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人文科学研究所第6研究「薫物「菊花」作り ワークショップ」開催のご案内
2023年度 全4回シリーズ講座 香りでつづる京の四季 第3回
薫物「菊花」作り ワークショップ

第3回ワークショップの概要
薫物「菊花(きっか)」は、平安時代以降、高貴な人々から愛好されました。平安時代後期の類纂と伝わる薫物指南書『 薫集類抄(くんしゅうるいしょう)』
には、平安時代の貴族・藤原仲平(875-945)と甥の実頼(900-970)とが薫物「菊花」を使用したと記されています。また、この本に掲載されたレシピには、菊の花を乾燥させて香料と混ぜたことも書かれています。今回は、このレシピをもとに調合します。
キクについて
キクは、世界中で栽培される主要な園芸植物であり、日本では冠婚葬祭で広く用いられます。栽培に用いられるキクは、イエギクと呼ばれますが、その成立は、東アジア地域に広く自生する野生のキクが複雑に交雑したことに由来すると考えられています。日本には約20種の野生ギクが存在しており、その分布は北海道から鹿児島までほぼ全国にわたります。
キクタニギクは、東北南部から九州北部にかけて、点々と分布する野生ギクですが、キクタニという名は、京都の「菊渓」に自生していたことに因んで命名されました。秋になると力強く育った姿に多数の黄色い花が咲き揃う様子は美しく、地域の人々に愛されているだけでなく、近年では、イエギクを理解するための研究材料として、広く遺伝子研究に使用されています。
開催日 | 2023年11月25日 (土)13:00~14:30 |
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開催場所 | 新町キャンパス Z29教室 |
講師 | 〈講師〉 田中 圭子(佐賀大学地域学歴史文化研究センター特命研究員) 〈キク解説〉 中野 道治(高知大学農林海洋科学部准教授) |
費用 | 無料 |
対象者 | 同志社大学・同志社女子大学の学生 |
参加申込 | 必要 申込フォームよりお申し込みください。 |
お問い合わせ |
同志社大学人文科学研究所第21期第6研究
E-mail:doshisha.kaori.4season@gmail.com |
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