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過去のインタビュー

生命医科学部医生命システム学科教授 野口範子

生命医科学部医生命システム学科教授 野口範子

生命医科学部医生命システム学科教授
(環境保全・実験実習支援センター所長 2014年4月~)
野口範子

1)私と仕事

 子供の頃、なぜか最初に「病気」について興味を持ち、やがて「人体のしくみ」や「生命の不思議」に魅せられていきました。科学研究は論理的な思考を持って仮説を立て、実験計画に従って実験を行い実証していきます。大抵うまくいきませんが、納得のいく結果が得られたときは、笑いが止まらないほど嬉しいです。私は人間がする仕事の中で、研究と芸術ほど贅沢なものはないと思っていました。同志社に着任するまでは東京大学の研究センターにいましたので、私の意識の中では「私=仕事=研究」という関係がほぼ成立していたと思います。

2)バトル:ワーク vs ライフ

 上述の関係式を強行しようとしていた私には、2人の娘と基礎医学研究者である夫との「ライフ」を、到底楽しむ余裕などありませんでした。夫とはいつも時間の取り合いでした。ところが不思議なことに、後になって思い出すことは愉快なことばかりです。貴重でかけがえのない時間を過ごしていたことに気付かされます。娘たちは穏やかな優しい大人の女性に成長しました。今、大学では、次の時代を生きる学生たちに自分が修得してきたことを伝え、学生たちと共に悩み、考え、そしてまた学ぶという時間を持つことができています。教育にも携わることができるということは、なんて贅沢なことでしょう。

3)高校生のみなさんへのメッセージ 

 進路や友人のこと、そして家庭や学校のことなどで悩んでいる人もいると思います。悩みの真っ只中にいるときは、そのことしか考えられず、抜け出すことができなくて苦しいでしょう。しかし、自分も周囲も必ず変わっていきます。かつて価値を見いだせなかったものに、その大切さや素晴らしさが見えてくるときが必ずやってきます。怖がらずに挑戦してください。もしうまくいかなくても、大丈夫。チャンスはいくらでもありますから。その代わり、チャンスを掴む努力は惜しまないでください。