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「スポーツ・健康科学研究」を通して学力の3要素を育成する高大接続プログラムの開発とその強化

2019年度 採択プログラム

「スポーツ・健康科学研究」を通して学力の3要素を育成する高大接続プログラムの開発とその強化

事業者(学部・研究科)

スポーツ健康科学部

概念図


概念図

概要

 スポーツ健康科学部が実施する本事業では、本学部が保持する教育・研究シーズを活かして高大接続関係を構築し、「スポーツ・健康科学研究」を通して高校生と本学部生の学力の3要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性を持って多様な人々と協働して学習する態度)を育成するプログラムの開発を目的とする。そこでA LL DOSHISHAの事業として、高校生と大学生に対して、以下のことを実施する。
 大学生に対しては、スポーツ・健康科学研究に関連した卒業研究を質的かつ直接評価できるパフォーマンス評価方法を開発する。また、学年の進行とともに学力の3要素がどの程度身に付いたかを、卒業研究に取り組む前後に客観的な定量ツール(PROGテストなど)を用いて診断・評価する。
 高校生に対しては、ご協力いただけるスポーツ系学科・専攻を有する京都府立の高等学校から、大学生と交流を深めながら教育・研究活動を行うPBL(Project based learning)に参加していただき、スポーツ・健康科学研究に対する理解を深めてもらう。また、これらの高大接続を取り入れた入試制度の改革にも取り組む。
 本プログラムの展開によって、高校生と大学生双方の探求心や自主性の向上が図られ、高大の教員の教育力向上にも寄与でき、高校から大学への学力の3要素を涵養する一貫教育モデルの確立、それを円滑に接続する入試制度の充実・強化が期待できる。


全体像・達成目標


■背景および目的
 グローバル化の進展や人工知能技術をはじめとする技術革新などにともない、社会構造も急速に、かつ大きく変革している。予見が困難な時代の中で新たな価値を創造していく力を育てることが日本の教育に求められている。このためには、『学力の3要素』(1.知識・技能、2.思考力・判断力・表現力、3.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)を育成・評価することが重要である。この基礎的・汎用的能力を高校教育で育成する取り組みの一つとして、スポーツ系の学科・専攻を有する京都府立高等学校においては、3年次にスポーツ・健康科学に関連する卒業研究を行っており、毎年度末には各校の代表者が集い合同研究発表会を開催している。このような取り組みを大学教育で更に伸長させるため、それをつなぐ大学入学試験においても、学力を多面的・総合的に評価することが求められている。
 そこで、本学部が保持する教育・研究シーズを活かして高大接続関係を構築し、「スポーツ・健康科学研究」を通して高校生と本学部生の学力の3要素を育成するプログラムの開発とその強化、並びに円滑に接続できる入試制度への変革を目指す。本プログラムの展開によって、スポーツ現場に高度な科学性と豊かな人間性を持った競技者や指導者を数多く輩出でき、京都府および日本のスポーツ競技力・指導力の向上・発展に寄与できることが最終目標である。

■予定しているプログラム内容の概略
大学教育におけるプログラム内容:
大学の学びの集大成として重要な科目である「卒業研究」を通して学力の3要素を質的かつ直接評価できるパフォーマンス評価方法を開発していく。
  • 大学生が高校生と交流を深めながら教育・研究活動を行う課題発見解決型学修(Project based learning) を行うプロジェクト科目の導入。
  • 卒業論文評価のための「リサーチルーブリック(大学生向け)」の開発。
  • 「PROGテスト」など利用した学力の診断・評価。

高校教育におけるプログラム内容:
高校生が実施する卒業研究のための教育プログラムをスポーツ健康科学部の専門的立場から提供することで、学力の3要素の基礎力アップと大学進学へのモチベーションを高める。関連高校に対して、プログラム導入の説明や相談を進めながらプログラムを開発する。
  • 「卒業研究指導ガイド」(論文の書き方、図表の表し方、統計解析、プレゼンテーションの仕方など)の作成
  • 卒業論文評価のための「リサーチルーブリック(高校生向け)」作成
  • 「出張講義」や「事前体験型講義・実習(スポーツ・健康科学に関する講義や実験、測定、調査などを入試前(夏休み)に体験する)」の企画、実施

高大接続入試制度の改革:
学力の3要素を多面的・総合的に評価する高大接続入試への改革について検討を開始する。