このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

My Purpose ~挑戦する人~

村上 翔さん【文化情報学部2年次生】

2021年「日本学生陸上競技個人選手権」「関西学生陸上競技チャンピオンシップ」の400mハードルで優勝。「負けるわけがない」という不屈のメンタルで結果を出す。

 「陸上競技が大好き。怪我しても無理してしまう『陸上バカ』です」と笑う村上翔さん。2021年5月に行われた「関西学生陸上競技チャンピオンシップ」400m ハードルで優勝。翌6月の「日本学生陸上競技個人選手権」でも一位を勝ち取った。「今シーズンは全国でも勝てるタイムが出ていたので、強い気持ちで臨めました」。 
 ハードル競技を始めたのは中学校の陸上部。3年生になると110m ハードル全国9位、さらに、110m ハードル・走り高跳び・砲丸投げ・400m の合計点を競う四種競技で全国8位の成績をマーク。「四種競技の中でも特に得意なハードルと400m、この2つを組み合わせた400m ハードルなら全国トップを狙えると確信しました」。以来、体を作るための食事制限や毎晩のストレッチを欠かさない。中でも大事にしているのは寝る前のイメージトレーニングだ。「翌日の練習や次の試合でどう跳ぶかをイメージすることで、確実にいい動きにつながります」。しかし一方で怪我が多く、苦労して競技を続けてきたほうだという。「今年の2月にもひどい肉離れをおこし、今シーズンは終わったなと絶望しました」。深く落ち込み、「なぜこうなったのか」と考えた。しかし翌日には「今何ができるか」に気持ちを切り替え、シーズンプランを練り直した。何度も怪我に打ち勝ってきた経験があるからこそ、自分を信じて頑張れた。
 練習は週5日。コロナ禍で1日3時間の制限があるため、効率よく濃密な練習を自分でもチームでも常に考える。同志社大学を選んだのは、全国レベルで活躍する憧れの先輩が多く在籍していること、学生主体でチーム内の信頼関係が強くオンとオフのメリハリがついていることに魅力を感じたからだ。「練習は正直、キツくて苦しいときもある。でも先輩や後輩が自己ベストを更新すると、同じ練習を乗り越えてきた自分にもできるはず、と力をもらえます」。全国一位になるためには、全国で一番練習するのが当たり前。誰から見ても練習量が豊富な勝てる選手だと思われたい。400m のトラックに置かれた10台のハードルをどう跳び、どう走り切るか。自分にとって最適な歩数を決め、勝つためのプランを考える。試合で欠点や長所を見極め、練習で何度も調整し、さらなる高みを目指す。それがハードル競技の醍醐味だと感じている。「スタートラインに立つと心臓がバクバクし、不安になる。でも競技歴を重ねるごとにメンタルが鍛えられ、人一倍強くなりました」。どんな場でも力を最大限発揮できるのは、陸上競技に真剣に取り組んできたからこそ得たものだ。
 村上さんは現在2年次生。今後、多くの大会が待ち受けている。目標はオリンピック選手も出場するメジャーな大会で優勝し、名の知れた選手になること。大学で充実した経験と実績を積み、卒業後は実業団で競技を続けて世界大会などの大舞台で活躍すること。その目は、いくつものハードルの向こうを見据えている。

My purpose動画

お問い合わせ

同志社大学 広報課

TEL:075-251-3120
FAX:075-251-3080
E-mail:ji-koho@mail.doshisha.ac.jp

お問い合わせ一覧(部課所在・事務取扱時間案内)