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イベント
企画展「同志社の家計簿―同志社のあゆみを支えた財政の記録―」開催!
2024年2月13日 更新
同志社社史資料センター開設20周年
ハリス理化学館同志社ギャラリー第31回企画展
「同志社の家計簿―同志社のあゆみを支えた財政の記録―」
今から150年前、1874年10月9日、同志社の創立者・新島襄は、アメリカのヴァーモント州ラットランドのグレイス教会で開催されたアメリカン・ボードの第65回年次大会で、日本に学校を設立したいと訴えて、約5,000ドルの寄付の約束を得たと言われます。同志社最初の財政の記録「同志社出納簿」にこの寄付金が明記されています。ここから同志社の財政の歴史が始まりました。
財政の歴史は学校の進路選択の歴史と重なります。例えば、政府は開校当初の同志社に対して疑念を抱いていました。最初期の同志社の財政はアメリカからの寄付がその大部分を占めていたからです。キリスト教を徳育の基本とし、外国資本が流入する同志社は、外国の影響力が及ぶ学校として政府の警戒の対象となり、徴兵猶予などの特典を得ることができずにいました。その解決策の1つが収入構造の改革であり、基本金から生じる利子収入の増額でした。これにより、その後、外国資本への依存度が減少し、のちの徴兵猶予の特典付与に繋がっていきます。このように、学校の歴史は、その時々の財政状況に影響され、選択肢に影響を与えます。
本展では、既に知られている同志社の歴史上の選択や判断を、同志社の財政状況を把握したうえでもう一度考え直す試みです。資金とその資金が作り出す力が、人や団体に及ぼす影響力がどれほどか、同志社の資料を通じて考えていただければ幸いです。
会 期 | 2024年2月27日(火)~4月21日(日) |
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会 場 | 同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館同志社ギャラリー2階 企画展示室 |
開室時間 | 10:00〜17:00(最終入館は16:30) |
休館日 |
月曜日 |
主 催 | 同志社大学同志社社史資料センター |
- 第31回企画展ご案内
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お問い合わせ |
ハリス理化学館同志社ギャラリー TEL:075-251-2716
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