Mendozaさんは、超伝導線材の実用化に向けて最も有望であるBi系超伝導体を短時間かつ簡便に合成する方法を確立しました。また, 添加物の最適化を図ることで, Bi系超伝導体の中でも高い超伝導転移温度を有するBi2223と呼ばれる結晶構造を多く有する物質の創成に成功しました。
2024年1月17日~19日開催
BEST PAPER PRESENTER
Synthesis of Bi-based Oxide High-Tc Superconductors
BiPbSrCaCuO
Marina Mercedes Mendoza
堺健司(理工学部 准教授) 佐藤祐喜(理工学部 教授)
お問い合わせ |
理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
|
---|
7月10日(水)に、文部科学省主催の「未来の博士フェス2024~博士と創る、博士が輝く社会へ~」が一橋大学一橋講堂で開催されました。企業と協力して博士課程学生を応援するために開催され、博士課程学生によるショートプレゼンテーションやポスターセッション、社会課題解決提案グランプリ、博士人材の強みや魅力を発信するためのパネルディスカッションや博士を大事にする企業のピッチコンテストが実施されました。全国より、発表者を含め約500名が現地で、約600名がオンラインで参加しました。
フェスの冒頭では、二つの博士学位をお持ちの盛山正仁文部科学大臣が、自身の博士学位取得までのご経験を語られ、「博士=研究者だけではなく、博士学位は資格みたいなもの。よって、博士学位取得はゴールではなくスタートラインで、そこからそれぞれの分野で活躍してくことを期待している。」とメッセージを送られました。また、政治界の「博士応援団」と自他ともに認める有村治子参議院議員が博士学位取得者のステレオタイプのイメージを払拭し、社会的リスペクトを高めることができるよう応援することに言及し、「博士学位ホルダーよ、世界の真ん中で咲きほこれ!」と熱いメッセージを送られました。
博士課程学生によるショートプレゼンテーションでは、全国から選ばれた6名の博士課程学生が、それぞれの研究内容とその魅力や今後成し遂げたい事や夢について発表しました。「同志社大学大学院博士後期課程次世代研究者挑戦的研究プロジェクト(SPRING)」からは、理工学研究科博士後期課程2年の中上敦貴さんが、ショートプレゼンテーション並びにポスターセッションに参加しました。中上さんは、自身の研究のすばらしさを、専門外の人にも分かりやすく発表されました。また、コメンテーターからの質問では、博士期課程に入られる前に企業にお勤めだった自身のキャリアパスのこと、現在の研究分野に興味を持ったきっかけや、楽しみながら研究活動を行っていることなどのメッセージを発信され、高く評価されました。また、ポスターセッションでは、全国から106名の博士学生が参加し、本学からは、上記、中上さん並びに文化情報学研究科博士後期課程3年の柚木慎太郎さんが参加しました。ポスターセッション会場では、様々な研究発表が行われており、それぞれに活発な議論が繰り広げられていました。
本フェスを通して、参加学生は、他大学や他分野など多くの博士課程学生や企業などと交流し、自らの視野を広げることができたのではないでしょうか。また、博士人材のキャリアパスが、アカデミアだけでなく、企業やスタートアップ、国際機関等の幅広いフィールドで期待されていることを感じることができのではないでしょうか。今年度、現地参加できなかった方々も、来年度は、是非、現地で博士学生のパワーを感じてください。
========================
未来の博士フェスに参加して
========================
理工学研究科 応用化学専攻 D2
中上 敦貴(プレゼンテーション、ポスターセッション参加)
今回未来の博士フェス2024に参加し、ショートプレゼンテーションとポスターでの発表を行わせて頂きました。発表を通じ、反響を含めて様々な交流が出来たのはもちろんのこと、博士課程に在籍しつつ起業されている方や、博士号を取得された方の様々なキャリアについてお話をお聞きし、視野がより拡がったと感じます。また肌で感じた博士学生を応援しようとする大きな動きと、それに伴う博士学生・取得者への期待は、自身の研究への向き合い方と今後何をなすべきかを改めて考える機会となり、今回の参加は総じて非常に有意義なものでした。主催側の思いも熱く、来年以降の開催においては博士学生や進学を考えている学生の方の参加を強くお勧めします。
文化情報学研究科 文化情報学専攻 D3
柚木 慎太郎(ポスターセッション参加)
未来の博士フェスでのポスター発表では,他大学からの学生さんだけでなく博士人材を求めている企業の方々からも質問をいただきました。また,多様な分野の研究者たちと直接対話し,自身の研究を説明する機会を得られたことは大きな収穫でした。開会式では,文部科学大臣および参議院議員の方の「博士号を持つ人材が先導する社会についてのビジョン」を享受することができ,とても刺激を受けました.この経験を今後の研究活動に活かしていきたいと思います。
医生命科学研究科 医生命システム専攻 D2
丹羽 良介(現地聴講参加)
未来の博士フェスに参加してきました。最新の研究成果や技術を目の当たりにし、未来の可能性に胸が高鳴りました。特に研究者たちの熱意と創造力に触れ、自分もこの一員として何か新しいものを生み出したいという意欲が湧きました。また、企業ブースでの交流を通じて博士の社会的重要性が向上していることを感じました。今回の参加を通して改めて博士を選択したこと最善であったと感じました。来年こそは発表側になれるように業績を残したいと思います。
関連情報 | 同志社大学大学院博士後期課程次世代研究者挑戦的研究プロジェクト 支援活動報告 同志社大学大学院博士後期課程次世代研究者挑戦的研究プロジェクト(SPRING)の支援活動報告のページは上記リンク先よりご確認いただけます。 |
---|
お問い合わせ |
---|
2024年7月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催された「SPORTEC2024」に、本学が出展しました。このイベントは、スポーツと健康に関する日本最大の総合展示会で、スポーツ人口の増加とスポーツ競技力の向上、健康社会の実現を目指しています。
本学の展示では、スポーツ健康科学部・福岡義之教授が「マイクロ炭酸アイスバス」を使用した、アスリートのコンディショニングおよび疲労回復についての新しい方法を紹介しました。トレーニングや試合による疲労を効率的に回復させ、パフォーマンス発揮を支えるこの新しいアイシング方法は、多くの注目を集めました。この技術はアスリートを対象とするだけでなく、暑熱環境下での運動や工事、野外作業、さらには高齢者の熱中症予防にも効果が見込まれる、適用範囲の広いものです。
展示のハイライトは、マイクロ炭酸を発生させて充填したアイスバスでした。ブース来場者の方々には実際に手や足でマイクロ炭酸アイスバスを体験し、アイシングの独特の感覚や血流の促進効果を実感していただきました。「会場を歩き疲れたが、すっきりして軽い感じがする」、「是非、私たちのスポーツクラブで使ってみたい」などのコメントが多く寄せられ、アイスバスの実用化に向けて大きな期待を持つことができる展示会となりました。
当日お越しになれなかった方で、本研究・技術にご興味のある方は、是非、リエゾンオフィスまでお問い合わせください。
本学は、今後もスポーツと健康に関する研究を通じて、社会に貢献してまいります。
お問い合わせ |
---|
開催日時 | 2024年7月16日(火)~7月19日(木)10:00~17:00 |
---|---|
開催場所 | 東京ビッグサイト 東ホール |
和田さんは、超音波による骨質評価を目的とし、光散乱手法により骨中の超音波伝搬速度を計測し、卵巣摘出によりマウスの骨中の音速が低下すること(弾性が低下すること)を見出しました。
若手研究者賞
光散乱を用いた卵巣摘出マウス骨の超音波音速評価
和田大河 理工学研究科 博士課程(前期課程)電気電子工学専攻1年次生(理工学部 電気工学科卒業)
羽田雄飛(理工学研究科)・土屋吉史(産業技術総合研究所)・松川真美(理工学部 教授)
お問い合わせ |
理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
|
---|
脱字修正実施。
2024年07月04日初出
ファーマラボEXPOは、医療・医薬品の研究開発に必要な製品・サービスが一堂に出展する展示会で、最新の技術トレンドに触れ、医療・医薬品研究の最前線を知るための重要な場となっています。2024年は6月26日から28日まで、東京ビッグサイトで開催され、3万名以上の来場者がありました。
本学からは、2名の研究者がアカデミックフォーラムに出展し、最新の研究について発表しました。
森田有亮教授(生命医科学部)は、細胞活性維持や生体環境模倣のためのゼラチンを用いた機能性ファイバースキャホールド、及び細胞を含むアルギン酸によるセルファブリックや組織成形技術を紹介しました。
西村慎之介助教(理工学部)は、疎水的で基材密着性を持つ抗血栓性のコーティング材料、及び生分解性のポリエステルを室温で合成し、重合後に任意の側鎖修飾を可能とする技術について発表しました。
多くの方々が本学ブースにお越しいただき、研究者と来場者の間で活発な議論が交わされ、今後の連携への展開が期待されました。当日お越しになれなかった方で、研究の内容にご興味のある方は、是非、リエゾンオフィスまでお問い合わせください。
お問い合わせ |
---|
開催日時 | 2024年6月26日(水)~6月28日(金)10:00~17:00 |
---|---|
開催場所 | 東京ビッグサイト 東ホール |
本論文は、京都府立医科大学・ゲノム医科学部門およびドイツのエルランゲン大学との共同研究による成果です。
フックス角膜内皮ジストロフィは、世界の角膜移植の原因の約4割を占める眼の病気です。患者の約8割が、TCF4遺伝子のイントロン領域に異常な繰り返しの伸長を持つことから、TCF4の異常が病気の原因であると考えられていますが、不明な点も多いです。本研究では、患者の角膜内皮から取得した遺伝子データを解析することで、異常な繰り返しの伸長が、TCF4のうち、ある決まった種類のものだけを増やしていることを発見しました。フックス角膜内皮ジストロフィの病態解明や、新しい治療法の開発に役立つ研究成果を得ることができました。
【本田徹郎さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 2023年度修了)のコメント】
修士課程での研究成果を論文掲載という形で報告できたことを嬉しく思います。ティッシュエンジニアリング研究室では、小泉教授および奥村教授のご指導のもと、多数の学会発表や海外大学との共同研究など、貴重な経験を積むことができました。現職では、日本IBM株式会社のシステムエンジニアとして、研究で培ったプログラミングや課題解決の経験を活かしながら、システム開発を行っています。今後も学び続け、新たな技術や知識を習得し、さらなる成長を目指していきます。
【中川達也さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 2022年度修了)のコメント】
私の大学院での二年間は、小泉教授・奥村教授の充実したサポートのもと、本田さんをはじめとした優秀な仲間に恵まれ、多くの経験を積むことができました。現在、私はエネルギー業界のクライアントに対して、自社製品の導入をサポートする技術営業に従事しています。国内外の関係者と協力して、効率良く研究を進めた経験が、現職での業務に大いに役立っています。改めて、本研究にご協力いただいた共同研究者の皆様に心より感謝いたします。
Dysregulation of the TCF4 Isoform in Corneal Endothelial Cells of Patients With Fuchs Endothelial Corneal Dystrophy
Tetsuro Honda*, Tatsuya Nakagawa*, Taichi Yuasa, Yuichi Tokuda, Masakazu Nakano, Kei Tashiro, Theofilos Tourtas, Ursula Schlötzer-Schrehardt, Friedrich Kruse, Koji Yamamoto, Noriko Koizumi, Naoki Okumura#, Invest Ophthalmol Vis Sci. 2024;65(6):27. doi:10.1167/iovs.65.6.27. PMID: 38884552; PMCID: PMC11185267.
* 共同第一著者
# 責任著者
お問い合わせ |
生命医科学部・生命医科学研究科事務室 TEL:0774-65-6020
|
---|
運動イメージ中には大脳皮質の一次運動野から脊髄α運動ニューロンへ投射する皮質脊髄路の興奮性が高まることが、経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いた研究から明らかになっています。さらに、力発揮課題を練習した直後には、その課題の運動イメージ中の皮質脊髄路興奮性が練習前よりも増加するとされています。しかし、力発揮イメージ中の皮質脊髄路興奮性増加が、練習した力の立ち上がり率(RFD)に依存するのかは明らかになっていません。そこで本研究では、運動イメージ中の皮質脊髄路興奮性が、反復練習したRFDでの力発揮イメージを行った場合にのみ促通されるのか検討しました。
28名の実験参加者は、右示指外転による一定のRFDでの等尺性力発揮の練習を行いました。半数の参加者は0.85秒で目標力発揮レベルに到達する高RFDでの力発揮のみを、もう半数は3.5秒で目標力発揮レベルに到達する低RFDのみ練習しました。練習前、練習直後、練習20分後には、両RFD条件での力発揮イメージを全参加者に行わせました。力発揮イメージ中にTMSを左一次運動野に与え、皮質脊髄路興奮性の指標である運動誘発電位(MEP)を右手の第一背側骨間筋から計測しました。
その結果、高RFDでの力発揮を練習した群において、高RFDでの力発揮イメージ中でのみ、 練習直後でのMEP振幅が練習前や練習20分後よりも有意に増加しました。一方、低RFDでの力発揮を練習した群ではMEP振幅に有意な変化は観察されませんでした。
本研究は、短時間での素早い力発揮のため、運動をイメージしにくい高RFDでの力発揮イメージ中の皮質脊髄路興奮性において、同じ高RFD条件での練習を行うことで短期的に増加することを示唆します。これらの知見は、運動イメージの神経メカニズムへの理解を深めることに繋がるものと考えられます。
関連情報 |
国際学術誌「Neuropsychologia」 |
---|---|
上林研究室ホームページ |
お問い合わせ |
スポーツ健康科学部事務室・スポーツ健康科学研究科事務室 TEL:0774-65-6030
|
---|
おしゃべりロボットSota君との雑談体験会を開催しました!
京田辺校地カウンセリングセンターでは、6月27日、カウンセリングセンターラウンジ(TC1-218教室隣)にて、「おしゃべりロボットSota君とワイワイしよう体験会~コミュ力アップ大作戦」を開催しました。
Sota君はSocial Talker、すなわち人のように身振り手振りも使いながら自然な「対話」ができるロボットで、文化情報学部の飯尾尊優准教授の研究室(※)にご協力をいただきました。
自身の学生証をカードリーダーにかざすと身長30cmほどの可愛らしいSota君が起動。「〇〇さんこんにちは。」とあいさつをしてくれて「何かお話したいことはありますか?」と語りかけてくれます。Sota君はChat GPTを活用して、自然文で会話をします。体験会に参加した学生は、京田辺のおすすめスポットやテスト勉強の方法など、さまざまな話題でSota君との雑談を楽しんでいました。
いったん会話を終えてしばらく時間を空けてから再度、カードリーダーに学生証をかざすと、「〇〇さん、またお話できてうれしいです」と再会を喜んでくれる機能にもびっくり。
Sota君は今後、カウンセリングセンターラウンジに常駐することを視野に、飯尾先生のもとで調整されます。雑談や会話の練習に、暇つぶしに、ぜひSota君とおしゃべりに来てくださいね。
※この取り組みはJSPS科研費23K25149と「“諸君ヨ、人一人ハ大切ナリ”同志社大学SDGs研究」プロジェクトの助成を受けています。
お問い合わせ |
---|
同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:小松 智)は6月21日に開催された、日本DX大賞実行委員会が主催する「日本DX大賞2024」ポスターセッションで優秀賞を獲得しました。
ポスターセッションでは参加者全14者がDX推進やノーコード技術の活用についての取組みを「1枚のポスター」に纏めて発表しました。本学からは、理工学研究科 情報工学専攻の岩垂大知さんと青木隆史さんが参加し、コマツ株式会社と共に、来場者へアプリの説明と識別プログラムの解説を行いました。
アプリ開発の「要」でもあった、同志社大学とコマツ株式会社の強力なパートナーシップが発揮され、優秀賞獲得に至りました。この成果は、両者の協力による成果であり、今後のさらなる成功に向けた一歩となります。おめでとうございます!
関連するお知らせ |
同志社大学 理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室とコマツ株式会社が「日本DX大賞2024」ポスターセッションに採択されました https://www.doshisha.ac.jp/images/liais/page/dx-awards.html |
---|
お問い合わせ | 【壁紙AI識別アプリ『かべぴた』についてのお問い合わせ】 コマツ株式会社 【研究に関するお問合せ】 同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 知的機構研究室
【産学連携に関するお問合せ】 同志社大学リエゾンオフィス |
---|
理工学部電気工学科平田健太郎教授が、5月24日(金)大阪・大阪工業大学梅田キャンパスで開催された第68回システム制御情報学会研究発表講演会において、2024年度学会賞論文賞を受賞しました。
受賞論文は「有限データレート信号と通信時刻情報を用いた離散時間線形システムの安定化」(システム制御情報学会論文誌,第36巻,第2号,pp.40-47(2023))
共著者は諏訪棟植氏(ファナック株式会社), 岡野訓尚准教授(立命館大学), 中村幸紀講師(岡山大学)です.
一般社団法人 システム制御情報学会
2024年度学会賞論文賞
有限データレート信号と通信時刻情報を用いた離散時間線形システムの安定化, システム制御情報学会論文誌,第36巻,第2号,pp.40-47(2023)
平田 健太郎
諏訪 棟植
岡野 訓尚
中村 幸紀
関連情報 | 一般社団法人 システム制御情報学会 |
---|
お問い合わせ |
理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
|
---|
2024年6月13-14日に行われた海洋音響学会2024年度研究発表会において、青木耀大さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 脳神経行動工学研究室)が優秀論文発表賞を受賞しました。本賞は、海洋音響技術の発展に貢献する若手研究者を奨励するため、優れた論文を発表した発表者に贈呈されるものです。青木さんは、行動実験で得られたコウモリの行動データに対して模倣学習を適用し、飛行経路とパルス放射タイミングを予測するデータ駆動型モデルを作成しました。そしてそのシミュレーションの結果から、モデルの妥当性やコウモリのナビゲーション戦略について検討しました。
「障害物環境下におけるエコーロケーションコウモリの飛行経路とパルス放射タイミングの予測」
青木 耀大(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程) 1年次生)
手嶋 優風(海洋研究開発機構)
源田 祥子(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 2024年3月修了)
小原 大知(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生)
藤井 慶輔(名古屋大学大学院 情報学研究科 准教授)
飛龍 志津子(生命医科学部 医情報学科 教授)
お問い合わせ |
生命医科学部・生命医科学研究科事務室 TEL:0774-65-6020
|
---|
2024年6月7日・8日に開催された第33回金属の関与する生体関連反応シンポジウム(SRM2024)において、理工学研究科応用化学専攻の中原寛樹さんがポスター賞を受賞しました。
中原さんは、酸化還元機能が賦与された有機金属構造体ナノ粒子(Redox-active MOF)に関する研究を進めてきました。今回の研究では、酸素を還元する能力を有するRedox-active MOFに、フェノール類を酸化できる第2の金属イオンを導入することで、天然のラッカーゼ酵素の機能を再現することに成功しました。
ラッカーゼ酵素は4つの銅イオンを持つ金属酵素で、そのうち1つがフェノール類を酸化し、残りの3つが酸素を還元します。これにより、ラッカーゼ酵素は、酸素を酸化剤として使用し、排水中に含まれる染色色素などを酸化分解することができます。そのため、ラッカーゼ酵素は、排水処理や生物化学的センサーなど幅広い用途で期待されています。
今回の発見は、酵素よりも耐久性が高い人工ラッカーゼ酵素を設計する戦略を示すものです。
ラッカーゼ様活性を有する銅置換ゼオライトイミダゾレートフレームワーク
中原 寛樹
理工学研究科博士課程(後期課程)応用化学専攻3年次生
人見 穣
機能分子・生命化学科 教授
お問い合わせ |
理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
|
---|
2024/6/13(木)開催 [京田辺キャンパス ローム記念館1F]
2024/6/14(金)開催 [今出川キャンパス 良心館ラニング・コモンズ2F]
アントレプレナーシップ(起業家精神)の人材育成のため、リエゾンオフィスは「[TIP*S] ワタシ、起業します!vol.2 ~「成功の秘訣」教えちゃいます~ 」を6月13、14日に京田辺キャンパスと今出川キャンパスでそれぞれ開催しました。起業についての基礎や考え方についてグループ討議を交えながら学ぶイベントで、参加者は熱心に取り組んでいました。
独立行政法人中小企業基盤整備機構と共催し、同志社大学生のほか、中高生、一般の、計56名(京田辺:20名/今出川:36名)の方が参加されました。
講師はMAHO-LA CREATIVE株式会社代表取締役で中小機構中小企業アドバイザーの櫻井亮さん。櫻井さんは「ビジネス思考のキホンのキ」と題して、任天堂のゲーム機の販売戦略やスターバックスの事例などを交えながら、「何のために起業するのか」「誰を幸せにしたいのか」「問題はどこにあるか」「どう解決したいか」などを分かりやすく解説していただきました。また参加者は数人の班に分かれて、櫻井さんが投げかけるテーマごとに意見交換をし、会場は時折笑い声が起きるなど終始熱気と和やかな雰囲気に包まれました。
昨年の12月に実施したvol.1に続き、
起業の基本を学ぶイベントを、同志社大学(京田辺キャンパス-ローム記念館/今出川キャンパス-ラーニング・コモンズ)にて開催します!
みなさんも知っている企業の事例も交えて、わかりやすくお話いただき、ワイワイと実践するワークも用意しておりますので、ご友人と誘って是非ご参加を!
「起業って言われると難しそう」「私なんかが行ってもいいの?」とかと、思っているアナタこそ、はじめの一歩にうってつけです。
20年以上の実践を行う組織変革の研究者。日本hp、NTTデータ経営研究所にて50社90以上の案件にてコンサルティングに従事。2013年北欧デザインファーム Designit の日本誘致、初代代表。20社50案件を実施。GOB-IP社を共同創業し起業家育成、事業家として約5年、述べ10以上の複数起業を実践。特定領域にこだわらず福祉、育児、健康、商社、地域活性、空間、芸術、創造性教育等の分野にて事業創造を支援。グローバルにて20カ国39都市116社、国内24都市への積極交流。アライアンスや協業実施。
2013年、慶應大学SFC訪問研究員(ファシリテーション技法)
2015年より中小企業大学校講師
2018年、英国Teesside大学 修士(Master of Arts) デジタル・マネジメント修了 (日本から18ヶ月の「訪問」海外留学)
東京情報デザイン専門職大学 教員
イベントは終了しております。
多数のご参加ありがとうございました。
開催日時 | (1) 2024年6月13日(木) 16:30~18:30 (2) 2024年6月14日(金) 16:40~18:40 |
---|---|
開催場所 | (1) 京田辺キャンパス ローム記念館1F 多目的スペース (2) 今出川キャンパス 良心館 ラーニング・コモンズ 2F プレゼンテーションコート |
対象 | 同志社大学生・大学院生、他大学生、一般、中高生 |
定員 | 各回 40名 ※定員になり次第、締め切ります。 |
費用 | 無料 |
主催 | 独立行政法人 中小企業基盤整備機構、同志社大学 研究開発推進機構 |
共催 | 京田辺市、京都市 |
お問い合わせ先 | リエゾンオフィス(研究開発推進課) 0774-65-6223 E-mail:li-event@obda.or.jp |
お問い合わせ |
リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
|
---|
アントレプレナーシップをより身近に感じてもらおうと、現役同志社大生起業家を集め、彼らの話を聞くトークイベント「起業せずにはいられなかった」を、同志社大学今出川キャンパスで開催しました。
現役学生起業家3名と、今春卒業した起業家1名に登壇いただき、活発に意見が交わされ、会場は熱気に包まれました。現役同志社大生起業家によるトークイベントは初めての試みでしたが、参加者は、同志社大学生はもちろん、中学生や高校生、京都府や他大学の職員の方を含め、51名にご参加いただきました。
イベントでは、最初に登壇者4名がそれぞれの事業内容を説明した後、「そもそもなぜ学生のうちに起業しようと思ったのか」「実際に起業してみたら何に困ったのか」「将来どうしたいのか」などのテーマに分けて議論をしました。「起業するなら自分にあったやり方で、いかに長く続けられるかが大事だと思う」「悩みを定期的に話せる相手がいるのは大事」「市場があるかどうかは調べておいた方がいい」などの意見が出され、参加者は熱心に聴き入り、質問も相次ぎました。
イベント終了後も登壇者を囲んで、話を聞いている参加者が多く見られました。
学生で起業した3名の登壇者は、事業内容やキャラクターは異なっているが、一点共通しているところがある。
大学に通って就活して企業に勤める道もあるが、彼らはとにかく、~起業せずにはいられなかった~ という情熱を抱いている。
そんな彼らに、
現役同志社大生の起業家たちに本音で語り合ってもらいます。
起業に関心のある方も、よくわからないという方も、ぜひご参加ください。
イベントは終了しております。
多数のご参加ありがとうございました。
開催日時 | 2024年5月30日(木)16:40~18:10 |
---|---|
開催場所 | 今出川キャンパス 良心館ラニング・コモンズ2F |
費用 | 無料 |
対象者 | 同志社大学生・大学院生、他大学生、一般、中高生 |
お問い合わせ |
リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
|
---|
同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:小松 智)が産学連携の共同研究で開発した、壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が毎日新聞(2024年5月28日朝刊大阪版)で紹介されました。
壁紙AI識別アプリ「かべぴた」について
『かべぴた』はスマホで撮影した壁紙の画像を基に、国内の主要壁紙メーカー6社(サンゲツ・シンコール・東リ・トキワ・リリカラ・ルノン)の普及品(量産クロス)と呼ばれる約600種類の壁紙から、撮影した壁紙に最も近いものから上位5つのメーカー名・品番・掲載カタログを表示する機能が備わっています。
その識別精度は、正しい判定結果を最上位に表示する確率が90%近く、上位5品番のうちに表示する確率は95%程度です。約600種類に含まれない廃番品や国内主要メーカー6社の普及品以外の壁紙を識別した場合は、最も近しい5品番を表示します。識別作業の効率の向上だけでなく、施工範囲の限定や補修材料の選定、デザインやプラン、コーディネートの補助アプリとして、インテリア業界を中心に大きな期待を寄せられているアプリです。
「かべぴた」公式ページ:https://textorage.com/kabe-pita/
お問い合わせ | 【壁紙識別AIアプリ『かべぴた』についてのお問い合わせ】 コマツ株式会社(大阪府東大阪市川俣1-15-14 コマツビル) 【研究に関するお問合せ】 同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 知的機構研究室
【産学連携に関するお問合せ】 同志社大学リエゾンオフィス |
---|