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はじめに

卒業生メッセージ:山ア舜平さん

山ア舜平さん

今回の一連の改革において、学部を増やすことで大学の質が高まる、その相乗効果が出れば良いですね。 そのためには、新しい学部と既存の学部をどう融合させるか、それが課題でしょう。アメリカの大学は研究領域を超えた協力関係が非常に強いですが、日本の大学で実践されているところは稀です。同志社大学には、ひとつのことに特化するだけでなく、異なる領域との関連づけができる学生を育てて欲しいです。

最近の学生は内向き志向と言われますが、いけませんね。「内向き」というのは、自分を否定されるのが嫌ということでしょう。けれど、学生時代は「リセット」のとき、いくらでも出直しができるときです。過去の資質にとらわれるのではなく、自分の天与の才は何なのかを悩んで見つけて欲しいと思っています。

私は、学生時代以来ずっと、1年に1度は海外に行くようにしています。異なる環境で日々の世界を見直してみると、「あれはこういうことだったのではないか」と気がつくことがいくつもあります。そして、帰ってくると、「これからはこうしよう」と自然と思えるものです。つまり、軌道修正ができるわけです。軌道修正ができれば、少ないリスクで確実に目的を達成することができるようになります。たとえば、京都の企業がそうでしょう。身の丈にあわせて堅実に経営しています。だからこそ、息の長い企業が多いのです。同志社も、そういう風土である京都で135年続いてきたことは、非常に価値あることだと思います。大切なことは、自分のことをもうひとりの自分で見る、ということです。「同志社二百年の大計」に向けた取り組みにおいては、時代の風をよむ、という言い方もできるでしょう。時代の風をどうよむか。先行きはそこにかかっているのではないでしょうか。

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