学長活動記

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2019年度 大学院入学式式辞

'19年4月3日 更新
 本日、同志社大学は、ここ今出川キャンパスの栄光館ファウラーチャペルで2019年度大学院入学式を挙行しております。本日より、真理の探求を行う研究者になるという目標に向かって、あるいは高度な専門職業人を目指して、大きく第1歩を踏み出されようとする新大学院生の皆さんに、同志社大学長として心からの祝福を贈りたいと思います。
 これまで皆さんは、各分野において輝かしい成果を挙げてこられました。それをいっそう究めたいという強い意思と努力が、本日の入学式に参加するという形で実を結びました。
 皆さんの決意に深く敬意を表するとともに、未知への分野を切り開こうと力強く挑戦される皆さんに、先輩たる研究者の一人として心からのエールを贈りたいと思います。
 ここ同志社大学大学院で学術研究に取り組む皆さんは、創立者の新島襄が理想とした建学の精神を理解する努力を続けるとともに、それぞれの専門領域を深めながらも、文系や理系といった特定の型にはまるのでなく、学際的・複合領域の学問に挑戦していただきたいと思っております。
 今後、皆さんが勉学、研究を行っていく過程は、決して平坦なものとはかぎらないでしょう。吸収すべき専門理論の進歩は目覚しく、また研究課題の解明には古代から最先端の知識までを含めて、適切に駆使しなければなりません。しかし、ここ同志社大学大学院の恵まれた教育、研究環境を最大限に利用していただき、悔いのない大学院生活を思う存分に過ごしてください。そして修了後には、ここで身につけられた学術技芸の知識を生かして、激動の社会を率先して切り開いていかれることを切望してやみません。
 現在、情報化社会といわれ、簡易で迅速な情報をインターネット環境から入手することが可能となりました。急速な科学技術の進歩に伴い、様々な知識を学ぶこと、また外国語を翻訳することなど、「答え」を簡単に得ることができると環境が整っているといえます。しかし、「答え」をすぐに見つけることが、学問なのでしょうか。すぐに答えを出すことよりも、それに至るプロセスであったり、入り組んだ知識に対し、知恵を持って解き明かすことに光を当てることが重要なのではないでしょうか。
 ぜひ、皆さんは安易に「答え」を見つけることだけに固執するのではなく、自身が出した「答え」に批評を加え、多角的な視点をもって学問に向き合ってください。そして、またその「答え」に対した新たな仮説を出して、検証するというプロセスを繰り返しながら、学問の真理を探究していただきたいと思います。
 また皆さんご存知のことかと思いますが、1875年、新島襄により「自ら立ち、自ら治むるの人民の育成」を目指して、同志社大学の前身である同志社英学校が設立されました。その後、1920年に大学令により同志社大学が開校され、1950年には大学院修士課程が開設されています。
 その立学の精神は「学問の自由とキリスト教的精神を尊重して、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究めて、文化の進展に寄与すること」と謳われています。学問の自由、キリスト教主義精神、人類文化への寄与は、同志社の誇りとする自由主義、キリスト教主義、国際主義の3つの教育理念に対応するものであり、大学院教育の精神的支柱となっています。
 このように、キリスト教主義精神に立脚した自治自立の人物養成が同志社教育の原点です。ただいま朗読いたしました「同志社大学設立の旨意」は同志社から皆さんに対する時代を超えて常に変わることのない誓いなのです。
 同志社はその名のとおり、若者の「志」を重視する教育研究組織です。是非皆さんは将来の大きな目標、大きな志に向かって、今何をしなければならないのかを再度問い直していただきたいと思います。
 何かに挑戦して失敗することはまったく問題ありません。挑戦をしないことが問題なのです。ワイルド・ローバー号に乗って大海に乗り出した新島のように、失敗を恐れず、挑戦を続けてください。
 皆さんにとって、この同志社大学大学院での教育と研究が、知的好奇心に溢れ、新たな出会いに満ちたものであるように、教職員一体となって、すなわち“ALL DOSHISHA”で皆様をサポートします。皆様の大学院での教育・研究が実りあるものになりますよう祈念して私の式辞といたします。
 ご入学おめでとうございます。
 本日、同志社大学は、ここ今出川キャンパスの栄光館ファウラーチャペルで2019年度大学院入学式を挙行しております。本日より、真理の探求を行う研究者になるという目標に向かって、あるいは高度な専門職業人を目指して、大きく第1歩を踏み出されようとする新大学院生の皆さんに、同志社大学長として心からの祝福を贈りたいと思います。
 これまで皆さんは、各分野において輝かしい成果を挙げてこられました。それをいっそう究めたいという強い意思と努力が、本日の入学式に参加するという形で実を結びました。
 皆さんの決意に深く敬意を表するとともに、未知への分野を切り開こうと力強く挑戦される皆さんに、先輩たる研究者の一人として心からのエールを贈りたいと思います。
 ここ同志社大学大学院で学術研究に取り組む皆さんは、創立者の新島襄が理想とした建学の精神を理解する努力を続けるとともに、それぞれの専門領域を深めながらも、文系や理系といった特定の型にはまるのでなく、学際的・複合領域の学問に挑戦していただきたいと思っております。
 今後、皆さんが勉学、研究を行っていく過程は、決して平坦なものとはかぎらないでしょう。吸収すべき専門理論の進歩は目覚しく、また研究課題の解明には古代から最先端の知識までを含めて、適切に駆使しなければなりません。しかし、ここ同志社大学大学院の恵まれた教育、研究環境を最大限に利用していただき、悔いのない大学院生活を思う存分に過ごしてください。そして修了後には、ここで身につけられた学術技芸の知識を生かして、激動の社会を率先して切り開いていかれることを切望してやみません。
 現在、情報化社会といわれ、簡易で迅速な情報をインターネット環境から入手することが可能となりました。急速な科学技術の進歩に伴い、様々な知識を学ぶこと、また外国語を翻訳することなど、「答え」を簡単に得ることができると環境が整っているといえます。しかし、「答え」をすぐに見つけることが、学問なのでしょうか。すぐに答えを出すことよりも、それに至るプロセスであったり、入り組んだ知識に対し、知恵を持って解き明かすことに光を当てることが重要なのではないでしょうか。
 ぜひ、皆さんは安易に「答え」を見つけることだけに固執するのではなく、自身が出した「答え」に批評を加え、多角的な視点をもって学問に向き合ってください。そして、またその「答え」に対した新たな仮説を出して、検証するというプロセスを繰り返しながら、学問の真理を探究していただきたいと思います。
 また皆さんご存知のことかと思いますが、1875年、新島襄により「自ら立ち、自ら治むるの人民の育成」を目指して、同志社大学の前身である同志社英学校が設立されました。その後、1920年に大学令により同志社大学が開校され、1950年には大学院修士課程が開設されています。
 その立学の精神は「学問の自由とキリスト教的精神を尊重して、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究めて、文化の進展に寄与すること」と謳われています。学問の自由、キリスト教主義精神、人類文化への寄与は、同志社の誇りとする自由主義、キリスト教主義、国際主義の3つの教育理念に対応するものであり、大学院教育の精神的支柱となっています。
 このように、キリスト教主義精神に立脚した自治自立の人物養成が同志社教育の原点です。ただいま朗読いたしました「同志社大学設立の旨意」は同志社から皆さんに対する時代を超えて常に変わることのない誓いなのです。
 同志社はその名のとおり、若者の「志」を重視する教育研究組織です。是非皆さんは将来の大きな目標、大きな志に向かって、今何をしなければならないのかを再度問い直していただきたいと思います。
 何かに挑戦して失敗することはまったく問題ありません。挑戦をしないことが問題なのです。ワイルド・ローバー号に乗って大海に乗り出した新島のように、失敗を恐れず、挑戦を続けてください。
 皆さんにとって、この同志社大学大学院での教育と研究が、知的好奇心に溢れ、新たな出会いに満ちたものであるように、教職員一体となって、すなわち“ALL DOSHISHA”で皆様をサポートします。皆様の大学院での教育・研究が実りあるものになりますよう祈念して私の式辞といたします。
 ご入学おめでとうございます。