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文部科学省「大学及び大学院教育改革支援プログラム」に関わるお知らせ

文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム「学びの原点―プロジェクト型教育の挑戦!!
-地域・社会が学生を育てる-」シンポジウム

開催報告

開催報告
文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム「学びの原点-プロジェクト型教育の挑戦!!-地域・社会が学生を育てる-」が、2月23日(土)、同志社大学明徳館1番教室にて開催されました。会場は、130人を超える参加者(参加者内訳はアンケート結果[PDF 35KB]参照)で埋まりました。
冒頭の挨拶では、田端信廣副学長より、プロジェクト科目への期待が表明されました。
第1部は、「同志社大学プロジェクト科目の試み-プロジェクト科目の目指すもの-」と題し、山田和人教授(本学文学部教授・プロジェクト科目部会長)より、プロジェクト科目設置の経緯・目的や本学で実施されているプロジェクト科目の概要・特徴についての説明とプロジェクト科目への期待が述べられました。
続いて、

  • 量から質への「京都型ニューツーリズム」の開発と流通
  • 子どものための「京都職場図鑑」作成プロジェクト

の2プロジェクトより、学生による事例報告(それぞれ、15分間報告、15分間質疑応答)が行われました。フロアからもたくさんの質問をいただき、学生との間で活発な質疑応答が行われ、会場はおおいに盛り上がりました。
その後、展示発表で参加(会場内で適宜来場者からの質問に対応)した

  • 「食育と健康」(薬膳の食養生を中心として)
  • 京都の文化的景観 その保全活用とまちづくりを結ぶ
  • 新しい京都の逍遥ガイダンスを作ろう!

の3プロジェクトの学生も加え、山田教授の司会のもと、総勢10人のミニ座談会が開催されました。話題は、プロジェクトの成果と困難について。それぞれ、自分達のプロジェクトについて語ってもらった後、フロアからの質問にも『チームでプロジェクトに取り組む喜びと苦しみが、メンバーの力をひき出し、大きな目標の達成感を生みだす』等、適切・的確に回答。その溌剌とした学生の気概に、次第に、会場全体が参加者の「学び」の熱気に包まれました。

第2部は、シンポジウム「PBL型教育の可能性について」と題し、
本学教務部長・全学共通教養教育センター所長である圓月勝博文学部教授による司会のもとにパネルディスカッションを行いました。まずは、

  • 土肥 紳一氏(東京電機大学 情報環境学部准教授)
  • 飯田 周作氏(専修大学 ネットワーク情報学部准教授)
  • 石川 博三氏(同志社小学校 教諭)
  • 岩瀬 直樹氏(埼玉県狭山市立堀兼小学校 教諭)

の各パネリストより、各校で実践されているPBL、あるいはチーム学習の取組について各10分のご発表をいただき、その後、山田教授も加え、フロアからの質問に回答するという形でのシンポジウムが開始されました。今回のシンポジウムは、小学校・大学連携のシンポジウムであり、教育機関の壁を越えてPBLやチーム学習について議論する場を創出するという挑発的な試みもありました。質問も実際的なプロジェクト科目の運営から、教育方法、教育効果、評価方法、教員の役割等について実に多様で、かつ本質的な質疑応答が行われ、参加者にとっても、大変刺激的なディスカッションになったようです。

シンポジウムの成果

シンポジウムの成果
今回のシンポジウムでは、参加いただいた皆様のPBLに対する期待と教育に対する熱意により、開催側が期待していた以上の大きな成果を生み出すことができました。同志社大学としましても、PBL型教育の拠点校としての第一歩を着実に踏み出すことができた点で、大きな意義を持ったシンポジウムになりました。現在、同志社大学では、正課授業(教養教育科目・専門科目)だけでなく、各種課外においてもプロジェクト活動が広範に展開されていますが、大学のみの取組活動に終始するのではなく、幼小中高大と教育機関の壁を越えた連携を行うことができるPBL教育研究組織の整備の必要性を痛感した次第であり、GP事業の今後の継続及び定着を考える上で、大いに参考になりました。
また、プロジェクト科目が、『「一国の良心」を育むために「人ひとり」を大切に育て、批判精神旺盛なる学生を生み出す』という本学の建学の精神を現代に体現する、同志社教育の柱ともなる科目であることを確認できた点でも意義のあるシンポジウムでした。

今後への反映

今回、会場から、口頭あるいはアンケートにて、たくさんのご指摘やご意見を頂戴しました。幾つかご紹介するとともに、今後の活動に反映し、更なる改善を進めるべくコメントさせていただきました。

  1. 『学習評価について、評価尺度を明示することにより、学生の学びをナビゲートでき、
    自己評価について自覚的な態度を養うことができる』

    この点については、次年度から、PBLのための評価尺度の検討を通して、担当者・代表者への指導項目に追加し、プロジェクト科目の運営に役立てていきたいと考えています。

  2. 『地域社会との連携においては継続性が求められる』
    本学のプロジェクトは、一年区切りであり、生み出された成果をいかに定着させていくことができるのか、学生自身が考えられるように、担当者・代表者・地域のみなさんとの意見交換を活発にしていきたいと考えています。

  3. 『プロジェクト活動の母胎としてのコミュニティー形成のために、
    メディアツールを生かしていくことが大切である』

    この点については、以前から学生や科目担当者からもコミュニケーション不足を補う仕組みやシステムへの要望が出ており、次年度から運用を本格的に開始するSNSをおおいに活用して、プロジェクト支援を強化していきたいと考えています。

  4. 『学生の事例報告やPBLについて、地域の方の意見、企業担当者の方の意見も聞きたい』
    この点については、次年度のシンポジウムでは、できるだけ多角的な視点からプロジェクト学習の効果について議論できるような構成となるように検討いたします。

  5. 『小学校と大学での実践をさらに拡大して教育機関の壁を越えて
    プロジェクト型教育の可能性について考えられる場がほしい』

    『学びの原点』を考えたとき、小学校の学びは、重要なポイントです。小学校の取組から学ぶ点は非常に多く、知れば知るほど、小学生のときに感じた『学ぶ楽しさ』が大学まで継続していない事実に愕然とします。同時に、『小学校と中学校・高校』、あるいは『中学校・高校と大学』との『分断された学び』についても、連携を取り戻す必要があると感じています。同志社には、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学が全てあります。一貫教育が叫ばれる中にあって、同志社においても、『学び』の一貫性、継続性を考えていく必要があります。PBLという教育手法が、本来の『学びの楽しさ』や、幼稚園から大学に至る『学び』の連携を取り戻すきっかけになれば素晴らしいことだと考えます。

  6. 『第1部で学生による充実した事例報告が行われ、質疑応答時間も充分な時間を確保し、
    活発な議論が行われた点が非常に良かった』

    アンケート結果や、レセプションでいただいたご意見でも、学生の事例発表について非常に高い評価をいただきました。学生にとっても、自分たちのプロジェクトについて、第三者の評価を得られることで、問題意識が深まり、自らの活動に対する絶好の振り返りのチャンスにもなりました。また、昨今、学生の事例報告だけを羅列する発表会が行われている中で、学生の自己啓発の場に終らせず、PBLの教育方法について考える場において、学生が発表し、議論するということの教育的な意義は極めて大きいものであると感じました。

以上のご意見やご指摘を踏まえ、今後も引き続き、地域連携のあり方、PBL型教育の可能性について、検討・分析・研究し、プロジェクト科目の取組の改善に努めていきます。よろしくご指導、ご鞭撻を賜りたいと思います。

アンケート結果について[PDF 35KB]

文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム「学びの原点―プロジェクト型教育の挑戦!!
-地域・社会が学生を育てる-」シンポジウム[終了しました]

ポスター

※画像をクリックすると、拡大版がPDFで開きます。

2006年度に文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に採択されました「公募制のプロジェクト科目による地域活性化」に係るシンポジウムを開催します。

シンポジウム終了後に開催いたしますレセプションも合わせて、是非ご参加ください。

参加ご希望の方は、2月18日(月)までに、E-mailまたはFAXにより、下記問合先へお知らせ下さい。
日時2008年2月23日(土)13:00~17:30
会場同志社大学  今出川キャンパス 明徳館1番教室
(京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅下車)
アクセスマップ(今出川キャンパス)
キャンパスマップ(明徳館)
参加費入場無料(レセプションは有料)
プログラム
第1部
「プロジェクト科目の目指すもの」山田 和人(同志社大学文学部教授・プロジェクト科目部会長)
事例報告同志社大学 プロジェクト科目 学生による事例報告1・2
第2部 シンポジウム「PBL型教育の可能性について」
司会圓月 勝博(同志社大学 全学共通教養教育センター所長)
パネリスト土肥 紳一(東京電機大学 情報環境学部准教授)
飯田 周作(専修大学ネットワーク情報学部准教授)
石川 博三(同志社小学校 教諭)
岩瀬 直樹(埼玉県狭山市立堀兼小学校 教諭)
山田 和人(同志社大学文学部教授・プロジェクト科目部会長)
レセプション
18:00~19:30
同志社大学寒梅館1階 Hamac de Paradis にて
参加費 3,500円(要事前申込み)
申込方法参加申込書を下記からダウンロードし、ご記入のうえ、2008年2月18日(月)までに、教務課へお申し込みください(E-mail又はFAXにて受け付けします)。

参加申込書[PDF 195KB]
※プリントアウトしてお使い下さい。
お問い合わせ先同志社大学教務課
TEL:075-251-4630
FAX:075-251-3064
E-mail:ji-pbl@mail.doshisha.ac.jp

※『公募制のプロジェクト科目による地域活性化』については公募制のプロジェクト科目による地域活性化をご覧ください。
※プロジェクト科目の詳細な取組についてはプロジェクト科目(オリジナルサイト)をご覧ください。