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前期課程及び修士課程アドミッション・ポリシー

同志社大学大学院は、創立者新島襄の建学の精神に基づき、学問の自由とキリスト教的精神とを尊重して、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的として、自由と健全な批判的精神の根源であるキリスト教主義を原点とした教育研究を行っています。
博士課程の前期課程及び修士課程は、広い視野に立って清深な学識を授け、専攻分野における研究能力又はこれに加えて高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うことを目的としており、そのために、次のような学生を求めています。

  1. 専攻分野に関する専門的知識及び技能を有しているとともに、豊かな人間性と感受性を併せ持ち、自然科学、人文科学、社会科学等、関連分野を含む諸科学の全般にわたって幅広い知識と関心を有している学生。
  2. すぐれた学問的素養と論理的合理的思考力、柔軟な想像力や表現力を兼ね備え、自ら問題点を発見し、それを解決しうる能力を持っている学生。
  3. 専攻分野における学術研究及び高度の専門性が求められる職業に対して強い関心及び目的意識を持ち、多様な人々と協働しながら主体的に研究をおこなう強い意欲をもっている学生。
  4. 国際的な視野と関心を持ち、将来国際的な場で活躍できるだけの基礎的な外国語能力を備えている学生。

神学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

学位:修士(神学)

神学研究科博士課程(前期課程)は、人類が作り上げ蓄積してきた、生きるための知恵である宗教、とりわけキリスト教とその世界について、テキスト解釈をはじめとする批判的・分析的・学際的な研究を通じて、諸問題を的確に把握して対応するための広い人間理解と深い知的洞察力を身に付け、キリスト教関連の高度なスペシャリストや宗教に関する高度な知識を持ったスペシャリストとして文明の共存に貢献する人材の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

神学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 宗教、とりわけキリスト教とその世界に対して強い問題意識を持ち、専門的な研究を粘り強く行うことができる学生。
  2. 研究を行う上で必要とされる基礎的な知識・学力、ならびに外国語の運用能力を持った学生。
  3. 宗教に対する共感と批判的意識を持ち、人間の生きるべき道について謙虚に問い求める学生。
  4. 将来について明確な目標を持った学生。

神学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 聖書に関する基礎的知識を身に付けていること。
  2. キリスト教の歴史・教義・実践に関する基礎的知識を身に付けていること。
  3. 英語に加え、研究を行う上で必要とされる外国語、即ち聖書神学コース専攻生はヘブライ語およびギリシア語、歴史神学コース専攻生は研究テーマに沿った言語、組織神学コース専攻生はドイツ語または研究テーマに沿った言語、実践神学コース専攻生は研究テーマに沿った言語の基礎的運用能力を身に付けていること。
  4. 現代世界の諸問題を主体的に発見するとともに、その社会的・文化的・歴史的背景について学問的に考察できる知的能力と態度を身に付けていること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する計画、および神学分野の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習能力を備えているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。

学位:修士(一神教研究)

神学研究科博士課程(前期課程)は、人類が作り上げ蓄積してきた、生きるための知恵である宗教、とりわけキリスト教、ユダヤ教、イスラーム教という中東生まれの3つの一神教とその世界について、テキスト解釈をはじめとする批判的・分析的・学際的な研究を通じて、諸問題を的確に把握して対応するための広い人間理解と深い知的洞察力を身に付け、宗教に関する高度な知識を持ったスペシャリストとして文明の共存に貢献する人材の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

神学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 宗教、とりわけキリスト教、ユダヤ教、イスラーム教という中東生まれの3つの一神教とその世界に対して強い問題意識を持ち、専門的な研究を粘り強く行うことができる学生。
  2. 研究を行う上で必要とされる基礎的な知識・学力、ならびに外国語の運用能力を持った学生。
  3. 宗教に対する共感と批判的意識を持ち、人間の生きるべき道について謙虚に問い求める学生。
  4. 将来について明確な目標を持った学生。

神学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. キリスト教に焦点を当てて研究する場合は、聖書ならびにキリスト教の基本的文献、およびキリスト教の歴史・教義・実践に関する基礎的知識を身に付けていること。また、英語に加え、研究を行う上で必要とされる外国語の基礎的運用能力を身に付けていること。さらに、現代世界の諸問題を主体的に発見するとともに、その社会的・文化的・歴史的背景について学問的に考察できる知的能力と態度を身に付けていること。
  2. ユダヤ教に焦点を当てて研究する場合は、ヘブライ語聖書ならびにユダヤ教の基本的文献、およびユダヤ教の歴史・教義・実践に関する基礎的知識を身に付けていること。また、英語に加え、ヘブライ語の基礎的運用能力を身に付けていること。さらに、現代世界の諸問題を主体的に発見するとともに、その社会的・文化的・歴史的背景について学問的に考察できる知的能力と態度を身に付けていること。
  3. イスラーム教に焦点を当てて研究する場合は、クルアーンならびにイスラーム教の基本的文献、およびイスラーム教の歴史・教義・実践に関する基礎的知識を身に付けていること。また、英語に加え、アラビア語の基礎的運用能力を身に付けていること。さらに、現代世界の諸問題を主体的に発見するとともに、その社会的・文化的・歴史的背景について学問的に考察できる知的能力と態度を身に付けていること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する計画、および一神教学際研究分野の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習能力を備えているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。


文学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

文学研究科博士課程(前期課程)は、哲学、英文学・英語学、文化史学、国文学、美学芸術学の5つの専攻において、研究・教育職並びに高度に専門的な業務に必要な研究能力及び豊かな学識を身につけ、現代世界の全体を視野に置きつつ、人間と文化の本質を洞察して新たな時代を切り開く有能な人物の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

文学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 人間とその文化を総合的に理解し、より豊かな文化の創造に主体的に寄与することを目標にすえる学生。
  2. 専攻領域における学術研究に強い関心を持つ学生。
  3. グローバルな視野に立って専門的研究を遂行するのに適した知識と思考力を有する学生。

哲学専攻

入学までに身につけてほしいこと

  1. 西洋の哲学及び倫理学を礎にして、宗教も含め、思想、文化、世界、人間をめぐる現代の諸問題についても、専門性を高めながら、その考察を進めていくために、哲学と倫理学の古典を研究するのに欠かせない基礎的な語学力と読解力を有していること。そのうえで、専門領域の諸問題を正確に理解して、各人の視点からそれを分析できる能力を有していること。
  2. 古典に留まらず、そこから発展的に新たな問題を主題化し、それぞれの問題意識に基づいて、それを主体的に検討するために、物事を原理的かつ批判的に考察する力を有していること。現代社会が直面している問題に対して、時流に流されることのない確固とした見解をもち、それを明快に提示できる力を有していること。
  3. 研究者あるいは専門的職業人として、研究機関をはじめ、広く高度知識社会に活躍する人物をめざすために、その素地として、人間とそれを取り巻く世界について徹底的に考え抜き、各人の人格形成のもとになる多様な知的教養を有していること。対話を通じて他者との協働の中で正しい判断が下せる資質を有していること。

入学者選抜制度

こうした志向性、知識、能力を確認するために、過去の研究の内容、将来の研究に関する設計を踏まえて、哲学及び倫理学の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習と研究の能力を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。

英文学・英語学専攻

(英文学)入学までに身につけてほしいこと

  1. 英米文学史などの英文学に関する基礎的知識を身につけるとともに、英米文学史、英米文学作品の特色や文学理論に関する専門的な知識を有していること。
  2. 英語による資料を正確に読解し、内容を深く理解する能力と英語による文章作成能力を持ち、専門に関して日本語においても論文を作成する能力を有していること。
  3. 主体的に研究に取り組み、授業や大学院生の発表会の時には質疑応答に対応できる多様性と協働性を身につけ、実社会でも必要とされる高度な英語の実践的技能を有していること。

(英語学)入学までに身につけてほしいこと

  1. 英語学・英語教育に関する基礎的知識を身につけるとともに、英語学・英語教育に関する専門的な知識を有していること。
  2. 英語による資料を正確に読解し、内容を深く理解する能力と英語による文章作成能力を持ち、専門に関して日本語においても論文を作成する能力を有していること。
  3. 主体的に研究に取り組み、授業や大学院生の発表会の時には質疑応答にも対応できる多様性と協働性を身につけ、実社会でも必要とされる高度な英語の実践的技能を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や知識・能力を確認するために、過去の研究の内容、将来の研究に関する設計をふまえて、英文学・英語学分野の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習・研究能力を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。

文化史学専攻

入学までに身につけてほしいこと

  1. 多様な意見を尊重する広い視野を備えながら、学術的に歴史を探究することに強い興味と意欲を有していること。
  2. 歴史学研究の基本的な知識を身につけるとともに、卒業論文などにおいて自らが設定した歴史上の問題に関して、先行研究の精読や関連史料の解読をふまえて、一定の学術的な見解を提示ないし評価できる能力を有していること。
  3. 日本史分野においては、日本およびその周辺の通時代的な歴史に関する専門的な知識を身につけるとともに、英語をはじめとする外国語の文献や漢文体などの史料を読解する能力を有していること。
  4. 西洋・東洋史分野においては、世界諸地域の歴史に関する専門的な知識を身につけるとともに、英語をはじめとする外国語文献や、研究上必要となる史料を読みこなす能力を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や知識・能力を確認するために、過去の研究の内容、将来の研究に関する設計をふまえて、文化史学の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習・研究能力を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。

国文学専攻

入学までに身につけてほしいこと

  1. 日本文学・日本語の研究に必要な知識や理解力を有していること、さらに理解内容について適確に表現する能力を有していること。また、研究に関連する事項を学術研究の視野から捉えた上で、それを説明し主体的な意見を表現する資質を有していること。
  2. 日本文学・日本語の研究に関する事項について、適確に内容を説明する力を有していること。また、みずからの取り組もうとする研究テーマに関して、研究史上の位置づけや意義、研究の独自性などについて、適確で論理的に説明できる能力を有していること。
  3. 日本文学・日本語を研究するのに役立つ英文の読解力および表現力を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や知識・能力を確認するために、過去の研究の内容、将来の研究に関する設計をふまえて、日本文学・日本語の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習・研究能力を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。

美学芸術学専攻

(美学)入学までに身につけてほしいこと

  1. 美学、芸術学、芸術史に関する基礎的な専門知識を広範に身につけ、理論的な思考に基づく研究能力を有していること。
  2. 美学、芸術学、芸術史に関する専門的な外国語文献を正確に読解できる基礎的な外国語能力を有していること。
  3. 基礎的な情報検索能力や推論能力を身につけ、自己の思考を十分に整理して論述できる能力を有していること。
  4. 積極的な向学心と研究意欲をもち、美学、芸術学、芸術史に対する幅広い関心を有していること。

(芸術学)入学までに身につけてほしいこと

  1. 美学、芸術学、芸術史に関する基礎的な専門知識を広範に身につけ、理論的な思考に基づく研究能力を有していること。
  2. 美学、芸術学、芸術史に関する専門的な外国語文献を正確に読解できる基礎的な外国語能力を有していること。
  3. 基礎的な情報検索能力や推論能力を身につけ、自己の思考を十分に整理して論述できる能力を有していること。
  4. 積極的な向学心と研究意欲をもち、美学、芸術学、芸術史に対する幅広い関心を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や知識・能力を確認するために、過去の研究の内容、将来の研究に関する設計をふまえて、美学・芸術学・芸術史の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習・研究能力を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。


社会学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

社会福祉学専攻

社会学研究科・社会福祉学専攻博士課程(前期課程)では、社会福祉学の理論、思想・歴史、援助論、制度・政策論研究および社会福祉実践現場でのフィールドワークへの取り組みを通して、ミクロからメゾ、マクロレベルのソーシャルワークへの理解を深めます。社会福祉の「価値」「倫理」「知識」「技術」を習得かつ活用しながら、社会福祉の諸領域において専門性の高い研究や教育、実践を遂行できる研究者、教育者、実践者を養成することを目的としています。あわせて、社会福祉施設や機関などのソーシャルワーカー、地方自治体の現任職員などへのリカレント教育の機会を提供して、高度専門職業人の養成を目指しています。そのために出身大学・学部、出身国などにかかわらず、また社会人に対しても広く門戸を開いて、次のような優秀かつ多様な能力を持つ学生を求めています。

社会福祉学専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 現代社会が直面する多様な社会問題に対し、その解決方法の探求や実際の解決に向けて行動・発信できる思考力・判断力・表現力・対話力を備えた学生
  2. 社会福祉学に関する高度な専門知識と実践的技能を活かして、ソーシャルワーカーとして主体的に社会福祉実践現場で他の専門家たちと協働して活躍することを目指す学生
  3. 後期課程に進学し、社会福祉学の研究や専門職養成に携わり、社会福祉の発展に貢献する研究職・教育職に就くことを目指す学生

社会福祉学専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

社会福祉学専攻(前期課程)では、社会福祉に関する知識や社会福祉の各分野における多様で国際的な知見および現場に根ざしたソーシャルワークの実践的技能の習得を踏まえて、少子・高齢化および多文化社会における多くの福祉課題の解明・解決に主体的に寄与する修士論文の執筆ができることが求められます。

  1. 広く社会福祉に関する基礎知識を有するとともに、多くの日本語文献や英語文献を読みこなし、研究発表や初歩的な論文執筆ができること
  2. 社会福祉の現場やソーシャルワーク実践への志向性、および多様な社会問題の発見、分析、解決に向けた基礎的な能力・技能を有していること
  3. 国内外の多様な世代の人々、また何らかの病いや障がいを抱える人々とのコミュニケーションにおける積極性や基礎的な能力・技能を有していること

入学者選抜制度

これらの志向性や能力の確認、すなわち大学院博士前期課程での必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

メディア学専攻

メディア学専攻博士課程(前期課程)では、メディアとジャーナリズムの関わり、情報と社会の関わり、文化とコミュニケーションの関わりという視座から、現代社会が直面するさまざまな課題について専門的な研究を深めています。メディアに関する諸問題に、理論的にまた実践的に対処できる思考力や実践力を備えた人材を養成するために、次のような学生を求めています。

メディア学専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. メディア学に関する高度な専門知識と実践力を活かして、社会で活躍することを目指す学生。
  2. 引き続き後期課程に進学し、研究職、または専門職に就くことを目指す学生。

メディア学専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

メディア学専攻では、社会における情報環境やメディアおよびコミュニケーションに興味をいだき、その社会的機能や課題に深い関心をもつことが求められます。そうした関心の上に立ち、体系的な知識と思考力を駆使して論文執筆ができるようになることが求められます。

  1. メディア・コミュニケーションに関する基礎的な知識や理解力を身につけていること。さらに現実の諸問題に対する、実践的な対応能力と判断力を有していること。
  2. 日本語、英語の論文を読みこなしたり発表を行うなど、理解と表現両面において、言語の基礎的な能力をもっていること。さらには論文作成のための表現、構成の技能を有すること。
  3. 課題に対して主体性をもって臨むことができること。多文化間のコミュニケーション能力を高めるために、言語や立場の異なる人々とも協働して学ぶことができること。

入学者選抜制度

これらの能力や技能を確認するため、またメディア学に関する高度な専門知識や技能の習得に必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等をもとに判定します。

教育文化学専攻

社会学研究科・教育文化学専攻(前期課程)は、文化と人間形成の相関関係について、社会学、歴史学、言語心理学、哲学的手法を用いて理論研究を行った上で、異文化理解支援実習によるフィールドワークに取り組むことで、複数文化間の相互理解の障壁となる問題を解決し、相互理解の推進を主導しうる高度職業人の育成と上述した学際的な手法を用いて理論研究と実習によるフィールドワークを通して特に異文化間の相互理解に関する高度な研究能力と学際的視野を有する研究者・教育者の育成という2つを目的としています。そのために、出身大学・学部、出身国にかかわらず広く門戸を開いて、次のような優秀かつ多様な能力を持つ学生を求めています。

教育文化学専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 高度な異文化・教育文化学に関する専門知識と実践力を活かして社会で活躍することを目指す学生。
  2. 引き続き後期課程に進学し、研究職に就くことを目指している学生。

教育文化学専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

教育文化学専攻では、文化と人間形成の相関関係について、社会学、歴史学、言語心理学、哲学等の諸理論に基づいて理解したうえで、体系的な論文執筆ができるようになることが求められます。

  1. 学際的な分野であることを理解し、学際的な分野に関する基礎知識を身につけるとともに、多くの文献あるいはフィールドワークが英語を通じて実施されることから、英語論文を読みこなし、英語による発表、初歩的な論文執筆ができること、また異文化の人々と英語でのコミュニケーションができるといった能力・スキルを有していること。
  2. 文化と人間形成の相関関係という命題のもとで、実習をつうじて、複数文化間の相互理解の推進を可能にするために、文化・価値等に関する多様性への理解と異文化交流への積極性を有していること。
  3. 文化と人間形成の相関関係について、学際的な手法を理解するだけでなく、そうした手法を通じて、問題発見、分析、解決へと導く能力・スキルを有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および教育文化学分野の諸領域に関する高度な専門知識やスキルを習得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

社会学専攻

社会学研究科・社会学専攻(前期課程)は、複雑化する現代社会が直面する問題を、社会学や人類学の諸理論と、質的・量的な社会調査に基づく実証的データによって解明し、その解決のために自律的に思考・行動できる高度な専門的能力を身につけて、専門的能力を活かした高度職業人、もしくは研究者をめざす人材の養成を目的としています。

社会学専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 変動する社会が直面する多様化・複雑化した社会・文化事象や問題に関心を持ち、自立的な研究を遂行していく意欲を持つ学生。
  2. 研究を行うにあたって、必要とされる社会学や人類学の諸理論の体系的知識、質的・量的な社会調査に基づく実証的データの分析力、論理的思考力を身に付けている学生。
  3. 広く国際的な視点を持ち、研究活動に必要な外国語能力を身に付けている学生。

社会学専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

社会学専攻では、複雑化する現代社会が直面する問題を、社会学や人類学の諸理論と、質的・量的な社会調査に基づく実証的データによって解明し、その解決のために自律的に吟味・検討したうえで、体系的な論文執筆ができるようになることが求められます。そのために、次のような優秀かつ多様な能力を持つ学生を求めています。

  1. 現代社会が直面する問題を、社会学および人類学の諸理論と実証的データに基づいて理解するための知識・技能を有していること。
  2. 現代社会が直面する問題の解明のために、計量調査や質的調査に基づき実証的に分析し、明晰に表現できる思考力・判断力・表現力を有していること。
  3. 複雑化する現代社会の問題解決のために、身につけた能力を活用し、自律的に思考・行動できる主体性・多様性・協同性を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および社会学や人類学の諸理論に関する高度な専門知識やスキルを習得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

産業関係学専攻

社会学研究科・産業関係学専攻(前期課程)は、雇用・労働に関わる問題の分析とその解決についてフィールドワークでの検証やリサーチセミナーでの議論を通して、事例分析と数値データ解析という二つの実証分析能力を涵養するとともに、収集した事実を整理・体系化して理論的知見に基づいた雇用ルールの制度設計等を行う能力を身に付けて、人事管理の専門家として企業や行政機関等において活躍する人材を養成し、産業社会が直面する雇用・労働問題に関する高度な研究能力と学際的視野を有する研究者、教育者を育成するという二つを目的としています。そのために、出身大学・学部、出身国にかかわらず広く門戸を開いて、次のような優秀かつ多様な能力を持つ学生を求めています。

産業関係学専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 学士としての確かな基礎学力と産業関係学における体系的な専門知識と技能を身につけている学生。
  2. 産業社会が直面する雇用・労働問題について、高い目的意識と旺盛な探求心を有し、研究に対して意欲的かつ真摯に学び続けることのできる学生。
  3. 産業社会が直面する雇用・労働問題に強い関心をもち、論理的に物事を考えることができ、課題解決に向けて、自己の考えを表現できる学生。
  4. グローバルな視野をもち、異文化理解力とコミュニケーション能力を活かして、国際社会が抱える雇用・労働問題の解決に向けて、多様な人々と協働し主体的に行動できる学生。
  5. 高度な産業関係学に関する専門知識と実践力を活かして社会で活躍すること、あるいは、引き続き後期課程に進学し、研究職に就くことを目指している学生。

産業関係学専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

産業関係学専攻では、産業社会が直面する雇用・労働問題について、社会学、経済学、教育学、経営学、法学等の諸理論に基づいて理解した上で、体系的な論文執筆ができるようになることが求められます。

  1. 学際的な分野であることを理解し、学際的な分野に関する基礎知識を身につけるとともに、多くの文献講読あるいはフィールドワークが英語を通じて実施されることから、英語論文を読みこなし、英語による発表、初歩的な論文執筆ができること、また異文化の人々と英語でのコミュニケーションができるといった能力・スキルを有していることが望ましい。
  2. 産業社会が直面する雇用・労働問題を発見・体系化し、理論的知見に基づき新たな雇用ルールを提起できるようにするために、実習を通じて雇用と労働を巡る事実への関心と積極性を有していることが望ましい。
  3. 産業社会が直面する雇用・労働問題を論理的に認識するために、学際的な手法を理解するだけでなく、そうした手法を通じて、問題発見、分析、解決へと導く能力・スキルを有していることが望ましい。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および産業関係学分野の諸領域に関する高度な専門知識やスキルを習得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。


法学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

法学研究科博士課程(前期課程)は、法学・政治学についての高度な専門的知識を修得し、国際化・複雑化が進む現代社会に生じる多様な社会事象や問題を的確に分析し、説得力のある議論を展開できる能力を備えた人材の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

法学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 法学・政治学に関する体系的知識とともに、社会科学に関する豊かな教養を備え、論理的思考力、外国語能力に優れた学生
  2. 幅広い視野のもとで主体的に研究をおこなう意欲を持つ学生
  3. 広く国際的な視点を持ち、社会における活躍の場を求める意欲に富む学生

法学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

政治学専攻においては、国際関係・地域研究、政治過程、政治史・政治思想の3つの分野に関する基礎的な知識を持つとともに、広く国内外の政治の動向やその影響について考察できる能力を持つことが望ましい。
私法学専攻、公法学専攻においては、自らが研究対象とする法分野について学部レベルの精確な知識を持つとともに、関連する法領域、とりわけ特別法を研究対象とする場合は前提となる一般法に関する広い知識を持つことが望ましい。

入学者選抜制度

上記の能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および法学・政治学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて判定します。
また、多様な人材を獲得するために、学部在学生特別選抜入学試験、社会人特別選抜入学試験や外国人留学生を対象とした入学試験を実施しています。


経済学研究科 博士課程(前期課程)理論経済学専攻・応用経済学専攻 アドミッション・ポリシー

経済学研究科博士課程(前期課程)は、理論経済学専攻と応用経済学専攻を設置し、本研究科の長い歴史に培われてきた研究教育環境の下で、新しい時代に対応する経済学の専門知識に裏付けられた、高度な分析能力と応用力を有する専門職業人および研究者を養成することを目的としています。そのために次のような学生を求めています。

経済学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 同志社の建学の精神および教育理念を尊重し、経済学研究科博士課程(前期課程)の教育目的の下で、研究に取り組むために求められる基礎的な知識・分析技法・語学運用能力を有する学生。
  2. 経済あるいは経済学が直面する理論的・制度的・歴史的な課題について論理的に思考し、客観的に判断し、的確に表現する能力を有する学生。
  3. グローバルな経済・社会の諸課題に自らかかわり、幅広く学際的な教養を修め、多様な知識・技能を有する人びととともに問題解決に取り組む意欲を有する学生。

経済学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 理論経済学専攻と応用経済学専攻に共通して、ミクロ経済学、マクロ経済学、経済政策、政治経済学、経済史、計量経済学・統計学のうち、少なくともふたつの分野について、研究に取り組むために求められる基礎的な専門知識を身につけていること。日本語に加えて外国語でも情報収集をすることが可能な語学力を有していること。
  2. 理論経済学専攻においては、理論的・歴史的・国際的な課題とその背景について、幅広い教養と基本的な分析技法を身につけ、論理的に考え、表現する能力を備えていること。
  3. 応用経済学専攻においては、理論的・政策的・応用的な課題とその背景について、幅広い教養と基本的な分析技法を身につけ、論理的に考え、表現する能力を備えていること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および経済学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画書、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。


商学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

商学研究科博士課程(前期課程)は、現代産業社会の経済活動に関わる諸問題について、文献資料や統計データを調査・分析する技能を備え、理論的・実証的に、社会と学術の進歩に貢献しうる深い洞察ができるような、関連する分野への学術的知識を有する人材、自ら課題を発見し探求する深い思考力を基礎に、高度な学問領域を深く掘り下げ、その成果を広く社会に公表できる人材、産業社会および学術活動の多様な進歩と発展に主体的に貢献し、研究・教育活動等の中核を担いうる人材を養成することを目的としています。
こうした観点から、商学研究科博士課程(前期課程)では、次のような学生を求めています。

商学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 学士としての確かな基礎学力と社会科学分野、特に現代産業社会の経済活動に関する幅広い体系的な専門知識と技能を身につけている学生。
  2. 現代産業社会の経済活動に関わる諸問題に関して旺盛な探究心と高い目的意識を有し、確実なデータにもとづいて論理的に物事を考えることができ、かつ独自の発想にもとづく課題解決の方向性に関する自己の考えを筋道立てて表現できる学生。
  3. 経済活動の発展に寄与しうる高度な専門知識と技能を活かして社会で活躍することを目指す学生。もしくは、引き続き後期課程に進学して研究職に就き、高度な学問領域を深く掘り下げ、研究・教育活動等の中核を担っていくことを目指す学生。

商学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 社会科学分野における幅広い知識と教養を備えるとともに、商学分野の諸領域に関する基礎的な知識と技能を有していること。
  2. 産業社会の経済活動に関する国内外の高度な学術文献を読解する語学能力を有し、既存研究の知見と見解を踏まえた上で独自に設計した計画をもとにして調査・研究を遂行し、その結果とそれにもとづく自己の見解を適切に表現できる能力を備えていること。
  3. 現代産業社会が抱える諸問題およびそれを取り巻く国際社会の状況に関する強い関心を持ち、産業活動に関わる多様なステークホルダーとの協働のもとに主体的に研究を進めていく意欲と能力を有していること。

入学者選抜制度

上述の志向性や能力について確認するために、入学後の研究に関する計画および商学に関する高度な専門知識や技能を修得していくために必要な基礎知識、学習能力、語学能力および態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口述試験等を通じて確認します。


総合政策科学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

総合政策科学研究科博士課程(前期課程)は、政策研究およびソーシャル・イノベーションの2つのコースにおいて、幅広い視野と高度な専門性をもち、多様化・複雑化する現代社会の諸課題に対して、自ら問題を発見し、その解決を図る能力を身につけた専門職業人の養成を目的としています。そのため、学部卒業生に加えて、社会人や外国人留学生などの多様な人材を積極的に受け入れ、学際的・総合的な観点に立って、理論と実践を結合させる教育を行います。そのために、次のような学生を求めています。

総合政策科学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 現代社会が直面する多様化・複雑化した諸課題に積極的に取り組み、その問題解決に貢献 しようとする学生。
  2. 政策の実現や起業に必要となる分析力、思考力および表現力などの基礎的な能力をもつ学生。
  3. 博士前期課程での教育研究の基盤となる知的素養または社会的経験に基づく知見をもつ学生。

総合政策科学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 政策研究の分野においては、法学・政治学・経済学・経営学・社会学などの社会科学全般について基礎的な知識を身につけること。
  2. ソーシャル・イノベーションの分野においては、社会科学全般について基礎的な知識を身につけるとともに、地域社会に生起する社会的課題を実践的な取り組みにより解決する意欲を有していること。

入学者選抜制度

高度な問題解決能力を総合的に備えた専門職業人となるための能力を確認するために、入学後の研究に関する展望、および政策に関する専門知識やスキルを習得するために必要な学習能力や態度を有しているかを、研究計画概要、外国語及び小論文の筆記試験、口頭試問を通じて判定します。


文化情報学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

同志社大学の教育目標である「良心教育」を受けて、文化情報学研究科は「複合学際領域の開拓および新学問領域の創成」という理念のもと、人間の精神的・知的活動の表現としての文化にかかわる諸現象を新たな視点で分析、文・理の学問分野を有機的に結合させた学際的な教育研究活動を展開することで時代が求める新たな学問領域を開拓し、分野横断型の幅広い専門性ならびに豊かな教養・国際性・創造性を兼ね備えた職業人を育成することを目指しています。

文化情報学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

文化情報学研究科博士課程(前期課程)は、文化情報学研究科の理念に共感する次のような学生を求めています。

  1. 人間をとりまくさまざまな文化現象の解明に強い関心と高い意欲を持っている学生。
  2. 既存の学問領域にとらわれない幅広い視野に基づいた新しい知見の創出に取り組む意志のある学生。
  3. 対象文化領域に対する専門的知識とそれを科学的に探究するための基礎的な研究手法を身につけている学生。

文化情報学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

文化情報学研究科博士課程(前期課程)は、文化情報学研究科の人材育成目標の実現のため、入学を希望する学生にあらかじめ以下のような能力を身につけておくことを求めます。

  1. 既存の学問領域にとらわれない幅広い視野を持っていること。
  2. 文化資源学、言語データ科学、行動データ科学の文化領域の基礎的な知識を持っていること。
  3. さまざまな現象を科学的に探究するための基礎的能力を身につけていること。

入学者選抜制度

文化情報学研究科博士課程(前期課程)の学生としてふさわしい資質を有する優秀な人材を国内外から多様な方法により選抜することを入試の基本方針に定め、一般選抜試験に加えて推薦入試や社会人入試などの多様な選抜試験を実施します。


理工学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

情報工学専攻

理工学研究科博士課程(前期課程)情報工学専攻は、将来にわたって社会基盤となる環境に優しく知的な情報システムを開発するための高度で幅広い情報処理について、情報分野と知能分野のバランス良い講義科目をとおして幅広い知識・見識・能力を、また、研究室での研究実験および学会等での発表・議論を通じて実践的な知識・技術を身につけて、世界トップレベルの技術者として活躍する人材を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

情報工学専攻の求める学生像

同志社大学の建学の精神と教育理念、理工学研究科の人材養成目的を受け入れ、本専攻での勉学を強く望むことが望まれます。

知識・技能
将来にわたって社会基盤となる環境に優しく知的な情報システムを開発するための情報処理について、基本的な知識と技能および複数の応用分野の知識を有することが望まれます。

思考力・判断力・表現力
トップレベルの研究者・技術者として活躍するために基礎的な能力と、それを様々な問題に活用する判断力を有することが望まれます。さらに、成果を他者に理解できるように表現する力が望まれます。

主体性・多様性・協働性
多様な情報システムにおける専門性の高い技術的課題に対し、解決法を探求しようとする主体性を有することが望まれます。また、情報工学の高度な専門知識を活用して、社会に貢献することを目指すことが望まれます。

情報工学専攻の入学までに身につけてほしいこと

英語
グローバルな社会に対応するため、英語の能力は必要不可欠です。そのため、「読むこと」、「聞くこと」、「書くこと」、「話すこと」の4技能の基本的な力だけでなく、研究分野において、英語の論文を読んで理解できること、自身の研究成果を論文としてまとめるとともに、学術会議などにおいて正確なプレゼンテーションができる表現力を有していることが望まれます。

数学
情報システムを構築するため、解析学・線形代数学などの基本的な分野だけでなく情報システムに用いられる専門的な数学についても、知識だけでなくそれをシステムの構築や解析に応用する力が望まれます。

プログラミング
情報システムを企画・設計・開発するための基本的なプログラミング能力を身につけるとともに、論理的に思考する能力を有していることが望まれます。

専門
情報工学の各分野において、基礎的な知識を有するとともに、現在の問題点を把握し、その解決法について思考できる力を有していることが望まれます。

入学者選抜制度

大学で学んだ基本的な能力と新たな情報システムへの活用への志向を確認するために、研究に関する知識・技能、および情報工学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかを、総合的に判断します。入試科目にはありませんが、英語の語学試験を実施しています。修了には語学試験に合格していることが必須です。

一般入学試験
情報工学の研究者・技術者になるための基本的な知識と学習能力や態度を審査するために筆記試験と面接を行います。筆記試験は、数学的素養とプログラミングの基本的な能力を審査する専門基礎科目と情報工学の様々な分野の知識と問題解決能力を審査する専門応用科目からなります。面接では、将来の研究計画や研究に対する態度について確認します。

社会人特別入学試験
情報工学の研究者・技術者になるための学習能力や態度を審査するために小論文試験と口頭試問を行います。小論文では、問題発見能力および問題解決能力を審査します。口頭試問では、将来の研究計画や研究に対する態度について確認します。

電気電子工学専攻

電気電子工学専攻博士課程(前期課程)は、同志社建学の精神のもと、電気電子工学に関する深い学識をもち、高い倫理観をもって、よりよい社会の発展に役立つ技術を支える人材の養成を目的としています。最先端の教育・研究を通じて、研究課題を見出し、論理的な思考のもとで解決方策を検討できる能力を身につけた人材、高いコミュニケーション能力と表現力を身につけ、自らの成果を主体的に発信できる人材の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

電気電子工学専攻の求める学生像

  1. 電気電子工学の高度な専門知識を生かして、将来的に技術者あるいは研究者として、社会で活躍することを目指す学生。
  2. より優れた技術の研究開発をめざし、協働して課題解決に取り組める学生。

電気電子工学専攻の入学までに身につけてほしいこと

  1. 電気磁気学および電気回路学に関する深い基礎知識と電気電子工学に関する専門的知識。
  2. 電気磁気学、電気回路学および電気電子工学の専門知識に基づく論理的思考力、判断力、現象の表現力。
  3. 国際的視野をもち、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ姿勢とコミュニケーション能力、高い倫理観。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および電気電子工学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

機械工学専攻

本専攻では、高度な機械工学の知識を獲得し、実社会で臨機応変に運用できる技術者・研究者の養成を教育の目的としています。具体的には、機械工学の基礎となる材料、熱流体、振動・制御・工作などの各学問分野を広く網羅するように研究室を設置して、専門分野を深く掘り下げるのみならず機械技術者としての総合力や基礎力の向上に努めています。さらに、本学建学の精神に沿い、自らの機械工学の専門性を生かし国内外を問わず広く社会に貢献できる人材、機械工学を基礎として多様な科学技術に対応しその発展を通じて、人々の幸福に貢献できる人材の養成を教育の目的としています。そのために、次のような優秀かつ多様な能力を持つ学生を求めています。

機械工学専攻の求める学生像

  1. 「ものづくり」や「自然科学の理解と応用」に大いに興味があり、実践的・応用的ものづくりに挑戦しようとする意欲を持つ人。
  2. 教員からの指示を待つだけでなく、創造的・独創的に思考しながら、主体的に研究課題に取り組む意欲を持つ人。
  3. 研究室の仲間と協調しつつ互いに切磋琢磨しながら、研究を進めることができる人。
  4. 自分の研究成果を国内外での学会等で積極的に発表することに意欲をもつ人。

機械工学専攻の入学までに身につけてほしいこと

  1. 材料系分野では、基幹科目である材料力学に習熟していること。応力の概念や梁の曲げや組合せ応力を正しく理解し、基本形状の部材に力が作用したときの応力やひずみの計算ができること。また、鉄鋼・非鉄、非金属等の機械材料の力学的性質やその評価方法、熱処理や製造・加工方法について習熟していること。
  2. 熱・流体系では、基幹科目である熱力学、流れ学に習熟していること。熱に関する基礎的知識、熱と仕事、内部エネルギーの関係,熱力学の諸法則を理解し、熱力学の諸法則を使って、仕事量、熱量、エントロピーなどの値を自分の力で計算できること。また、1次元非圧縮流れの基本的物理量、静止流体中で働く圧力の計算法を理解し、ベルヌーイの式の導き方とその応用法、運動量と角運動量について理解していること。
  3. 機械力学・制御系では、基幹科目である機械力学、制御工学に習熟していること。動的負荷に対応した振動応答の基本概念を理解し、動的設計上必要となる解析能力を有していること。また、動的システムを解析し、線形制御理論を用いて制御系を設計する能力を有していること。
  4. 機械工学の課題を解決するための機械設計、図面作成、数値解析が適切に実行できる技能。
  5. 機械工学の課題を積極的に見出し、実験解析・設計手法を使って、その解決策を探求できる姿勢・態度。
  6. 機械工学の分野全般の英語の関連文献を読むことができるだけの英語の語学力。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、数学・物理学の基礎的な分野、および機械工学分野の材料力学、熱力学、流れ学、機械力学、制御工学の諸領域に関する高度な専門知識を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

応用化学専攻

応用化学専攻博士課程(前期課程)では、人類社会の持続的な発展のために不可欠である化学ならびに化学技術について豊かな学識を身につけ、このための専門領域の体系的かつ系統的な教育に基づく学習と実践的能力の育成を通して、化学あるいは化学工学が関わる諸問題を的確に理解し、その解決を図るための専門能力ならびに判断力を身につけ、国内外の関連分野において有為な人物を育成することを目的としています。そのために次のような学生を求めています。

応用化学専攻の求める学生像

  1. 同志社大学の建学の精神と本学の三つの教育理念であるキリスト教主義、自由主義、国際主義を受け入れる学生を求めます。
  2. 化学および化学技術について、また、それらと人間の文化、経済活動との関連について広い関心を持つ学生を求めます。化学ならびにそれが関連する諸科学が関係する自然現象について深い好奇心を持ち、日本や世界の人々のために、それらをさらに発展させ役立たせたいという強い意志を持つ学生を求めます。
  3. 化学および化学技術が関係する諸課題について、深い専門知識と良識を持って主体的に思考することで判断し、その判断を他者や社会に対して適切に表現し人々の活動に貢献していくことを目指す学生を求めます。
  4. 現在および将来の化学および化学技術に何が求められるかについて、幅広い教養に基づいて考える習慣を持ち、そのための主体的努力を真摯に行う学生を求めます。さらに、多様な他者の価値観を理解し、様々な社会や環境において、自らの専門的能力を活かしていきたいという強い意志を持つ学生を求めます。

応用化学専攻の入学までに身につけてほしいこと

専門科目
高度な化学あるいは化学工学を理解するために必要な、数学、物理学、化学、工学の基礎を身につけておくことが大切です。化学ならびに化学工学、それぞれの広い領域にわたって基礎学問領域を修得しておくことが大切です。

実験・実習科目
高度な化学あるいは化学工学の専門家としての技能を身につけるために、化学また化学工学に関する基礎的な実験ができる技能を身につけておくことが大切です。実験についての正しい知識は、専門家としての技能の向上だけでなく、不本意な事故や環境への悪影響を未然に防ぐためにも大切です。

語学
化学あるいは化学技術の専門家として情報をうけとり、また発信するための基礎的な語学力を身につけておくことが大切です。科学技術は本質的にグローバルなものであり、国語による高いコミュニケーション能力に加えて、英語による基本的なコミュニケーション能力が大切です。

一般教育科目
化学あるいは化学技術と人々の文化や産業活動との関係、さらに、それらの活動と人々の幸福との関係を考え、それに基づいて主体的に行動するために、広い教養を身につけておくことが大切です。このために、学部において幅広い一般教育科目を学び、また広い関心に基づいた読書の習慣を身につけておくことが大切です。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および自然科学や理学・工学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

数理環境科学専攻(工学)

環境科学と数理科学の双方に関する基礎知識を背景に、環境科学あるいは数理科学の最先端の成果を理解でき、現今の諸問題を抽出分析し、学際的素養をもとに身につけた問題解決能力により、各種産業界や研究・教育界での課題解決が遂行できる人材養成を目的としています。
そのために、出身大学・学部に関わらず広く門戸を開いて、多様な地球環境に現れる諸問題解決能力を有する学生を求めています。

数理環境科学専攻(工学)の求める学生像

  1. 環境科学・数理科学の諸課題を俯瞰し、多種多様な地球環境に現れる諸問題を環境科学・数理科学の観点から捉え、有益な解決法を粘り強く探求することに興味を有する学生。
  2. 環境科学と数理科学にわたる広い視野から概観でき貢献することを目指している学生。

数理環境科学専攻(工学)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 環境科学・数理科学の双方に関する柔軟な理解力を有し、研究成果の的確な報告能力を修得していること。
  2. 多種多様な地球環境に現れる諸問題を環境科学・数理科学の観点から抽出分析・発見し解決法を探求するために必要な基礎的な専門知識を修得していること。
  3. 多角的な問題解決能力と国際性の修得のため、専門分野に関するコミュニケーション能力を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および数理環境科学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。

数理環境科学専攻(理学)

環境科学と数理科学の双方に関する基礎知識を背景に、環境科学あるいは数理科学の最先端の成果を理解でき、現今の諸問題を抽出分析し、学際的素養をもとに身につけた問題解決能力により、各種産業界や研究・教育界での課題解決が遂行できる人材養成を目的としています。
そのために、出身大学・学部に関わらず広く門戸を開いて、多様な真理解明能力を有する学生を求めています。

数理環境科学専攻(理学)の求める学生像

  1. 環境科学・数理科学の諸現象を俯瞰し、多様な森羅万象の中に現れる諸問題について総合的、かつ真理開明を目指す解決法を粘り強く探求することに興味を有する学生。
  2. 環境科学と数理科学にわたる広い視野から概観でき貢献することを目指している学生。

数理環境科学専攻(理学)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 環境科学・数理科学の双方に関する柔軟な理解力を有し、研究成果の的確な報告能力を修得していること。
  2. 多様な森羅万象の中に現れる諸問題について環境科学・数理科学の観点から抽出分析・発見し解決法を探求するために必要な基礎的な専門知識を修得していること。
  3. 多角的な問題解決能力と国際性の修得のため、専門分野に関するコミュニケーション能力を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および数理環境科学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、口頭試問等を通じて判定します。


生命医科学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

医工学・医情報学専攻

医工学・医情報学専攻博士課程(前期課程)では、生命科学を中心にした、医工学ならびに医情報学の専門的な知識や技術について、生体情報の正確な計測と生体機能の工学的具現化に関する研究や機械・材料工学の医療応用に関する研究を通して、医学・医療や工学を基盤にした総合的な研究能力を身につけて、医療技術産業のみならず幅広い産業分野でその基幹を支えて活躍できる中核的技術者、研究者を養成することを目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

医工学・医情報学専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 医工学ならびに医情報学に関する基礎知識と技術を身につけている学生を求めています。
  2. 医工学ならびに医情報学の知識と技術を運用し、新たな解決方法を創出するために、キャリアを通じて継続的に学び続ける意思のある学生を求めています。
  3. グローバルな視点を有し、自ら解決課題を見出し、必要に応じて他者と協働して解決に導く意思のある学生を求めています。

医工学・医情報学専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 医工学コースでは、専門基礎科目としての「数学(代数学、微分積分学)」と「力学」に関する知識を身につけるとともに、専門応用科目としての「制御工学」「材料力学」に関する知識を有していることが望まれます。
  2. 医情報学コースでは、専門科目としての「生命科学(数学・物理・化学)」、「電気回路」、「情報(プログラミング・情報処理)」に関する知識を有していることが望まれます。
  3. 両コースを通して、医工学ならびに医情報学に関する基礎知識を習得しており、専門分野における課題や解決する方法を見出すとともに、広く情報を発信する方法論を経験していることが望まれます。
  4. 両コースを通して、自らの専門分野に関する英語論文の理解や、英語によるコミュニケーションに取り組むことができる姿勢を身につけていることが望まれます。

入学者選抜制度

医工学および医情報学の知識および技術を運用することによって、人が豊かに暮らせる社会の実現や問題解決を目指して本専攻で学ぶためには、医工学および医情報学に関する基礎知識を習得していることが必要となります。医工学および医情報学の基礎知識の理解度を評価するために、医工学コースでは、専門基礎科目「数学(代数学、微分積分学)」、「力学」、専門応用科目「制御工学」、「材料力学」、医情報学コースでは専門科目「生命科学(数学・物理・化学)」、「電気回路」、「情報(プログラミング・情報処理)」に関する筆記試験を実施します。また、面接(口頭試問を含む)、研究概要を通して、専門的な知識やスキルを習得するために必要となる、学習能力や論理的な思考能力、研究課題に対する姿勢を評価します。筆記試験、面接(口頭試問を含む)、および研究概要の内容から、合否を判定します。また学部での成績が顕著な場合は、それを持って、基礎的事項の理解が十分であるとみなす場合もあります。

医生命システム専攻

医生命システム専攻博士課程(前期課程)では、医療、福祉、健康、食品、化粧品など医学・薬学に関連する幅広いフィールドで、生物・物理・化学の複眼的視点から創意工夫をもって課題解決へと導くことのできる技術者、研究者、指導者を養成することを目的としています。こうした観点から、次のような学生を求めています。

医生命システム専攻博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 生命医科学に関連する専門知識を得るために必要な、細胞生物学・自然科学に関する基礎学力を有する学生を求めています。
  2. 日本語および英語の基本的な読解能力と表現能力を有し、論理的思考能力と、データ解析能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、科学論文執筆能力を身につけたいと希望する学生を求めています。
  3. 生命医科学に関する様々な問題について幅広い関心と向上心を持ち、自ら課題を発見し、解決する能力を習得したいと希望する学生を求めています。また、医生命倫理、研究者・技術者倫理を習得しようとする学生を求めています。さらに、生命医科学に関する領域で、次世代を先導する技術者、国際的に高く評価される研究者を目指す学生を求めています。

医生命システム専攻博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 先端科学技術を習得し、情報発信および専門的ディスカッションをおこなうのに必要な英文読解、英作文、英会話の能力を習得することが望まれます。
  2. 生命医科学の基本となる細胞生物学は、生命の営みにおける一つひとつの現象を理論的に展開する生命医科学の基本となります。内容は形態学、生理学、薬理学、生化学、細胞生物学、分子生物学、遺伝子科学と多岐にわたるため、幅広い知識を持ち、総合的に理解する能力の習得が望まれます。
  3. 生命医科学の知識は、単に習得するだけでなく、健康増進や疾病の予防と治療など実際に人のために役立たせることに意義があります。個々の研究を深く追求することは重要ですが、単に研究のためだけの研究になっていないか、常に自分たちの置かれている状況を理解する必要があります。公衆衛生学及び臨床医学についての基本事項を学び、臨床の現場に役に立つ研究、公衆衛生の向上に寄与できる研究能力の習得が望まれます。
  4. 実験データや臨床研究の解析には、統計数学が必要不可欠となります。大規模データベースを用いた解析、いわゆるビッグデータの時代に対応するためにも、履修する数学の内容を十分理解し、総合的な数学の素養を習得することが望まれます。統計数学の基本知識の習得が望まれます。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、また将来の研究に関する設計、および生命医科学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究概要、筆記試験、面接(口頭試問)等を通じて判定しています。


スポーツ健康科学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

スポーツ健康科学研究科博士課程(前期課程)は、「スポーツ」と「健康」が有機的に融合したスポーツ健康科学をより高度に、体系的に修得・研究し、その成果を教育・研究機関、医療機関、スポーツ・健康関連産業、地方自治体等において、広い視野から的確かつ柔軟に応用実践できる高度専門職業人、及びグローバルな視野から独創的に課題探究できる研究者を養成することを目的としています。そのために、出身大学・学部に関わらず広く門戸を開いて、次のような優秀かつ多様な能力を持つ学生を求めています。

スポーツ健康科学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. スポーツ科学や健康科学などに関する基礎的な知識や技能、論理的思考力、及び外国語の読解・表現能力等を十分に有する学生。
  2. 国際的な視野と感覚を持ち、スポーツ科学や健康科学に関する高い水準の独創的な研究を遂行する意志と能力を有する学生。
  3. 同志社大学の自由な学問的伝統の中で、様々な学際領域と連携をとりながら高度な研究を展開する意志と能力を有する学生。

スポーツ健康科学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

  1. 「健康」と「スポーツ活動」及びそれらを取り巻く「社会環境」に関する知見と諸理論を包括したスポーツ健康科学を体系的に理解する知識・技能を有し、スポーツ健康科学に必要とされる自然科学的研究法と人文社会科学的研究法を適切に運用できること。
  2. 「健康の増進」とスポーツの「パフォーマンス向上」及び「社会的発展」に関する課題を積極的に発見し、スポーツ健康科学の視点から学術的に主体性を持って多様な人々と協働して解決する態度を有していること。
  3. スポーツ健康科学の特性を適切に運用できるようになり、「健康の増進」や「スポーツのパフォーマンス向上」、「スポーツの社会的発展」に寄与・貢献し、スポーツに関わる人々やスポーツの多様性を尊重し、行動するための思考力・判断力・表現力を有していること。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力、将来の研究に関する計画、及びスポーツ健康科学分野の諸領域に関する高度な専門知識を習得するために必要な学習能力を入学試験において確認します。


心理学研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

心理学研究科博士課程(前期課程)では、心理学に関する高度な専門的知識と実証研究のためのデータ収集・解析技術や、心理臨床的な実践的技術を備え、心理学の専門家としてこころに関する課題の解決につとめ、社会の中で信頼され、必要とされる人物を育成することを目的としています。こうした観点から、心理学研究科博士課程(前期課程)では、次のような学生を求めています。

心理学研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 心理学の基礎知識と研究技能を体系的に備えているとともに、他の学問領域の知識や技能の習得にもつとめることのできる学生。
  2. 研究を自律的に遂行し、研究成果を適切に発信する意欲と能力を備え、心理学の発展に貢献することのできる学生。
  3. 心理学の研究や実践において、社会の諸問題や他者の考え方を的確に理解し、多様な人々と協働してチームの力を引き出すことのできる学生。

心理学研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

心理学コース

  1. 心理学の基礎領域から応用領域にわたる幅広い知識と教養を身につけておくことが求められます。また、国内外の研究論文を正しく読み解くために、語学力や文献収集力が重要となります。
  2. 研究協力者と協働しながら研究を実施する姿勢や、他者と議論を重ねながら研究課題を見いだす創造性とコミュニケーション能力、合理的な研究計画を立案する論理的な姿勢と技能、科学的な方法論によるデータ収集と分析の手法といった、実証的研究を遂行する基礎的能力が求められます。また、研究分野に応じて実験機器・装置を適切に運用する技術を身につけておくことが望まれます。
  3. 心理学の専門家として社会的貢献を果たすために、研究結果を適切に発信する力が大切になります。また、相手の意見を建設的に消化し、議論を深化することのできる双方向的なコミュニケーションの能力が求められます。

臨床心理学コース

  1. 心理学の基礎領域から応用領域にわたる幅広い知識と教養を身につけておくことが求められます。また、国内外の研究論文を正しく読み解くために、語学力や文献収集力が重要となります。
  2. 研究協力者と協働しながら研究を実施する姿勢や、他者と議論を重ねながら研究課題を見いだす創造性とコミュニケーション能力、合理的な研究計画を立案する論理的な姿勢と技能、科学的な方法論によるデータ収集と分析の手法といった、実証的研究を遂行する基礎的能力が求められます。また、研究分野に応じて実験機器・装置を適切に運用する技術を身につけておくことが望まれます。
  3. 研究成果を適切に解釈し、論理的に議論を展開する能力や、社会に広く受け入れられるコミュニケーション手段で発信する能力に加えて、心理臨床的な実践技術の基礎知識の習得が求められます。また、他分野と協働しながら、臨床心理学の専門家として社会に貢献するための素地となる双方向的なコミュニケーション能力が必要となります。さらに、多様な価値観を受容できる柔軟な姿勢や常に他者から学ぼうとする真摯な態度が望まれます。

入学者選抜制度

これらの志向性や能力を確認するために、将来の研究に関する設計、および心理学に関する高度な専門知識やスキルを修得するために必要な学習能力や態度を有しているかどうかを、研究計画概要、筆記試験、面接(口述試験を含む)を通じて判定します。


グローバル・スタディーズ研究科 博士課程(前期課程) アドミッション・ポリシー

グローバル・スタディーズ研究科博士課程(前期課程)は、国際社会が直面する地球規模の課題(グローバル・イシュー)に学際的見地から取り組み、社会に広く貢献できる人材の養成を目的としています。そのために、次のような学生を求めています。

グローバル・スタディーズ研究科博士課程(前期課程)の求める学生像

  1. 人文・社会科学の幅広い知識を身につけている学生。
  2. 国際社会が直面する地球規模の課題に関心を持ち、文化的背景の異なる人々と対話・協働する意欲をもつ学生。
  3. 問題をみずから発見し、客観的に分析する力と、他者を説得する論理的思考力を有する学生。
  4. 英語および研究に必要な言語の資料読解力と発信力を有する学生。

グローバル・スタディーズ研究科博士課程(前期課程)の入学までに身につけてほしいこと

グローバル・スタディーズ研究科では、特に入学までに専攻してきたディシプリンは問いません。しかし、入学後の研究を有効に進めるためには、人文・社会科学の幅広い知識と、問題が表出する特定の地域に対する強い関心が欠かせません。また、日本語のみならず、外国語でも情報を収集できる語学力と、収集したデータを分析し、考察する論理的思考力が求められます。

入学者選抜制度

本研究科では、以下のように入学者の選抜を行います。

【国内出願者】
研究計画書、口述試験、出願書類等を通じて、研究者として必要な学力を有しているかを判断し、将来の研究の方向性を確認する。

【国外出願者】
研究計画書や出願書類等を通じて、研究者として必要な学力を有しているかを判断し、将来の研究の方向性を確認する。


ビジネス研究科グローバル経営研究専攻(修士課程) アドミッション・ポリシー

Admission Policies

Based on Doshisha University’s philosophy of ‘education with conscience,’ Doshisha Business School’s Global Business and Management Studies (hereinafter, GBMS) seeks to develop global business leaders who are willing and able to make a positive social contribution to global society. GBMS seeks to accept students of the following characteristics.

  1. Regardless of race, nationality, age, culture, or gender, foreign or Japanese students who seek to acquire a Master’s of Business Administration degree through the medium of English.
  2. After completion of the program, students who are willing to take initiative to contribute to the advancement of economies and societies through their work at an organization or as an entrepreneur either inside or outside of Japan.
  3. Students who have a global vision and global scope of activities, who are willing to enhance the mutual understanding of people in Asia and in the world.
  4. Students who hope for sustainable advancement of global society, who have knowledge of management, who can take the lead in the areas of sustainability (including green business), culture and creativity, Asian business, and others.

For the above, GBMS seeks students who possess following knowledge, skills, and attitudes prior to entry.

  1. Students who have bachelor’s degree or equivalent from a recognized college or university and preferably have at least two years of full-time work experience
  2. Students who demonstrate their learning capacity through GMAT® or GRE® scores
  3. Students who demonstrate their proficiency in English. Non-native English speakers must meet at least one of the English proficiency requirements below:
  • Have received a bachelor's degree from a university where the medium of instruction was English or are recognized by Doshisha Business School as possessing an equivalent qualification
  • Hold a TOEIC® Listening & Reading Test score of 760 or above
  • Hold a TOEFL® score of 83 or above (internet), 560 or above (paper test), 220 or above (computer)
  • Hold a IELTS™ score of 6.0 or above
  • Hold a Cambridge Examination score of FCE or above

The admission evaluation for a successful applicant is based on the above mentioned knowledge, experience, skills, attitudes, study purpose, career plan, and enthusiasm. The evaluation process includes document assessment and an interview.