間を過ごしていました。
日本学科のタンデム・パートナーの存在は、ドイツでの学びに深みを加えてくれました。パートナーは日本留学を控えた学生を中心に選ばれており、今度は逆の立場で交流を続けることが期待されます。
本学の学生を温かく受入れ、見守り、さまざまな面からプログラムの企画・運営を支えてくださったテュービンゲン大学の皆様、特にDeutsch als Fremdspracheと日本学の皆様には心から感謝申し上げます。
当プログラムが、参加学生の将来の選択肢を広げ、人生の歩みに良い影響を与えることを、スタッフ一同、心より願っております。
※参加学生がプログラム期間中に作成した記事「学生の声」をEUキャンパスホームページに日本語およびドイツ語で掲載しております。ぜひ、下記リンクよりご参照くださいませ。
Contact |
国際センター 国際課 TEL:075-251-3260
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2025年9月2~3日に開催された第19回触媒道場において,理工学研究科 応用化学専攻 久郷 凌矢さんがポスター賞を受賞しました.
メタンは豊富に存在する安価な天然資源ですが,化学的に不活性であるため,化学工業での利用はほとんどありません.本研究ではメタンの化学工業での利用を目的に,メタンをより付加価値の高い化合物に変換する触媒の開発を行いました.その結果,ゼオライトに銅を担持した触媒は,メタンと空気からメタノール,ホルムアルデヒド,一酸化炭素および水素を高収率で生成することを見出しました.
シリコアルミノリン酸塩ゼオライト担持銅触媒のメタン部分酸化特性
久郷 凌矢
理工学研究科(博士課程(前期課程))応用化学専攻2年次生(理工学部 化学システム創成工学科卒業)
竹中 壮 (理工学部 教授)
関連情報 | 第19回触媒道場 |
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病棟からリモートでおもてなし
出展報告
―ホスピタルジュニアの
「リモートおもてなし」を文化情報学部生がサポート―
2025年8月22日(金)、大阪・関西万博ヘルスケアパビリオン前のリボーンステージで開催された公式プログラム「Hello! おもてなしジュニア」において、文化情報学部 身体メディア研究室(阪田真己子教授)のゼミ生が「ハロー!おもてなし アバタープロジェクト」を出展しました。
本プロジェクトは、神戸大学医学部附属病院小児病棟(以下:小児医療センター)に長期入院している子どもたち(ホスピタルジュニア)が、アバターを通じて万博にリモート参加し、来場者を“ホスト”としておもてなしする取り組みです。
来場者と記念撮影
当日は、ホスピタルジュニアが自らデザインしたアバターで登場し、来場者に声をかけたり、記念撮影を行ったりして交流しました。また、大学院生の笠原千聖さん(博士後期課程1年)が司会を務め、大阪府警の警察官と大型モニタに映し出されたホスピタルジュニアアバターによる「安心・安全教室」を実施しました。
プログラムの締めくくりには、会場全体でのよさこい総踊りにあわせ、ホスピタルジュニアのアバターと参加者が一緒に踊り、会場も病棟も大いに盛り上がりました。
学生は、万博会場と小児医療センターの双方に分かれて「リモートおもてなし」の運営を行い、ホスピタルジュニアの挑戦を支えました。
今後も、身体メディア研究室では、テクノロジーを通じて新しい身体性の可能性を探求し、その成果を社会還元して参ります。
ハロー!おもてなし アバタープロジェクト
(公式プログラム「「Hello! おもてなしジュニア」)
同志社大学文化情報学部身体メディア研究室
(技術協力:文化情報学部ソーシャルロボティクス研究室、
関西学院大学工学部山本研究室)
【関連記事】
WEBニュースで取り上げていただきました。
神戸の病室からアバターで万博へ ホスピタルジュニアが海外ゲストをおもてなし(週刊大阪日日新聞) – Yahoo!ニュース
【実施概要】
日程:2025 年8月22日(金) 13:00〜16:00(12:50〜オープニングイベント開始)
会場:大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」 リボーンステージ
主催: Hello!おもてなしジュニア実行委員会(会長:公益財団法人 大阪観光局 溝畑宏理事長)
実施協力:神戸大学医学部附属病院小児医療センター/同志社大学/追手門学院大学/
国際電気通信基礎技術研究所/ヴイストン株式会社/関西学院大学
運営事務局: 公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会
お問い合わせ |
文化情報学部・文化情報学研究科事務室 TEL:0774-65-7610
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2025年7月8日から8月5日にかけての約4週間、国際教養教育院主催「同志社大学サマーセッション2025」を実施しました。今年はサウジアラビア・フランス・アメリカ・イギリス・韓国・中国・香港・台湾から18名の参加がありました。
日本文化体験授業「きもの」
日本語の授業はレベル別に2クラスに分けられ、文法・読解・口頭表現の分野で授業を行いました。「京都の伝統文化と生活」の授業では10名のゲストスピーカーを招き、祇園祭や西陣織をはじめとする京都の伝統文化に触れる学外授業に加え、茶道、合気道、能、坐禅、きもの、和食づくりなど日本の文化を実際に体験する授業も実施しました。
期間中、40名を超える学生(本学と同志社女子大学)がボランティアのスタディパートナーとして授業に参加し、会話練習などに加わりました。プログラム2週目に交流会を実施し、受講生が日本滞在中にスタディパートナーと一緒にやりたいことをグループごとに出し合い計画を立て、授業時間外に実行し、それが授業外での活発な交流に結びつきました(カラオケに行く、お寿司を食べる、浴衣を着てお出かけする、など)。
最終日には、受講生の関心に応じて設定したテーマで日本語での発表会を行いました。発表後は質疑応答の代わりに、各受講生の発表に関連したテーマについて、スタディパートナーと意見交換を行い、1カ月の学びをより深める機会となりました。
プログラム終了後に受講生から寄せられたアンケートでは、回答者全員が「友人や後輩にこのプログラムを勧めたい」、92%が「自分の参加目標は達成できた」と回答し、満足度の高さが見て取れます。また、85%が「同志社大学に留学したい」と回答しており、本学のプレゼンス向上にもつながっていることがわかります。
内容別にみると、日本語授業について「すべての先生方が親切で熱心で、分かりやすく楽しく学べた」「説明が分かりやすく、毎回新しいことを学べた」「参加前よりはるかに日本語に自信がついた」などの感想がありました。「京都の伝統文化と生活」授業では、「京都の歴史と美しさ、伝統文化に深く浸ることができ、どの授業も印象的だった」「独学では学ぶことが難しいため、特別な時間であった」などの感想がありました。中でも、本プログラムの目玉である「祇園祭」関連の授業について、「祭りの本番前に大船鉾会所を見学し、祭りの裏方の仕事から祭りの作り手の心意気を知ることができた」「コミュニティが一致団結して祭りを作り上げることが日本伝統文化の特徴だと実感した」のように、祭りの作り手側の視点を学んでの感想が述べられていました。
プログラム全体について、「先生方の温かい雰囲気のおかげで安心して活動できた」「一生に一度の素晴らしい経験だった」「多くのことを学び、さらに勉強したいという意欲が湧いてきた」といった感想が寄せられました。
また、「スタディパートナーとの交流が日本語を学ぶ動機となった」と述べる受講生もおり、学びと交流が相互に好循環をもたらす仕組みがうまく作用したと考えられます。スタディパートナーからも、本プログラムでのボランティア活動を通じた交流が新たな気づきや今後の学習への動機づけとなったという声が寄せられており、双方にとって成長の機会となったことが窺えます。
寄せられたフィードバックを参考に内容の改善を図り、ニーズにより的確に応えられるプログラムの提供を目指していきたいと考えています。
お問い合わせ |
国際教養教育院事務室 TEL:075-251-3240
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学校法人同志社 同志社一貫教育探究センターは、小中学生を対象とした「同志社ジュニア・クリエイティブ科学アカデミー~創造の丘から世界へ~」を開講します。
本プログラムでは同志社大学と多くの企業が協働し、失敗を恐れずに科学を楽しむ「尖った研究者のタマゴ」を育てる取り組みを進めます。
プログラム概要や申込方法については、以下よりご確認ください。
学校法人同志社 同志社一貫教育探求センター(法人事務室内)
TEL:075-251-3012
E-mail:academy@mail.doshisha.ac.jp
春季リーグ戦では新戦力が加わったものの、結果は悔しくも4位に終わりました。この結果を真摯に受け止め、私たちは春に感じた力不足を克服するために日々の練習に全力で取り組んでいます。どうすれば“勝てる組織”になれるかを模索しながら、厳しい練習の中でも士気を高く保ち、学年の垣根を越えて互いに切磋琢磨することでチーム力向上を目指しています。また、8月には関東遠征を実施し、強豪チームとの実戦を通じて、さらなるレベルアップを図りました。今季こそ、14年ぶりとなるリーグ優勝を達成し、その先の全国大会でも勝ち抜けるチームとなります。日頃から私たちを支えてくださっている多くの皆様への感謝の気持ちを胸に、チームスローガン「昇撃~Revive Reinforce Rise~」のもと、チーム一丸となって戦ってまいります。今後とも、温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
試合 | 開催日 | 開始時間 |
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1回戦 | 10月18日(土) | 13:30 |
2回戦 | 10月20日(月) | 13:30 |
対象者 | チケット枚数 | 申込方法 | 申込締切 |
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教職員・ご校友 | 50枚(1名2枚まで) | 申込はこちら | 10月8日(水)23:59 |
在学生 | ー | 不要※ | ー |
いつも温かいご声援を頂きまして誠にありがとうございます。今年度のチームは、主将大島泰真を中心とし、関西一という目標に向けチーム一丸となって日々練習に励んでおります。昨シーズンの反省を生かし、何事にも厳しい視線をもって取り組んでおり、チームのあらゆる面で着実に進化してきていると実感しております。Aリーグでは、応援してくださる皆様に1つ1つの試合の勝利を通して、関西一という形でお返しができるよう、精一杯取り組んで参ります。ご声援の程、宜しくお願いいたします。
開催日 | 開始時間 | 対戦校 | 場所 |
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9月28日(日) | 11:45 | 関西学院大学 | 紀三井寺公園球技場 |
10月5日(日)
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14:00 | 天理大学 | 天理親里競技場 |
10月26日(日) |
14:00 |
京都産業大学 | 鶴見緑地球技場 |
11月9日(日) | 11:45 | 摂南大学 |
鶴見緑地球技場 |
11月23日(日) |
11:45 |
関西大学 | たけびしスタジアム京都 |
11月30日(日) | 14:00 | 立命館大学 |
花園ラグビー場第2グラウンド |
対象者 | チケット枚数 | 申込方法 | 申込締切 |
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在学生・教職員・ご校友 | 100枚(1名2枚まで) | 申込はこちら | 9月12日(金)23:59 |
いつも温かいご声援を有難うございます。
同志社大学体育会アメリカンフットボール部WILD ROVERは、今年度「日本一」を目標に掲げ、スローガン「PROVE」のもと、「言葉ではなく行動で証明する」ことを胸に日々練習へ取り組んでおります。秋季リーグ戦では皆様からの多くのご声援が私たちの力となり、勝利へと直結いたします。ぜひ会場に足をお運びいただき、アメリカンフットボールの迫力あるプレーをお楽しみいただければ幸いです。
今後とも、変わらぬご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。
開催日 | 開始時間 | 対戦校 | 場所 |
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9月20日(土) | 15:00 | 関西大学 | MK TAXI FIELD EXPO |
9月27日(土) |
12:00 | 神戸大学 | MK TAXI FIELD EXPO |
10月12日(日) |
12:00 |
京都大学 | MK TAXI FIELD EXPO |
10月25日(土) | 15:00 | 近畿大学 |
MK TAXI FIELD EXPO |
11月8日(土) |
12:00 |
甲南大学 | 万博記念競技場 |
対象者 | チケット枚数 | 申込方法 | 申込締切 |
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在学生・教職員・ご校友 | 100枚(1名5枚まで) | 申込はこちら | 10月12日(日)23:59 |
お問い合わせ |
スポーツ支援課 TEL:0774-65-7417
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キャリアセンター(京田辺)移転・リニューアルのお知らせ
京田辺キャンパスリニューアル工事に伴い、キャリアセンター(京田辺)は嗣業館1階から日糧館2階に移転します。
移転準備作業等に伴い、下記の通り閉室します。
ご不便をおかけしますが、ご理解のほど宜しくお願いいたします。
●9/17(水)まで 嗣業館1階で開室(通常通り17:00まで開室)
●9/18(木)・19(金) 移転作業のため閉室
●9/22(月)から 日糧館2階で開室
・閉室期間中の休止サービス
資料閲覧、OBOG訪問の情報閲覧、オンラインブース利用、 窓口・電話による問合せ
・個別相談は、WEBもしくは今出川(対面)のみ受け付けます。
・個別相談の当日予約は、キャリアセンター(今出川)へ電話してください。
電話番号:075-251-3310
・キャリアセンター(今出川)は通常通り開室しています。
お問い合わせ |
キャリアセンター(京田辺校地) TEL:0774-65-7016
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生命医科学研究科 ティッシュエンジニアリング研究室の大西貴子さん(2021年3月修了)らの研究成果が、「Investigative Ophthalmology & Visual Science」に掲載されました。
このたび、本学の研究グループは、角膜移植の原因の約40%を占める眼疾患であるフックス角膜内皮ジストロフィ(FECD)において、細胞死を防ぐ新たな治療標的を初めて発見しました。本研究は、Erlangen大学(ドイツ)との共同研究による成果です。
FECDは、角膜内皮細胞が徐々に減少し、角膜が白く濁ることで視力が低下する病気です。現在、重症例に対する治療法は角膜移植しかありませんが、ドナー不足が世界的な問題となっています。
研究グループは、FECD患者由来の細胞と複数の実験モデルを用いて、細胞内ストレスによる細胞死のメカニズムを解析しました。その結果、「p38 MAPK」というタンパク質が、細胞のストレス応答から細胞死に至る過程で重要な「分子スイッチ」として働いていることを発見しました。さらに、p38 MAPKの働きを阻害する薬剤により、角膜内皮細胞の細胞死を防ぐことに成功しました。今回の研究成果は、FECDの病態メカニズムの解明に貢献するだけでなく、角膜移植に代わる新たな薬物治療の開発につながる重要な発見であると考えています。
【大西貴子さんのコメント】
FECDは角膜移植を必要とする主要な原因疾患でありながら、その病態メカニズムには不明な点が多く残されていました。特に、細胞内のストレスがどのようにして細胞死へと至るのか、その分子経路の解明は長年の課題でした。本研究では、p38 MAPKというタンパク質が、ストレス応答から細胞死への重要な「分子スイッチ」として機能していることを明らかにしました。
最も印象的だったのは、複数の異なる実験モデルすべてにおいて、p38 MAPKの阻害が一貫して細胞保護効果を示したことです。基礎研究では、一つの発見が本当に意味を持つのか、常に慎重な検証が必要ですが、今回の結果は非常に再現性が高く、将来の治療応用への確かな手応えを感じることができました。
本研究の成果は、新しい治療薬の開発に繋がり、患者さんへの恩恵をもたらす可能性があります。基礎研究が臨床応用へとつながる道筋を示せたことは、大きな喜びです。
本研究の詳細な内容は、以下をご覧ください。
The PERK-p38 MAPK Axis Drives Endoplasmic Reticulum Stress-Induced Apoptosis in Fuchs Endothelial Corneal Dystrophy
Takako Onishi, Taichi Yuasa, Naoyuki Ueda, Keita Miyadai, Theofilos Tourtas, Ursula Schlötzer-Schrehardt, Friedrich Kruse, Noriko Koizumi, and Naoki Okumura
お問い合わせ |
生命医科学部・生命医科学研究科事務室 TEL:0774-65-6020
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「大学見本市~イノベーション・ジャパン~」は、国内最大規模の産学マッチングイベントとして、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が毎年開催しているイベントです。主に大学や研究機関の研究成果のPR、企業との情報交換、技術移転の促進を目的としています。
本学からは2名の研究者がブースとピッチプレゼンにて研究内容を出展しました。
小山大介教授(理工学部)は、「超音波が極薄型光学レンズの可変焦点を操る」というタイトルでミラーやプリズムなどの光学素子を用いることなく、超音波によって光を屈折・集光・走査させる技術と、それを利用した光デバイス(可変焦点レンズ)を紹介しました。
山本浩司教授(生命医科学部)は、「細胞・組織機能を高める最適培養環境の生成技術」というタイトルで再生医療等に用いる細胞の培養中の状態に応じて目的とする遺伝子発現や物理的機能を最大化する培養条件を自動で調整する技術を紹介しました。
当日は企業の研究者や関係者が多数訪れ、興味深く説明を聞いたり、熱心に質問をされたりする姿が見受けられました。イベントを通じて本学の研究内容や技術を広くPRすることができました。これを機に新たな産学連携が生まれることが期待されました。
当日お越しになれなかった方でも、研究内容にご興味のある方はぜひリエゾンオフィスまでお問合せください。
開催日時 | 2025年8月21日(木)~8月22日(金)10:00~17:00 |
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開催場所 | 東京ビッグサイト 西4ホール |
お問い合わせ |
リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
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2025年8月25日、京都リサーチパーク(KRP)が主催する「ふれデミックカフェ」において、研究開発推進機構(スポーツ健康科学部)の川間羅聖助教が「未だ知らぬ、トレーニング科学の世界~実験室から社会実装へ~」をテーマに講演を行いました。
川間助教は、ストレッチや筋トレに関する一般的な言説の多くが科学的根拠に乏しいことを紹介しながら、先行研究を用いてわかりやすく説明しました。運動における怪我のリスクを避けたり、効率的にトレーニングを行ったりするためには、科学的根拠に基づいた方法が大切であることを伝えました。さらに、ストレッチ、マッサージ、筋膜リリースによる「筋の柔軟性向上」への効果についても、科学的根拠が十分ではないことを指摘しました。
「筋の柔軟性向上」のための新たな手法として、川間助教が考案した「筋トレッチング」(筋トレとストレッチを組み合わせた動き)を紹介。脚を使った実験では、柔軟性だけでなく筋肉量の増加も確認されたことを報告し、筋トレでもやり方次第で筋の柔軟性を高められることを、科学的データを用いて説明しました。
静的ストレッチとの比較研究など、「筋トレッチング」に関する科学的な根拠を積み重ねながら、社会実装を目指して取り組んでいます。また、運動習慣化の難しさにも触れ、日常動作でトレーニング効果を得る方法や、AR/VRを活用したアイデアも紹介され、連携先を募りました。
会場周辺は歴史的な大雨に見舞われ、急遽オンライン参加へ切り替える方も出る中でしたが、会場では川間助教の案内で参加者全員が「筋トレッチング」を体験し、質問も活発に飛び交うなど、終始和やかで楽しい雰囲気に包まれました。
当日ご参加いただけなかった方で、研究内容にご興味のある方は、リエゾンオフィスまでお気軽にお問い合わせください。
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リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
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同志社大学リエゾンオフィスニューズレター「LIAISON」は、本学の産官学連携・地域連携活動、起業支援活動などの情報発信のため、機関誌として発行しております。
2025年8月、vol.75を発行いたしました。ぜひご覧ください。
お問い合わせ |
リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
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生命医科学研究科 ティッシュエンジニアリング研究室の赤木歩さん(2025年3月修了)らの研究成果が、「Graefe's Archive for Clinical and Experimental Ophthalmology」に掲載されました。
本研究は、島根大学医学部眼科学講座 谷戸正樹教授との共同研究による成果です。
本研究は、緑内障手術後の角膜内皮細胞への長期的な影響を調査したものです。
緑内障は眼圧が上昇することで視神経が障害される病気で、治療として眼圧を下げる手術(濾過手術)が行われることがあります。この手術は眼圧を効果的に下げることができますが、角膜の内側にある内皮細胞への影響が懸念されています。角膜内皮細胞は角膜の透明性を保つ重要な細胞で、一度失われると再生しません。
研究チームは、濾過手術を受けた136名の患者さんのデータを分析しました。特筆すべきは、電子カルテに記載された文章を自然言語処理技術を用いて、36,561回分の診察記録から必要な情報を抽出・解析したことです。これにより、従来は困難だった大規模かつ長期的なデータ分析が可能になりました。
研究の結果、手術後約1,500日にわたって、角膜内皮細胞は100日あたり約1%の割合で徐々に減少することが明らかになりました。また、手術後の眼圧が低い患者さんほど、内皮細胞の減少が大きいという予想外の発見もありました。
この研究成果は、緑内障手術後の患者さんの長期的な管理において重要な知見が得られたことに加えて、電子カルテの自動解析技術を活用した医療データ研究の新たな可能性を示した点でも意義深い研究となりました。
【赤木歩さんのコメント】
「私たちの研究では、緑内障手術を受けた患者さんの長期的な経過を、電子カルテの自動解析技術を用いて詳しく調査しました。4年以上にわたる追跡調査の結果、手術後の眼圧が低い患者さんほど角膜内皮細胞の減少が大きいという、これまで知られていなかった重要な発見をすることができました。この研究成果は、手術後の患者さんの管理方法を改善し、より良い治療成果につながることを期待しています。また、自然言語処理技術を医療研究に応用するという新しい手法を確立できたことも大きな成果だと考えています。現在は社会人として働いていますが、大学院で学んだデータ解析の手法や研究における論理的思考は、日々の業務においても大変役立っていると感じています。ご指導いただいた先生方、共同研究者の皆様、そして研究にご協力いただいた患者さんに心より感謝申し上げます。」
Long-term corneal endothelial cell loss after filtration surgery: Analysis using natural language processing
Ayumu Akagi1, Kaito Narimoto1, Kanta Ueda1, Noriko Koizumi1, Naoki Okumura1*, and Masaki Tanito2*
1. 同志社大学 2. 島根大学
*共同責任著者
お問い合わせ |
生命医科学部・生命医科学研究科事務室 TEL:0774-65-6020
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