'19年9月13日 更新
「同志社大学新島塾 合宿で鍛える知的基礎体力」1日目
2019年9月7日から3泊4日の日程で、同志社びわこリトリートセンターで同志社大学新島塾「合宿で鍛える知的基礎体力」が行われました。新島塾第1期生と学内で公募した体験参加の1年次生を迎え、初日は「いま大学で勉強するということ」をテーマに松岡敬大学長(新島塾塾長)と佐藤優講師(同志社大学特別顧問・神学部客員教授)の対談・討論が行われました。
講師からは、「学部の壁をぶち壊せ」「文理の分野にとらわれない学びと教養教育の充実で、博識に対立する統合知を身に付けろ」という力強いメッセージが送られました。
その後も「解はたったひとつではない。何を選ぶかはその人の判断で、最良の選択をする上での材料になるのが教養や知識である。多くの知識や判断材料をもつことで、皆さんには誰もが発想すること以外を発想できる人物に成長してほしい。そのための総合知であり、また、知識や経験を繋ぎ合わせるための統合知であるが、自分の想い、願い、夢、志を追いかける力がないと養えないし、身に付かない。これからの学びの一つ一つで、自分を意識的に成長させていって欲しい。」
「同志社大学は、自由主義を標榜していることからも分かるように自由に学べる大学だ。だから他の大学ではなかなかできない新島塾のような教育プログラムができる。よき友人、教職員との出会い、人とのつながりによって、教育だけでなく人を成長させる場として、同志社で学んでよかったと感じてもらえるようにしたい。」
「人間が一生で本当に緊密に付き合える人間は、150人が限界と言われている。そのうち大学時代に何人出会えるかで、人生は大きく異なる。『博識に対立する統合知』を身につけることが重要だ。ただ勉強するだけなら、インターネット環境があればできる。」
「大学は、しっかり学べば大きく成長できる場である。自身の専門分野だけでなく、+αの要素を自分で足しこんでいくことで自分を磨き上げていく。新しいことを知り、考える経験によってどう変わったかが大事。学部の4年間だけではなく、大学院博士課程まで含めた6年間または9年間の学びをどう充実させるかが大事で、自分自身を成長させるきっかけとして欲しい。」
と、塾生・学生に向けて熱い想いとメッセージが次々に届けられました。
中盤には、これまでの対談・討論はどのような問いかけがされているのか、どう読み解いたのかグループごとに議論し、発表する場が設けられましたが、要点が明確でないグループには「どこまでが質問で、どこからが回答なのか意味が分からない。」「論点と回答の提示について明確に示すこと。」「命題がつかめていない。」などと容赦なくやり直しが課されるなど、緊迫感を持ったまま4時間にわたる対談・討論を終えました。
夕食の後には、懇親会が開催され、全部で20名以上の塾生・学生や教職員が参加し、予定の時間を大幅に超えて、様々な意見交換がなされました。体験参加したある1年次生からは「講師の先生や、合宿に参加されている先生方に学生の目線に立っていただき、色々なお話しができた。このような機会はそうそうないもので、大変貴重な経験ができた。」という声が聞かれるなど、日常生活から離れて塾生や講師と時間・空間を共有して語り合える、実り多い場となりました。
合宿で鍛える知的基礎体力 4日目の様子
合宿で鍛える知的基礎体力 3日目の様子
合宿で鍛える知的基礎体力 2日目の様子
(事務局・高等研究教育院事務室)
「同志社大学新島塾 合宿で鍛える知的基礎体力」1日目
2019年9月7日から3泊4日の日程で、同志社びわこリトリートセンターで同志社大学新島塾「合宿で鍛える知的基礎体力」が行われました。新島塾第1期生と学内で公募した体験参加の1年次生を迎え、初日は「いま大学で勉強するということ」をテーマに松岡敬大学長(新島塾塾長)と佐藤優講師(同志社大学特別顧問・神学部客員教授)の対談・討論が行われました。
講師からは、「学部の壁をぶち壊せ」「文理の分野にとらわれない学びと教養教育の充実で、博識に対立する統合知を身に付けろ」という力強いメッセージが送られました。
その後も「解はたったひとつではない。何を選ぶかはその人の判断で、最良の選択をする上での材料になるのが教養や知識である。多くの知識や判断材料をもつことで、皆さんには誰もが発想すること以外を発想できる人物に成長してほしい。そのための総合知であり、また、知識や経験を繋ぎ合わせるための統合知であるが、自分の想い、願い、夢、志を追いかける力がないと養えないし、身に付かない。これからの学びの一つ一つで、自分を意識的に成長させていって欲しい。」
「同志社大学は、自由主義を標榜していることからも分かるように自由に学べる大学だ。だから他の大学ではなかなかできない新島塾のような教育プログラムができる。よき友人、教職員との出会い、人とのつながりによって、教育だけでなく人を成長させる場として、同志社で学んでよかったと感じてもらえるようにしたい。」
「人間が一生で本当に緊密に付き合える人間は、150人が限界と言われている。そのうち大学時代に何人出会えるかで、人生は大きく異なる。『博識に対立する統合知』を身につけることが重要だ。ただ勉強するだけなら、インターネット環境があればできる。」
「大学は、しっかり学べば大きく成長できる場である。自身の専門分野だけでなく、+αの要素を自分で足しこんでいくことで自分を磨き上げていく。新しいことを知り、考える経験によってどう変わったかが大事。学部の4年間だけではなく、大学院博士課程まで含めた6年間または9年間の学びをどう充実させるかが大事で、自分自身を成長させるきっかけとして欲しい。」
と、塾生・学生に向けて熱い想いとメッセージが次々に届けられました。
中盤には、これまでの対談・討論はどのような問いかけがされているのか、どう読み解いたのかグループごとに議論し、発表する場が設けられましたが、要点が明確でないグループには「どこまでが質問で、どこからが回答なのか意味が分からない。」「論点と回答の提示について明確に示すこと。」「命題がつかめていない。」などと容赦なくやり直しが課されるなど、緊迫感を持ったまま4時間にわたる対談・討論を終えました。
夕食の後には、懇親会が開催され、全部で20名以上の塾生・学生や教職員が参加し、予定の時間を大幅に超えて、様々な意見交換がなされました。体験参加したある1年次生からは「講師の先生や、合宿に参加されている先生方に学生の目線に立っていただき、色々なお話しができた。このような機会はそうそうないもので、大変貴重な経験ができた。」という声が聞かれるなど、日常生活から離れて塾生や講師と時間・空間を共有して語り合える、実り多い場となりました。
合宿で鍛える知的基礎体力 4日目の様子
合宿で鍛える知的基礎体力 3日目の様子
合宿で鍛える知的基礎体力 2日目の様子
(事務局・高等研究教育院事務室)