ドイツのテュービンゲンで異文化理解EUキャンパスプログラムに参加していた学生が8月7日に帰国しました。今回は2025年3月3日からの約5か月で、法学部(5)・グローバル地域文化学部(3)・文学部(2)・経済学部(2)・社会学部(1)・文化情報学部(1)・生命医科学部(1)より計15名の学生が参加しました。歓迎セレモニーでは、テュービンゲン大学のカルラ・ポルマン学長から直々に素晴らしいお言葉をいただきました。
最初の1ヶ月間は本学学生だけで集中的にドイツ語力の向上に取り組みました。その後に参加したテュービンゲン大学の語学コースでは、他国の留学生と自分たちとの違いに衝撃を受けると同時に、沢山の気付きと学びが得られたようです。
フィールドトリップではドイツ語で事前授業を受け、ウルム大聖堂、ストラスブールの欧州議会、シュツットガルトの歴史の家、ボーデン湖のマグデブルク城などを訪れ、ドイツとEUの歴史・宗教・政治・社会・文化について幅広く学びました。また、地元小学校訪問やパン工房見学などもドイツを別の視点から知る助けとなりました。
最後は同志社教員による集中講義が2科目あり、ドイツ語だけでは難しい専門的な内容に、現地のフィールドワークを組み合わせて日本語で取り組むことによって、各テーマに対する理解と考察を深めました。
当初はどこか不安げだった学生たちも、時間の経過と共に明るい表情を見せてくれました。日々たくさんの成功と失敗を経験し、悩みながらも助け合い、充実した時間を過ごせたようです。ドイツ語教員からは、語学力の伸びに加えて、積極性、明るさ、協調性や団結力なども高く評価されました。
余暇には大学スポーツに参加したり、歴史・文学・音楽等、興味のままにドイツ各地や周辺各国を訪れたり、山を歩いたり草原を走ったり湖で泳いだりもしたようです。また、学生が集まるイベントでは同世代から生きた会話を学んだり、ドイツ語試験に挑戦してみたり、実に様々に時間を過ごしていました。
日本学科のタンデム・パートナーの存在は、ドイツでの学びに深みを加えてくれました。パートナーは日本留学を控えた学生を中心に選ばれており、今度は逆の立場で交流を続けることが期待されます。
本学の学生を温かく受入れ、見守り、さまざまな面からプログラムの企画・運営を支えてくださったテュービンゲン大学の皆様、特にDeutsch als Fremdspracheと日本学の皆様には心から感謝申し上げます。
当プログラムが、参加学生の将来の選択肢を広げ、人生の歩みに良い影響を与えることを、スタッフ一同、心より願っております。
※参加学生がプログラム期間中に作成した記事「学生の声」をEUキャンパスホームページに日本語およびドイツ語で掲載しております。ぜひ、下記リンクよりご参照くださいませ。
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国際センター 国際課 TEL:075-251-3260
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2025年7月8日から8月5日にかけての約4週間、国際教養教育院主催「同志社大学サマーセッション2025」を実施しました。今年はサウジアラビア・フランス・アメリカ・イギリス・韓国・中国・香港・台湾から18名の参加がありました。
日本文化体験授業「きもの」
日本語の授業はレベル別に2クラスに分けられ、文法・読解・口頭表現の分野で授業を行いました。「京都の伝統文化と生活」の授業では10名のゲストスピーカーを招き、祇園祭や西陣織をはじめとする京都の伝統文化に触れる学外授業に加え、茶道、合気道、能、坐禅、きもの、和食づくりなど日本の文化を実際に体験する授業も実施しました。
期間中、40名を超える学生(本学と同志社女子大学)がボランティアのスタディパートナーとして授業に参加し、会話練習などに加わりました。プログラム2週目に交流会を実施し、受講生が日本滞在中にスタディパートナーと一緒にやりたいことをグループごとに出し合い計画を立て、授業時間外に実行し、それが授業外での活発な交流に結びつきました(カラオケに行く、お寿司を食べる、浴衣を着てお出かけする、など)。
最終日には、受講生の関心に応じて設定したテーマで日本語での発表会を行いました。発表後は質疑応答の代わりに、各受講生の発表に関連したテーマについて、スタディパートナーと意見交換を行い、1カ月の学びをより深める機会となりました。
プログラム終了後に受講生から寄せられたアンケートでは、回答者全員が「友人や後輩にこのプログラムを勧めたい」、92%が「自分の参加目標は達成できた」と回答し、満足度の高さが見て取れます。また、85%が「同志社大学に留学したい」と回答しており、本学のプレゼンス向上にもつながっていることがわかります。
内容別にみると、日本語授業について「すべての先生方が親切で熱心で、分かりやすく楽しく学べた」「説明が分かりやすく、毎回新しいことを学べた」「参加前よりはるかに日本語に自信がついた」などの感想がありました。「京都の伝統文化と生活」授業では、「京都の歴史と美しさ、伝統文化に深く浸ることができ、どの授業も印象的だった」「独学では学ぶことが難しいため、特別な時間であった」などの感想がありました。中でも、本プログラムの目玉である「祇園祭」関連の授業について、「祭りの本番前に大船鉾会所を見学し、祭りの裏方の仕事から祭りの作り手の心意気を知ることができた」「コミュニティが一致団結して祭りを作り上げることが日本伝統文化の特徴だと実感した」のように、祭りの作り手側の視点を学んでの感想が述べられていました。
プログラム全体について、「先生方の温かい雰囲気のおかげで安心して活動できた」「一生に一度の素晴らしい経験だった」「多くのことを学び、さらに勉強したいという意欲が湧いてきた」といった感想が寄せられました。
また、「スタディパートナーとの交流が日本語を学ぶ動機となった」と述べる受講生もおり、学びと交流が相互に好循環をもたらす仕組みがうまく作用したと考えられます。スタディパートナーからも、本プログラムでのボランティア活動を通じた交流が新たな気づきや今後の学習への動機づけとなったという声が寄せられており、双方にとって成長の機会となったことが窺えます。
寄せられたフィードバックを参考に内容の改善を図り、ニーズにより的確に応えられるプログラムの提供を目指していきたいと考えています。
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国際教養教育院事務室 TEL:075-251-3240
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2025年5月31日~7月25日の約8週間にわたり、ハーバードサマースクール(以下、HSS)を本学の今出川校地で開催しました。
今年度は12名のHSS生が短期留学生として来日し、『東アジアとヨーロッパにおける医療と身体』、『日本建築』の2コースを学びました。教室での座学に加え、講義内容に関連した奈良や平等院へのフィールドトリップも行いました。また、お香、書道、金継ぎ等の体験を通して、日本の歴史や文化についての理解も深めました。さらに、ホストファミリーのご協力により、浴衣の着付けや古書道、茶道についても学びました。
クラスには、本学の学生がスタディーパートナーとして参加しました。スタディーパートナーは、日本で学ぶ学生の観点から意見を述べるとともに、日常的な交流相手としてもプログラムに貢献しました。スタディーパートナーはHSS教員・学生から大きな刺激を受け、多くの学びを得ることができたようです。授業・フィールドトリップ以外でも積極的に交流を深めました。充実した8週間を共に過ごした学生たちは、強い絆と友情を築いたようです。
プログラム最終日には、HSS教員、HSS生、スタディーパートナー、そしてHSS生を家族の一員として迎えてくださったホストファミリーをお招きし、寒梅館のfrench restaurant willにてさよならパーティーを開催しました。文化や言葉の違いに悪戦苦闘した学生も多かったようですが、家族と過ごす日常生活の中で沢山のことを学んだようです。パーティーではHSS生からは2ヵ月間の学びと感謝をクリエイティブに伝えてくれました。プログラムに関わった全員が別れを惜しみつつも、最後まで明るく楽しい雰囲気の中でプログラムを締めくくることができました。
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国際センター 留学生課 TEL:075-251-3257
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参加人数を修正しました。
2025年07月17日初出
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2025年5月25日~6月27日の5週間、オースティン・ピー州立大学が主催する短期日本留学プログラム(APSU-JAPANプログラム)が本学・今出川校地において開催されました。
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