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目指すは全国連覇 自分たちでたぐり寄せる勝利の本質とは(前編)

「野球は人生の一部です」。同志社大学軟式野球部をまとめる主将、田中斯遠の言葉には、特有の重みがありました。あらゆるバックグラウンドを持つ部員たちが集い、切磋琢磨し、昨年念願の全国優勝を果たした彼らの強さとは。4名の部員にお話を伺いました。

2026年7月23日 更新
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同志社大学軟式野球部の部員
(左から)藤本蘭士郎さん、栗原暖二さん、田中斯遠さん、廣田快斗さん

多様な部員が集い、学生主体で作り上げる

田中斯遠(たなかしおん 商学部3年次生 主将)

総勢60名の部員で構成される同志社大学軟式野球部は、多様なバックグラウンドを持つ部員が集まり、日々互いに切磋琢磨しながら活動しています。ほとんどの部員は硬式・軟式の野球経験者ですが、中には高校時代は別のスポーツをしていた者や、ブランクを経て入部した者もいます。活動は学生主体で、練習、試合の日取りから試合中のサインまで、すべて自分たちで決めています。

藤本蘭士郎(ふじもとらんしろう 経済学部3年次生 主務)

私は小・中学校は野球部でしたが、高校でアメフトを経験し、大学で野球の世界に戻ってきました。ブランクもあり、最初は練習についていけるか不安もありましたが、先輩方を含め活動の雰囲気がとても良く、これならと思い入部を決めました。みんなで助けあいながら、今ではのびのびと活動できています。

栗原暖二(くりはらだんじ 商学部3年次生 副主将)
先輩に誘われて入部しましたが、私も雰囲気の良さはいつも感じています。田中くんの言うように、学生主体で全て決めていく、というのが硬式野球部にはない特徴だと思います。戦略の決定時などはあらゆる意見をすりあわせ、部員をまとめるのに苦労するときもありますが、全員が納得して同じ方向を向けるように、できるだけ打率や守備率など客観的なデータも使いながら説明するなど、工夫しています。苦労もあるからこそ、試合に勝った時の達成感は格別です。

廣田快斗(ひろたかいと 法学部3年次生 投手)
自由度が高いということは、逆に言えば自分たちで考えて、行動しなかったら成長しないということでもあるので、向上心を忘れない、練習から全力でする、ということは常日頃から意識しています。

同志社大学軟式野球部の強みとは

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練習の合間も部員同士のコミュニケーションは欠かさない
栗原
まず体育会所属の部活動の基本として、礼儀や身だしなみ、挨拶をきちんとすることについては、全員プライドと自覚を持っていると思います。自分でも気をつけていますし、後輩たちにも教えています。
田中
軟式野球部は、同級生という「ヨコ」のつながりはもちろんですが、先輩と後輩といった「タテ」のつながりも大切にしていて、後輩に対してもしっかり一人ひとりと向き合うように意識しています。野球はチームプレーの競技だからこそ、タテとヨコの一体感は各自のモチベーションに直結しますし、結果につながります。
藤本
プレー面においては、守りこそ野球、の意識を常に持っています。軟式野球は硬式と異なり、ボールがゴム製という特性上、長打が出にくかったり、打球速度が遅くなったりすることなどから点差が開きにくく、1点勝負の試合になりがちです。だからこそ守備をしっかりして、1点を守り抜くという意識が大切だと思います。
廣田
ピッチングにおいてはコントロールを何よりも大切にしています。軟式のボールは打者から縫い目が見えないので、変化球の工夫がしやすいです。打者にとっても、硬式は「バットに当たれば飛ぶ」感じがありますが、軟式は芯を外すと当たっても全然飛びません。そのため投手としては、バッターの手元で変化するような変化球など、味方が守りやすくなるピッチングを意識して練習しています。
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