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中高生の理系進路選択を学生がサポート

~「わたしのサイエンスプロジェクト」の取り組み~(下)

2025年4月10日 更新
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イベントに現地参加できない人へも情報を届けたい

今後の大きな課題は、広報力の強化です。私たちの活動を学内外の人にもっと知ってもらうため、情報発信に力を入れていきたいです。
倉八
座談会をオンラインで行えないか模索中です。私たちが開催するイベントは週末に行うことが多いです。中学校や高校によっては、土曜日も授業をしています。となると、土曜日のイベントには参加できない中高生も出てきてしまいます。そもそも、遠方でイベント会場まで足を運ぶことができない人もいるはずです。そういった人たちも、オンラインでなら参加しやすくなります。実験は難しいにしても、座談会や講演などトーク系のイベントであればオンライン参加が可能なはずです。ぜひ実現したいです。
学内で行う実験イベントについては現在、内容の検討や準備などを先生に頼っています。先生方は時期によっては非常に忙しく、イベントにまで手が回らないこともあります。学内での実験イベントが夏と春の年2回に限られているのには、そういった背景もあります。そこで今後は、私たち学生も実験イベントの企画にもっと関わっていきたいです。そうすることで先生の負担も少なくなり、年間の開催回数も増やすことができると考えています。
服部
文理の選択や進路の決定、そして日々の勉強と、高校時代は大変なことも多いと思います。でもそれらはみんな、いつかいい思い出になります。だから今という時間を精一杯頑張ってください。理系学部に興味があるけど理系科目が苦手で、大学入学後に不安を感じている人もいるかもしれません。でも大丈夫。苦手は大学でリカバリーできますよ。
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倉八
苦手科目で悩んでいる人もいると思います。私は、「とことんやり尽くしてこそ、苦手がわかる」と思っています。少し勉強して難しいと感じただけでは、それは本当に苦手かどうかはわかりません。頑張って頑張って、それでもやっぱりうまくいかないと感じるのが、本当の苦手です。だから中高生の皆さんには、「頑張って」と伝えたいです。たとえ苦手の克服にはいたらなくても、そこまで頑張った経験はきっとその後の人生で生きるはずです。
文理選択や大学選び・学部選びでは、「将来の仕事を考えたうえで選びましょう」と指導されるかもしれません。でも私の経験では、中学生や高校生の段階で、そんなことを考えるのは無理です。無理なのに考えないといけないから、不安になってしまいます。だから無理なことは考えず、もっとシンプルに「自分は何が好きなのか、何がしたいのか」だけを考えるといいと思います。好きなことであれば、受験勉強も大学に入学後の勉強や研究も、きっと頑張れるはずですよ。