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留学生、漢字のルーツである「古代文字アート」に挑戦!

'19年11月22日 更新
11月5日(火)、日本語・日本文化教育センターの「日本の文化特講A/B」を履修している留学生が、筆を使った古代文字アートに挑戦しました。

この講義では、日本の伝統的な文化を実際に体験し学ぶことに重きをおいていますが、この日は古代文字アーティストとして世界的に活躍されている天遊先生のご指導を受け、それぞれの古代文字アートを書きました。
まず初めに、天遊先生から古代文字についての説明があり、その歴史や背景、また留学生が毎日勉強している漢字のルーツについて学びました。留学生が良く知っている漢字の古代文字から現代の漢字にいたるまでの変遷も示され、毎日の授業で覚えるのに苦労している漢字のルーツが分かり、みなさんとても興味深く聞いていました。

留学生のほとんどが筆を手にすることが初めてだったため、まず正しい姿勢で正しく筆を握る練習から始まりました。上手く握ることができたら、次は一本線を引く練習です。濃い線、薄い線、太い線、細い線と筆遣いに慣れるにしたがって、さまざまな課題が天遊先生から出され、みなさん苦労しつつも挑戦していました。
直線に慣れたら曲線の課題で、円を描く練習です。天遊先生からの指示は、ただ円を描くのではなく「真夏の太陽」、「夕日」、「月」のイメージで、それぞれ異なる円を描くというものでした。みなさん思い思いのイメージで徐々にアーティスティックな本領を発揮し始めました。

その後筆の扱い方にも慣れてきたところで、いよいよ各自好きな古代文字を選んで書く作業に入りました。普段の日本語の授業では、漢字を正確に覚えるため書き順について注意されるのですが、天遊先生から「アートなので、自分の感性で自由に、好きなように書いて良い」と言っていただき、この日ばかりは、みなさん自分なりに古代文字を解釈し、思いっきり自由に描き、各自の作品を仕上げました。
そして、大判の半紙に太い筆で一本線を勢いよく書くという練習を行いました。大判の半紙なので、手のみを使うのではなく、体全体を使わねばうまく書くことができません。
手と筆、足を上手く合わせて動かさなければ、まっすぐな美しい線を書くことができないので、なかなか苦労していました。

最後には、自分の納得できるアート作品に仕上げ、各自大切に持って帰りました。伝統的な書道を古代文字という漢字のルーツを使い、自らの感性でアートとして書く、というとてもユニークな体験ができたことを喜んでいました。
11月5日(火)、日本語・日本文化教育センターの「日本の文化特講A/B」を履修している留学生が、筆を使った古代文字アートに挑戦しました。

この講義では、日本の伝統的な文化を実際に体験し学ぶことに重きをおいていますが、この日は古代文字アーティストとして世界的に活躍されている天遊先生のご指導を受け、それぞれの古代文字アートを書きました。
まず初めに、天遊先生から古代文字についての説明があり、その歴史や背景、また留学生が毎日勉強している漢字のルーツについて学びました。留学生が良く知っている漢字の古代文字から現代の漢字にいたるまでの変遷も示され、毎日の授業で覚えるのに苦労している漢字のルーツが分かり、みなさんとても興味深く聞いていました。

留学生のほとんどが筆を手にすることが初めてだったため、まず正しい姿勢で正しく筆を握る練習から始まりました。上手く握ることができたら、次は一本線を引く練習です。濃い線、薄い線、太い線、細い線と筆遣いに慣れるにしたがって、さまざまな課題が天遊先生から出され、みなさん苦労しつつも挑戦していました。
直線に慣れたら曲線の課題で、円を描く練習です。天遊先生からの指示は、ただ円を描くのではなく「真夏の太陽」、「夕日」、「月」のイメージで、それぞれ異なる円を描くというものでした。みなさん思い思いのイメージで徐々にアーティスティックな本領を発揮し始めました。

その後筆の扱い方にも慣れてきたところで、いよいよ各自好きな古代文字を選んで書く作業に入りました。普段の日本語の授業では、漢字を正確に覚えるため書き順について注意されるのですが、天遊先生から「アートなので、自分の感性で自由に、好きなように書いて良い」と言っていただき、この日ばかりは、みなさん自分なりに古代文字を解釈し、思いっきり自由に描き、各自の作品を仕上げました。
そして、大判の半紙に太い筆で一本線を勢いよく書くという練習を行いました。大判の半紙なので、手のみを使うのではなく、体全体を使わねばうまく書くことができません。
手と筆、足を上手く合わせて動かさなければ、まっすぐな美しい線を書くことができないので、なかなか苦労していました。

最後には、自分の納得できるアート作品に仕上げ、各自大切に持って帰りました。伝統的な書道を古代文字という漢字のルーツを使い、自らの感性でアートとして書く、というとてもユニークな体験ができたことを喜んでいました。