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経営情報

2024年度 大学予算について

 世界規模での人的交流、移動が加速化する中、学位の国際通用性の観点等から、とりわけ「出口における質保証」の重要度が増している。高等教育の質保証システムの改善・充実を図るためには、教学マネジメントの体制を確立した上で、学修者本位の大学教育を進展させる弛まぬ努力が求められており、本学においても、「出口における質保証」の充実・強化に向けて、連綿と受け継いできた創立者の不変の「志」を今一度見つめ直し、時代背景に適応した同志社教育の新たなかたちを示していく必要がある。複雑で不透明な時代の中、一人ひとりの個性を尊重する多様性と寛容に満ちたキャンパスで、新たな創造へと導く力を持つ時代の魁となる人物を輩出するため、定員割れ私立大学が50%を超過する厳しい状況下においても安定的に入学者を確保し、学修者本位の教育を実現することへの期待に応え続けなければならない。

 学校法人同志社では、日本私立大学連盟が定める「私立大学ガバナンス・コード」を採用しており、法人運営を進める上で重要となる学校法人同志社の中期的な事業計画の主軸は、「同志社大学ビジョン2025-躍動する同志社大学-」(以下「ビジョン」という。)及びその中期行動計画である。2025年という節目の年を翌年迎えるにあたり、これまでの成果や進捗状況を踏まえつつ、ビジョン、中期行動計画に基づく年度ごとの重点的に取り組む課題の遂行のため、同志社創立150周年記念事業(大学事業)への取組みを含めて、本年度の予算編成を進める必要がある。

 教学面では、新学年暦の下での新たな学びが早期に定着し、学修成果に繋がるよう、この間積み重ねてきたハード面・ソフト面双方の環境の更なる充実を図る。また、同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)等を通じて文理横断・文理融合教育を推進する。国際連携推進の面では、グローバル教育センターと日本語・日本文化教育センターの再編により国際教養教育院を実質化し、グローバル人材育成に係る教育・学習環境のより一層の充実を図る。さらに研究面では、地域の中核となり、特定の研究分野に強みを持つ大学としての機能を意識し、研究推進体制の再整備を進める。

 学生支援の面では、国の高等教育の修学支援新制度の更なる充実の状況を踏まえ、本学としての奨学事業の着実な実施体制を強化する。大学運営の面では、ダイバーシティの推進及び環境活動の推進を特に重点的に取り組む課題と位置づけ、さらにこれらをクローズアップする広報活動の展開等により、持続可能な社会の実現に貢献すると共に、ICTの活用による事務の効率化を進める。教育研究環境の面では、今出川校地新図書館建設工事、京田辺キャンパスリニューアル建設等工事及びスポーツ・コンプレックス建設等工事等の大規模建設事業を計画的に進める。さらに、中・長期的な本学の発展を見据え、教育研究環境整備のための第2号基本金及び奨学事業充実のための第3号基本金の組入れ並びに情報基盤整備に係る準備金の繰入を計画的に進める。

 収入面では、学生生徒等納付金について、学部では本年度を含む過去4年間の推移も見ながら、入学定員通りの入学者数を見込み、安定的な財源を確保する。また、入学志願者の安定的確保や補助金、寄付金、受託事業収入など外部資金の増収について、引き続き積極的に取り組んでいく。

 支出面では、人件費は新規採用を含む所要額を計上するが、業務の点検、見直し等を行い、人材派遣や業務委託に係る経費も含めた、いわゆる総人件費は原則として前年度予算の範囲内とする。また、物件費については、重点事業項目を含め、全体として抑制を図る。さらに、教育研究費については、教育研究費に係る積算基準を改定し、全学的な教育・研究の更なる充実のために実施する事業に係る予算を計上するほか、繰越予算については具体的な事業実施計画に基づく効果的な執行を推進する。

 なお、ビジョンに係る中期行動計画で目標に掲げている収支均衡予算編成を実現し、経常勘定の繰越収支差額が支出超過に陥ることのないよう、学費支弁者の負担だけではなく、既存事業の見直し等を通じての支出抑制により、教育研究環境の維持・充実に取り組むための財源を確保する必要がある。ついては、節減が困難な経済情勢が想定されるが、経常的経費に係る支出抑制策を継続するとともに、過年度の予算執行状況を精査し、予算の効率的活用を検証の上、予算を編成する。また、施設設備の整備では、建設費高騰の情勢に留意の上、大規模建設事業については、中・長期的な施設設備整備計画に基づき予算を計上し、その他既存の施設設備の整備については、安全管理面において緊急性の高い事業を最優先としつつ、キャンパスの快適性にも配慮の上事業を厳選し予算を計上する。

 以上の方針のもと、予算における計画性を重視し、安定的な収入確保のための定員通りの入学者数確保と限られた財源を効率的に配分することを大原則として2024年度予算を編成する。

大学財政の詳しい情報PDFでご案内しています。

2024年度 予算  
2023年度 予算[PDF 421KB]
2022年度 予算[PDF 2.4MB] 決算[PDF 1.7MB]
2021年度 予算[PDF 665KB] 決算[PDF 2.4MB]
2020年度 予算[PDF 639KB] 決算[PDF 535KB]
2019年度 予算[PDF 122KB] 決算[PDF 690KB]
2018年度 予算[PDF 697KB] 決算[PDF 654KB]
2017年度 予算[PDF 815KB] 決算[PDF 722KB]
2016年度 予算[PDF 337KB] 決算[PDF 655KB]
2015年度 予算[PDF 1.4MB] 決算[PDF 866KB]
2014年度 予算[PDF 1.3MB] 決算[PDF 493KB]
2013年度 予算[PDF 1.2MB] 決算[PDF 1.2MB]
2012年度 予算[PDF 1.2MB] 決算[PDF 475KB]
2011年度 予算[PDF 1.2MB] 決算[PDF 469KB]
2010年度 予算[PDF 1.2MB] 決算[PDF 1.2MB]
2009年度 予算[PDF 1.3MB] 決算[PDF 1.1MB]
2008年度 予算[PDF 1.2MB] 決算[PDF 720KB]
2007年度 予算[PDF 332KB] 決算[PDF 963KB]
2006年度 予算[PDF 135KB] 決算[PDF 147KB]
2005年度 予算[PDF 139KB] 決算[PDF 148KB]
2004年度 予算[PDF 117KB] 決算[PDF 552KB]
2003年度 予算[PDF 54KB] 決算[PDF 133KB]

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