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My Purpose ~挑戦する人~
片山 峻佑さん【スポーツ健康科学部 3年次生】
幼少期より祖父・父の稽古を受ける。3歳の時、仕舞「猩々」にて初舞台を踏む。小学生の頃から12年間続けたラグビーで培った体幹や体力を活かした、躍動感のある舞を得意としている。趣味はサッカーや野球などのスポーツ観戦。
技と人間性を磨き、一人前の能楽師に
六百年を超える歴史がある日本が誇る古典芸能、能楽。連綿と続く伝統の世界に身を置き、未来を担う能楽師として活躍しているのが片山峻佑さんだ。
物心ついた頃から稽古を受け、能は生活の一部だったという片山さん。3歳で初舞台を踏んだ後、数々の曲で子方(子どもが演じる役)を勤めてきた。「初舞台の記憶はほとんどないのですが、子どもの頃は緊張とは無縁だったように思います。能の歴史や、一つ一つの所作の意味が分かるようになった今の方が緊張しますね」
日々の稽古は、大学から帰った後に始まる。父の片山伸吾さんや他の師匠から指導を受ける以外は、自主稽古で研鑽を積む。技と人間性を磨き、一人前の能楽師に。能の伝統を継承し、未来へつなぐ。片山家は「シテ方」(主役)を勤めるが、太鼓や小鼓なども習う。それは、能の世界では全員で合わせて稽古する機会が一回しかないからなのだとか。「申し合わせ」と呼ばれるその一回で、舞う人、謳う人、囃す人のバランスを合わせる必要があるからこそ、共演する人たちのリズム感や、舞台での動きを知るための稽古が欠かせない。
今は全ての稽古が楽しいと充実感をにじませる片山さんに、能のやりがいを聞いてみると「何百年も前の作品を演じることができるところ」と答えてくれた。古語や節回しは難しいが、それが少しずつ体に馴染んでいく感覚が楽しいのだという。「父や師匠も含め、先輩能楽師たちが紡いできた歴史と伝統を現代につなぐ。自分もその一端を担っていることにはプレッシャーも感じています」
幼少期から能に打ち込んできた片山さんには、その表現の仕方や所作の奥深さを、スポーツ科学の視点から探求したいという思いがあった。スポーツ健康科学部に進学した片山さんは今、さまざまなスポーツを経験しながら、生理学を学んでいる。「能とは全く異なる価値観や体の動かし方を学ぶことができるのが面白いですね。学部には能をよく知らない友人も多いので、まずは実際に僕の舞台を観てもらって、能の魅力を発信していければと思っています」
今後は、緊張がパフォーマンスに与える影響について、能とスポーツ両方の視点から研究したいと片山さん。スポーツ科学の知識を能楽に還元し、自身の芸をさらに磨いていく。その先にある、一人前の能楽師になる、という目標に向かって。
My purpose動画
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