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My Purpose ~挑戦する人~

蓬田 泰生さん【商学部4年次生 】/ 葭本 有悠史さん【法学部法律学科4年次生】

「第17回大学生M-1グランプリ2020」で優勝毎月ネタをつくり出演し続けてきたライブの経験を糧に大学生漫才日本一の座を獲得

  2021年3月15日、「第17回大学生M-1グランプリ2020」(主催・早稲田大学放送研究会)で、本学のお笑い同好会「喜劇研究会」所属の葭本有悠史さんと蓬田泰生さんによる漫才コンビ「ベグBOG」が優勝を果たした。例年は年末に開催される同グランプリだが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期になったうえ、オンラインでの開催となった。当日は120組を超える参加者から、動画審査とインターネット投票によって勝ち残った4組が決勝に進出。優勝が決定したとき、葭本さんは「自分たちが面白いと思ったことが、ちゃんと評価されたのがうれしかった」、蓬田さんは「二人とも大学から漫才を始めたので、いいネタがなかなか作れずに苦しいこともあり、報われた気持ちがしました」と感慨深げに語る。
 というのも、このとき審査されたネタ「腕相撲トーナメント」は、3年次生最後の引退公演のために作った渾身の1本。喜劇研究会では月1回のライブがあり、それに向けて毎回、納得がいくまでネタ作りに取り組んできた二人にとって、3年間の集大成ともいえるネタで優勝できた喜びはひとしお。審査員からも「切り口が斬新」と高い評価を得ることができた。大学生M-1グランプリに先立つ2020年11月には、同志社EVE(創立記念行事)の「同志社芸人No.1決定戦2020 in 祇園花月」でも優勝しており、引退を有終の美で飾った。
 二人がコンビを結成したのは1年次生の春のこと。喜劇研究会では伝統的に「コンビ決め」というイベントがあり、ツッコミ志望とボケ志望に分かれて、くじでコンビを組んでネタを即興で作り、皆の前で披露する。それをお互いに見て、両想いになったらコンビ成立になるのだが、「お互いに元気で声の大きいところが気に入って組むことになった」と話すのは、ツッコミ役の蓬田さん。ボケ役の葭本さんも「最初から気が合って、漫才コンビでは珍しいのですが、ネタもずっと二人で作ってきました。まぁ、2人で考えれば、スベったときも2人で責任を分け合えますからね」と笑う。
 喜劇研究会では周囲からの刺激も多く受けた。毎月のライブは本学のクローバーホールで開催され、出場チームの1位から最下位まで順位が付けられるので、負けていられないという気持ちがモチベーションにつながった。二人とも負けず嫌いなうえ、毎月楽しみにして時間を作って見てくれる人たちの思いに、何よりも応えたかったのだという。コロナ禍でライブ配信となってからは、「お客様の笑い声が返ってくるのが一番うれしかったのだと、改めて実感しました」と、口をそろえる。
 気の合う二人は、お笑いの道でプロになろうとは思っていないところも共通している。その理由は、「プロを意識すると、本当に自分たちのしたいことができなくなるから」と葭本さん。蓬田さんも、「やりたいことを出し切る。それが一番の大きな目標でした」とふり返る。大学4年間を全力で走り抜ける気持ちで、お笑いにも学業にも取り組もうと考えが一致した。その後、葭本さんは法学部のゼミで刑法に興味を持つようになり、未遂事件について研究。蓬田さんは消費者行動論に基づくブランドマーケティングを研究するゼミで、企業が持つ課題に対して提案しているときが楽しいと言う。
 そして今、二人が全力で取り組んでいるのは就職活動。ウェブ面接という前例のない状況にも、経験できることは何でも経験しようと、前向きに取り組んでいる。「面接では、お笑いのことを話すと興味をもってもらえることが多いですね。ネタ作りなど人が喜ぶことを一から作ることや、頑張る力を評価してくださいます」と蓬田さんは自分をアピール。「地域の祭りやイベントにもよく参加してきたので、いきなり30分の時間を与えられても逃げ出すことなく、お客様を喜ばせてきた。そんな経験で培われた度胸や対応力が、就職活動に役立っていると感じます」と葭本さんも語る。本家M-1グランプリにも毎年挑戦してきた二人。残念ながら1回戦敗退が続いているが、「今年も開催されるのであれば、練習を再開して挑戦したいですね。目標は、とにかく1回戦突破!そして、10年後ぐらいに優勝できたら、このOne Purposeにまた登場したいです」と、これからも人を笑顔にするための挑戦は続く。




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