'19年9月3日 更新
2019年7月20日〜24日、スペインのマドリードで開催された12th EBSA, 10th ICBP-IUPAP Biophysics Congressにおいて、西尾天志さん(生命科学研究科 医工学・医情報学専攻 生命物理科学研究室)が、Poster Prizeを受賞しました。
ポリアミンは全ての生物に存在する生体分子で、細胞の成長や増殖を含む多くの細胞内プロセスに関与しています。本研究では80℃を超える高温環境で生育する超好熱菌アーキアThermococcus kodakarensisが生合成する特異な分岐型構造のポリアミンが、80℃の高温条件下でゲノムサイズDNA上に特異なナノループ構造を形成することを発見しました。生体内におけるゲノムサイズDNAの振る舞いは遺伝子機能と密接に関わっていると考えられており、分岐型ポリアミンが導く特異なナノループ構造は、高温条件下においてもDNAが遺伝子機能を維持するため重要な役割を果たしていると期待されます。
以上をまとめたポスター発表が評価され、今回の受賞となりました。また、本研究は国際学術誌ChemPhysChemに掲載済みとなっています。
“Branched-Chain Polyamine Found in Hyperthermophiles Induces Unique Temperature-Dependent Structural Changes in Genome-Size DNA.”, T. Nishio, Y. Yoshikawa, W. Fukuda, N. Umezawa, T. Higuchi, S. Fujiwara, T. Imanaka and K. Yoshikawa, ChemPhysChem, 19, 2299-2304 (2018).
ポリアミンは全ての生物に存在する生体分子で、細胞の成長や増殖を含む多くの細胞内プロセスに関与しています。本研究では80℃を超える高温環境で生育する超好熱菌アーキアThermococcus kodakarensisが生合成する特異な分岐型構造のポリアミンが、80℃の高温条件下でゲノムサイズDNA上に特異なナノループ構造を形成することを発見しました。生体内におけるゲノムサイズDNAの振る舞いは遺伝子機能と密接に関わっていると考えられており、分岐型ポリアミンが導く特異なナノループ構造は、高温条件下においてもDNAが遺伝子機能を維持するため重要な役割を果たしていると期待されます。
以上をまとめたポスター発表が評価され、今回の受賞となりました。また、本研究は国際学術誌ChemPhysChemに掲載済みとなっています。
“Branched-Chain Polyamine Found in Hyperthermophiles Induces Unique Temperature-Dependent Structural Changes in Genome-Size DNA.”, T. Nishio, Y. Yoshikawa, W. Fukuda, N. Umezawa, T. Higuchi, S. Fujiwara, T. Imanaka and K. Yoshikawa, ChemPhysChem, 19, 2299-2304 (2018).
発表題目:
Non-specific action of polyamines leads to specific changes in structure and function of DNA発表者(受賞者):
- 西尾 天志
- (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(後期課程)1年次生)
連名者:
- 吉川 祐子
- (生命医科学部 共同研究員)
- 梅澤 直樹
- (名古屋市立大学 薬学部 准教授)
- 樋口 恒彦
- (名古屋市立大学 薬学部 教授)
- Chwen-Yang Shew
- (ニューヨーク市立大学 教授)
- 吉川 研一
- (生命医科学部 客員教授)

2019年7月20日〜24日、スペインのマドリードで開催された12th EBSA, 10th ICBP-IUPAP Biophysics Congressにおいて、西尾天志さん(生命科学研究科 医工学・医情報学専攻 生命物理科学研究室)が、Poster Prizeを受賞しました。
ポリアミンは全ての生物に存在する生体分子で、細胞の成長や増殖を含む多くの細胞内プロセスに関与しています。本研究では80℃を超える高温環境で生育する超好熱菌アーキアThermococcus kodakarensisが生合成する特異な分岐型構造のポリアミンが、80℃の高温条件下でゲノムサイズDNA上に特異なナノループ構造を形成することを発見しました。生体内におけるゲノムサイズDNAの振る舞いは遺伝子機能と密接に関わっていると考えられており、分岐型ポリアミンが導く特異なナノループ構造は、高温条件下においてもDNAが遺伝子機能を維持するため重要な役割を果たしていると期待されます。
以上をまとめたポスター発表が評価され、今回の受賞となりました。また、本研究は国際学術誌ChemPhysChemに掲載済みとなっています。
“Branched-Chain Polyamine Found in Hyperthermophiles Induces Unique Temperature-Dependent Structural Changes in Genome-Size DNA.”, T. Nishio, Y. Yoshikawa, W. Fukuda, N. Umezawa, T. Higuchi, S. Fujiwara, T. Imanaka and K. Yoshikawa, ChemPhysChem, 19, 2299-2304 (2018).
ポリアミンは全ての生物に存在する生体分子で、細胞の成長や増殖を含む多くの細胞内プロセスに関与しています。本研究では80℃を超える高温環境で生育する超好熱菌アーキアThermococcus kodakarensisが生合成する特異な分岐型構造のポリアミンが、80℃の高温条件下でゲノムサイズDNA上に特異なナノループ構造を形成することを発見しました。生体内におけるゲノムサイズDNAの振る舞いは遺伝子機能と密接に関わっていると考えられており、分岐型ポリアミンが導く特異なナノループ構造は、高温条件下においてもDNAが遺伝子機能を維持するため重要な役割を果たしていると期待されます。
以上をまとめたポスター発表が評価され、今回の受賞となりました。また、本研究は国際学術誌ChemPhysChemに掲載済みとなっています。
“Branched-Chain Polyamine Found in Hyperthermophiles Induces Unique Temperature-Dependent Structural Changes in Genome-Size DNA.”, T. Nishio, Y. Yoshikawa, W. Fukuda, N. Umezawa, T. Higuchi, S. Fujiwara, T. Imanaka and K. Yoshikawa, ChemPhysChem, 19, 2299-2304 (2018).
発表題目:
Non-specific action of polyamines leads to specific changes in structure and function of DNA発表者(受賞者):
- 西尾 天志
- (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(後期課程)1年次生)
連名者:
- 吉川 祐子
- (生命医科学部 共同研究員)
- 梅澤 直樹
- (名古屋市立大学 薬学部 准教授)
- 樋口 恒彦
- (名古屋市立大学 薬学部 教授)
- Chwen-Yang Shew
- (ニューヨーク市立大学 教授)
- 吉川 研一
- (生命医科学部 客員教授)