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同響の音、世界への挑戦 (前編)
同響の音、世界への挑戦 (前編)
100年以上の歴史を誇る同志社交響楽団(同響)は、個性豊かな約160人の団員で構成される、関西でも有数の規模の学生オーケストラです。2026年3月にはチェコ・プラハで海外公演を完遂。今後の活動にはずみをつける団員の4名に、同志社交響楽団の魅力や海外公演の体験、今後の目標などについてお話を伺いました。
2026年5月7日 更新
個性が響き合う 同志社交響楽団
- 倉橋
- 広島から同志社大学に進学した際、中学校では吹奏楽部、高校ではオーケストラに所属していたことから大学でも音楽を続けたいと考えていたところ、同響との出会いがありました。京都という日本文化豊かな土地で、100年以上の歴史のある楽団に所属することは、とても貴重な体験だと感じています。
- 八木
- 私も中学からずっとオーケストラに所属していたことが入団のきっかけです。親が同志社出身ということもあり、自由な校風については小さいときから聞かされていました。自分自身も自由さは日頃から感じており、のびのびと学生生活を過ごせていると感じます。同響の特徴としては、演奏会の会場選びから指揮者のオファー、練習の段取りまですべて自分たちで手配するという点があります。全員、学業やアルバイトとの時間のやりくりに腐心していますが、自分たちでつくりあげるからこその達成感も、この楽団の魅力だと思っています。
同志社交響楽団(同響)は、個性豊かな約160人の団員で構成される、関西でも有数の規模の学生オーケストラ
- 籔本
- 私の場合は姉が同響出身ということもあり、その楽しさはかねて聞いていたので、迷う余地はありませんでした。入団してみて改めて実感するのは団員の仲の良さで、お互いに信頼関係を大切にしながらコミュニケーションをとっています。
- 原
- 中高が籔本さんと同じで、同じオーケストラに所属していたのですが、大学ではなにか音楽以外のことをやろうかなと漠然と考えていました。ですが、気づいたら同響に入っている自分がいました(笑)。入ってみると、やはり大学の楽団ならではの周囲のレベルの高さを感じ、練習にも自然と力が入ります。
楽団の特徴について語る倉橋さん
- 倉橋
- 先程八木さんが言ったように、演奏会をやるとなったら会場の選定、指揮者のオファー、日程調整を、また合宿や練習においても全て自分たちで段取りをしないといけないというところが独特だと感じます。3年次生になると、全員が20個ほどもある役職をどれか担当します。一つでも欠けると活動に支障が出るので、全員が支え合いながら、積極的に楽団の活動に参加している感じです。近年「響友会」という卒団生の組織ができたのですが、現役生はもちろん、卒団生の方々にもたくさん支えられて活動できていると感じます。
- 籔本
- 全員が支え合っているというのは本当にそうで、先輩の技術指導もいい意味で遠慮がなく、お互いに良いものを作り上げるために高め合える環境になっています。
- 原
- 団員はとても個性的なメンバーが多いと感じています。演奏を聴いた方からは、よく「楽しそうな音」と言われるのですが、籔本さんが言うように、各団員が個々に高め合っているからこその音楽が作れていると思います。
- 倉橋
- 同響はエキストラ奏者をできるだけ呼ばないことや、演奏会においても実力順で出演するのではなく、希望者は出演できる仕組みになっているというように、全員に平等に機会が与えられていることも、良い方向に影響しているのではないかと思います。