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目指すは全国連覇 自分たちでたぐり寄せる勝利の本質とは(後編)
2026年7月31日 更新
プレッシャーをはねのけ、目指す全国連覇
栗原さん
- 栗原
- 昨年の第48回全日本大学軟式野球選手権大会においては、おかげさまで全国優勝することができました。昨年は一つ上の先輩方が幹部だったのですが、いわゆるヒーローみたいな選手がいたわけではなく、これまでお話ししてきたとおり、全員が本気で日々の練習を積み重ねてきたからこそ、掴み取った勝利だと思っています。今年は自分たちが幹部世代ということで、プレッシャーは大きいですが、連覇に向けてみんなで勝ちにいきたいと思っています。
- 田中
- 全国トップまで導いてくれた先輩方が引退されて、主将として正直プレッシャーは感じます。だからこそ、幹部や部員のみんなで話し合い、改善点を見つけ、互いに切磋琢磨していくことで一つずつ勝ちを重ねていきたいです。スローガンは「凡事徹底」。主将という立場にあぐらをかくのではなく、誰よりも率先してするべきことをする、ということだと思います。声を出す、全力で走る。一挙手一投足を後輩は見ているという意識を強く持っています。
廣田さん
- 藤本
- 絶対的な指導者がいないからこそ、自分たち幹部世代が先頭に立って見本を見せ、後輩たちのモチベーションを高めていくことが大切だと思っています。私としては、小さなことでも部員に声をかけ、チームの雰囲気を良くすることを心がけています。
- 廣田
- ピッチングの指導においては「教えすぎない」ことを意識しています。正解を教えるのは簡単ですが、それでは身につかないと思っていて。ヒントを与えたうえで、自分で考えるきっかけをつくってあげるという意識で、日々指導に励んでいます。
- 栗原
- 先ほども出たように、軟式は硬式ほど、技術差がつきにくい野球だと思っています。そのためメンタルの部分がすごく大切。自分自身は試合の緊張感を楽しめる性格なのですが、後輩のみんなにもメンタルを強く持ってもらって、チームとして強くなると、勝ちがついてくる。だからこそ、練習から常に本気で取り組んでいます。
多様性を楽しみ、目標に向かって走り続ける
藤本さん
- 廣田
- 軟式野球部はみんな、野球が心から好きで集まっているという感じがします。各自が本気で練習して、オフも本気で楽しむ、というメリハリのある生活ができていて。それは同志社の、個人を尊重するという学風の影響もあると思っています。
- 藤本
- もちろん部活なので、しんどいときもあります。大学に入るととにかく遊びたいと思う人も多い中で、体育会の部活に入部するのは少し勇気がいる決断だと思います。でもみんな生き生きとして、楽しく活動できているのは、やはり全員で作り上げている雰囲気の良さだと思います。
田中さん
- 栗原
- 同志社大学は全国から人が集まっていて、多様性に富んでいるところがとても魅力に感じます。今日の4名も、出身が埼玉や岩手などバラバラです。部員の中には、韓国や中国からの留学生もいます。高校から大学に進学して課外活動を考えるときに、指導者のもとについて、活動中心の学生生活を全力で送る、という部活動と、和気あいあいと楽しく活動をする、というサークル活動の2種類があるとすれば、軟式野球部はちょうどその中間にいる気がしていて、とても居心地が良いです。多様性を受け入れ、それぞれが切磋琢磨する、そんなマインドが今後も受け継いでいかれると嬉しいです。
- 田中
- このメンバーで野球ができるのもあと少しです。なんといっても純粋に野球を楽しむ気持ちが、一番大切だと思います。時には結果が出ずに不満をぶつけたくなることもあるでしょう。でもみんな楽しいからしている。初心を忘れないことが大切です。人生の大半の時間を野球に費やしてきた自分にとって、軟式野球部は、なくてはならない存在ですね。
全国2連覇を追う部員たちの声は、今日もグラウンドに響きわたる。