'19年6月10日 更新
2019年6月1日(土)同志社大学今出川キャンパスにて、同志社大学宇宙生体医工学研究プロジェクトキックオフシンポジウム「新時代を切り拓く、宇宙への挑戦」を開催しました。
本プロジェクトでは、宇宙環境における人体の適応と地球上の健康増進を目指すことを目的としており、地球上の歩行困難者、宇宙飛行士の新規運動療法、リハビリテーション方策および機器開発、創薬開発に繋げる研究を実施しています。
当日は、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授で元宇宙飛行士の土井隆雄先生に有人宇宙活動についての基調講演を、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の金井宣茂宇宙飛行士に健康長寿と宇宙に関して特別講演をいただきました。また、国内外から多数の有識者を迎え、世界の宇宙医学研究について討論を実施しました。
日本人宇宙飛行士として初めて、宇宙での船外活動を経験された土井隆雄氏は、制御不能になった人工衛星を捕まえた成功経験を当時の映像を交えて紹介された他、現在ISS国際宇宙ステーションで実施されている研究についても説明されました。
植物の発芽実験では、微小重力下では植物が早く成長することや、老化が抑えられることなどの実験結果がでていることなどに触れ、宇宙農業の可能性についてまだまだ多くの実験が必要であるということやタンパク質の成長結晶実験では、地球上の結晶では見ることのできない分子構造を宇宙で生成した結晶では解明することができ、宇宙産の新しい薬の開発が将来期待できることを強調されました。物理化学実験では地上では見ることが出来ない表面張力の現象などを説明していただきました。
宇宙飛行士 金井宣茂氏はISS国際宇宙ステーションでの生活の様子や宇宙医学の研究について講演をいただきました。
国際宇宙ステーションでは6ヶ月間の滞在となり、免疫力や骨、筋肉が弱まるため毎日、2~2.5時間の筋トレを行うことや、足にゴムバンドをつけて体液シフトを回避する生活や、精神的につらくなる閉鎖環境への対応、地球にもどってからのリハビリテーションについてのご経験を紹介されました。
宇宙医学の研究では、糖尿病やアルツハイマーに影響する物質であるアミロイド繊維がどうのように体内でふえるのかという実験がされている例など、地球上の生活に活かす研究と、人類が生活圏を宇宙に展開するための研究の2つの方向性をしめされました。
イタリアからはジェノバ大学のドクター、サラ タベラ氏が骨への影響、ロシアからはロシア科学アカデミーのドクター、エレーナ トミロフスカヤ氏が 筋肉への影響と対応策について講演されました。
宇宙生体医工学研究プロジェクト代表の辻内伸好(理工学部教授)は、プロジェクトの紹介とNASAジョンソンスペースセンターでの実験や、開発中のトレーニング機器について説明しました。
後半は、本プロジェクトの大平充宣(研究開発推進機構客員教授)、後藤琢也(学長補佐 理工学部教授)が加わり、宇宙では背がのびる?若返る?トレーニングなしに宇宙にいける可能性はあるかなどの疑問に、各分野の研究者が答えながら、国際共同研究を通じて、多国籍で推進することや新しい社会の実現を目指していく等、各分野の「宇宙への挑戦」について話し合いました。
会場には小学生から、シニアの方々まで、550名が来場され、宇宙の研究についての関心の高さと期待がうかがえました。
本プロジェクトでは、宇宙環境における人体の適応と地球上の健康増進を目指すことを目的としており、地球上の歩行困難者、宇宙飛行士の新規運動療法、リハビリテーション方策および機器開発、創薬開発に繋げる研究を実施しています。
当日は、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授で元宇宙飛行士の土井隆雄先生に有人宇宙活動についての基調講演を、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の金井宣茂宇宙飛行士に健康長寿と宇宙に関して特別講演をいただきました。また、国内外から多数の有識者を迎え、世界の宇宙医学研究について討論を実施しました。
日本人宇宙飛行士として初めて、宇宙での船外活動を経験された土井隆雄氏は、制御不能になった人工衛星を捕まえた成功経験を当時の映像を交えて紹介された他、現在ISS国際宇宙ステーションで実施されている研究についても説明されました。
植物の発芽実験では、微小重力下では植物が早く成長することや、老化が抑えられることなどの実験結果がでていることなどに触れ、宇宙農業の可能性についてまだまだ多くの実験が必要であるということやタンパク質の成長結晶実験では、地球上の結晶では見ることのできない分子構造を宇宙で生成した結晶では解明することができ、宇宙産の新しい薬の開発が将来期待できることを強調されました。物理化学実験では地上では見ることが出来ない表面張力の現象などを説明していただきました。
宇宙飛行士 金井宣茂氏はISS国際宇宙ステーションでの生活の様子や宇宙医学の研究について講演をいただきました。
国際宇宙ステーションでは6ヶ月間の滞在となり、免疫力や骨、筋肉が弱まるため毎日、2~2.5時間の筋トレを行うことや、足にゴムバンドをつけて体液シフトを回避する生活や、精神的につらくなる閉鎖環境への対応、地球にもどってからのリハビリテーションについてのご経験を紹介されました。
宇宙医学の研究では、糖尿病やアルツハイマーに影響する物質であるアミロイド繊維がどうのように体内でふえるのかという実験がされている例など、地球上の生活に活かす研究と、人類が生活圏を宇宙に展開するための研究の2つの方向性をしめされました。
イタリアからはジェノバ大学のドクター、サラ タベラ氏が骨への影響、ロシアからはロシア科学アカデミーのドクター、エレーナ トミロフスカヤ氏が 筋肉への影響と対応策について講演されました。
宇宙生体医工学研究プロジェクト代表の辻内伸好(理工学部教授)は、プロジェクトの紹介とNASAジョンソンスペースセンターでの実験や、開発中のトレーニング機器について説明しました。
後半は、本プロジェクトの大平充宣(研究開発推進機構客員教授)、後藤琢也(学長補佐 理工学部教授)が加わり、宇宙では背がのびる?若返る?トレーニングなしに宇宙にいける可能性はあるかなどの疑問に、各分野の研究者が答えながら、国際共同研究を通じて、多国籍で推進することや新しい社会の実現を目指していく等、各分野の「宇宙への挑戦」について話し合いました。
会場には小学生から、シニアの方々まで、550名が来場され、宇宙の研究についての関心の高さと期待がうかがえました。
2019年6月1日(土)同志社大学今出川キャンパスにて、同志社大学宇宙生体医工学研究プロジェクトキックオフシンポジウム「新時代を切り拓く、宇宙への挑戦」を開催しました。
本プロジェクトでは、宇宙環境における人体の適応と地球上の健康増進を目指すことを目的としており、地球上の歩行困難者、宇宙飛行士の新規運動療法、リハビリテーション方策および機器開発、創薬開発に繋げる研究を実施しています。
当日は、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授で元宇宙飛行士の土井隆雄先生に有人宇宙活動についての基調講演を、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の金井宣茂宇宙飛行士に健康長寿と宇宙に関して特別講演をいただきました。また、国内外から多数の有識者を迎え、世界の宇宙医学研究について討論を実施しました。
日本人宇宙飛行士として初めて、宇宙での船外活動を経験された土井隆雄氏は、制御不能になった人工衛星を捕まえた成功経験を当時の映像を交えて紹介された他、現在ISS国際宇宙ステーションで実施されている研究についても説明されました。
植物の発芽実験では、微小重力下では植物が早く成長することや、老化が抑えられることなどの実験結果がでていることなどに触れ、宇宙農業の可能性についてまだまだ多くの実験が必要であるということやタンパク質の成長結晶実験では、地球上の結晶では見ることのできない分子構造を宇宙で生成した結晶では解明することができ、宇宙産の新しい薬の開発が将来期待できることを強調されました。物理化学実験では地上では見ることが出来ない表面張力の現象などを説明していただきました。
宇宙飛行士 金井宣茂氏はISS国際宇宙ステーションでの生活の様子や宇宙医学の研究について講演をいただきました。
国際宇宙ステーションでは6ヶ月間の滞在となり、免疫力や骨、筋肉が弱まるため毎日、2~2.5時間の筋トレを行うことや、足にゴムバンドをつけて体液シフトを回避する生活や、精神的につらくなる閉鎖環境への対応、地球にもどってからのリハビリテーションについてのご経験を紹介されました。
宇宙医学の研究では、糖尿病やアルツハイマーに影響する物質であるアミロイド繊維がどうのように体内でふえるのかという実験がされている例など、地球上の生活に活かす研究と、人類が生活圏を宇宙に展開するための研究の2つの方向性をしめされました。
イタリアからはジェノバ大学のドクター、サラ タベラ氏が骨への影響、ロシアからはロシア科学アカデミーのドクター、エレーナ トミロフスカヤ氏が 筋肉への影響と対応策について講演されました。
宇宙生体医工学研究プロジェクト代表の辻内伸好(理工学部教授)は、プロジェクトの紹介とNASAジョンソンスペースセンターでの実験や、開発中のトレーニング機器について説明しました。
後半は、本プロジェクトの大平充宣(研究開発推進機構客員教授)、後藤琢也(学長補佐 理工学部教授)が加わり、宇宙では背がのびる?若返る?トレーニングなしに宇宙にいける可能性はあるかなどの疑問に、各分野の研究者が答えながら、国際共同研究を通じて、多国籍で推進することや新しい社会の実現を目指していく等、各分野の「宇宙への挑戦」について話し合いました。
会場には小学生から、シニアの方々まで、550名が来場され、宇宙の研究についての関心の高さと期待がうかがえました。
本プロジェクトでは、宇宙環境における人体の適応と地球上の健康増進を目指すことを目的としており、地球上の歩行困難者、宇宙飛行士の新規運動療法、リハビリテーション方策および機器開発、創薬開発に繋げる研究を実施しています。
当日は、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授で元宇宙飛行士の土井隆雄先生に有人宇宙活動についての基調講演を、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の金井宣茂宇宙飛行士に健康長寿と宇宙に関して特別講演をいただきました。また、国内外から多数の有識者を迎え、世界の宇宙医学研究について討論を実施しました。
日本人宇宙飛行士として初めて、宇宙での船外活動を経験された土井隆雄氏は、制御不能になった人工衛星を捕まえた成功経験を当時の映像を交えて紹介された他、現在ISS国際宇宙ステーションで実施されている研究についても説明されました。
植物の発芽実験では、微小重力下では植物が早く成長することや、老化が抑えられることなどの実験結果がでていることなどに触れ、宇宙農業の可能性についてまだまだ多くの実験が必要であるということやタンパク質の成長結晶実験では、地球上の結晶では見ることのできない分子構造を宇宙で生成した結晶では解明することができ、宇宙産の新しい薬の開発が将来期待できることを強調されました。物理化学実験では地上では見ることが出来ない表面張力の現象などを説明していただきました。
宇宙飛行士 金井宣茂氏はISS国際宇宙ステーションでの生活の様子や宇宙医学の研究について講演をいただきました。
国際宇宙ステーションでは6ヶ月間の滞在となり、免疫力や骨、筋肉が弱まるため毎日、2~2.5時間の筋トレを行うことや、足にゴムバンドをつけて体液シフトを回避する生活や、精神的につらくなる閉鎖環境への対応、地球にもどってからのリハビリテーションについてのご経験を紹介されました。
宇宙医学の研究では、糖尿病やアルツハイマーに影響する物質であるアミロイド繊維がどうのように体内でふえるのかという実験がされている例など、地球上の生活に活かす研究と、人類が生活圏を宇宙に展開するための研究の2つの方向性をしめされました。
イタリアからはジェノバ大学のドクター、サラ タベラ氏が骨への影響、ロシアからはロシア科学アカデミーのドクター、エレーナ トミロフスカヤ氏が 筋肉への影響と対応策について講演されました。
宇宙生体医工学研究プロジェクト代表の辻内伸好(理工学部教授)は、プロジェクトの紹介とNASAジョンソンスペースセンターでの実験や、開発中のトレーニング機器について説明しました。
後半は、本プロジェクトの大平充宣(研究開発推進機構客員教授)、後藤琢也(学長補佐 理工学部教授)が加わり、宇宙では背がのびる?若返る?トレーニングなしに宇宙にいける可能性はあるかなどの疑問に、各分野の研究者が答えながら、国際共同研究を通じて、多国籍で推進することや新しい社会の実現を目指していく等、各分野の「宇宙への挑戦」について話し合いました。
会場には小学生から、シニアの方々まで、550名が来場され、宇宙の研究についての関心の高さと期待がうかがえました。