'20年3月17日 更新
政策学部 服部教授セッション
2月17日(月)、21日(金)の2日間にわたって服部 篤子教授によるセッションが開催されました。このセッションでは各自が事前に課題図書を読み、「地域復興(事起こし)」をテーマに図書から得たことや「問い」をグループで共有し、また図書にある「四面会議」を体験しました。【初日(2/17)】
セッション前半では、課題図書に沿って、章ごとに塾生が各自作成したレジュメを用いて、学んだことや「問い(リサーチクエスチョン)」を発表・共有しました。またその「問い」に基づきグループ内でディスカッションをした後、更にその内容を全体で共有しました。
様々な意見が飛び交い、活発に意見交換がなされる中で、発言者の意図どおりに趣旨が伝わっていないような場面も見受けられましたが、服部教授からは「実際に図書に書いてあること(記述内容)とそこから自分が感じたこと(解釈)を分けて伝えるように」とのアドバイスがあり、自身の考えを改めて整理して発言する姿がありました。
セッション後半では、それぞれの塾生が事前に考案した「事起こし」をプレゼンしましたが、「SDGs」「三世代社会」「学生の町」「留学生」「伝統技術」等、塾生によりその着眼点は様々なものがありました。
その後、次回のセッションで実際に「四面会議」をする「事起こし案」を2つに絞り、当日までにその案を各自で深めておくこととなりました。
【2日目(2/21)】
2日目は会場を学外に移し、Impact Hub Kyotoをお借りしてセッションが開催されました。(Impact Hub Kyoto )
冒頭、Impact Hub Kyotoの創設者であり代表理事を務める浅井俊子氏より、「道場-Dojo」をキーワードに設立の経緯や塾生への激励のメッセージをいただきました。またそれらを踏まえ、服部教授から「事起こし」「小さなボトムアップ」など課題図書や本セッションとのつながりから、この会場が選ばれた背景について説明がありました。
前回に引き続き、残りの章に関して学んだことや問いを共有し、議論した後は、前回選定したテーマに沿って「四面会議」を体験しました。
図書のなかで紹介されている手法に基づき、グループ内で「人」「モノ」「広報・情報」「総合管理」に役割(リソース)を分け、塾生はそれぞれの役割から意見を出し合いました。
服部教授からは「議論(反論)はするけれど、共に作っていくという視点を大切にしてほしい」とのアドバイスがあり、塾生は議論を進めました。前回のように活発に展開される場面が少ない印象で、塾生から「議論を深めたり、代替案を提示したりできるほどの知識がない」など苦労が感じられる声も挙がりましたが、セッション終盤には個々のアイデアやリソース同士を上手く結びつけ、新たな提案がなされる場面もありました。
セッションの結びには、服部教授から「『自身でリサーチして現場を知ること』や1冊の本をきっかけにして『どのように学びを広げ、深めるか』が大切であり、そこに気付けたことを今後に活かしてほしい」とのメッセージがありました。
なお、服部教授担当のセッションは2020年度も開催され、東北地方でのフィールドリサーチ(東日本大震災復興支援)を含めた活動へとつながっていきます。
≪参考≫
この日は服部教授が取り組んでいる「事起こし:都市養蜂」の紹介もあり、先生の計らいで塾生は採蜜を体験し、ティーブレイクでは採りたての蜂蜜を入れた紅茶などで楽しいひと時を過ごしました。( 服部教授研究室 )
(事務局・高等研究教育院事務室)
政策学部 服部教授セッション
2月17日(月)、21日(金)の2日間にわたって服部 篤子教授によるセッションが開催されました。このセッションでは各自が事前に課題図書を読み、「地域復興(事起こし)」をテーマに図書から得たことや「問い」をグループで共有し、また図書にある「四面会議」を体験しました。【初日(2/17)】
セッション前半では、課題図書に沿って、章ごとに塾生が各自作成したレジュメを用いて、学んだことや「問い(リサーチクエスチョン)」を発表・共有しました。またその「問い」に基づきグループ内でディスカッションをした後、更にその内容を全体で共有しました。
様々な意見が飛び交い、活発に意見交換がなされる中で、発言者の意図どおりに趣旨が伝わっていないような場面も見受けられましたが、服部教授からは「実際に図書に書いてあること(記述内容)とそこから自分が感じたこと(解釈)を分けて伝えるように」とのアドバイスがあり、自身の考えを改めて整理して発言する姿がありました。
セッション後半では、それぞれの塾生が事前に考案した「事起こし」をプレゼンしましたが、「SDGs」「三世代社会」「学生の町」「留学生」「伝統技術」等、塾生によりその着眼点は様々なものがありました。
その後、次回のセッションで実際に「四面会議」をする「事起こし案」を2つに絞り、当日までにその案を各自で深めておくこととなりました。
【2日目(2/21)】
2日目は会場を学外に移し、Impact Hub Kyotoをお借りしてセッションが開催されました。(Impact Hub Kyoto )
冒頭、Impact Hub Kyotoの創設者であり代表理事を務める浅井俊子氏より、「道場-Dojo」をキーワードに設立の経緯や塾生への激励のメッセージをいただきました。またそれらを踏まえ、服部教授から「事起こし」「小さなボトムアップ」など課題図書や本セッションとのつながりから、この会場が選ばれた背景について説明がありました。
前回に引き続き、残りの章に関して学んだことや問いを共有し、議論した後は、前回選定したテーマに沿って「四面会議」を体験しました。
図書のなかで紹介されている手法に基づき、グループ内で「人」「モノ」「広報・情報」「総合管理」に役割(リソース)を分け、塾生はそれぞれの役割から意見を出し合いました。
服部教授からは「議論(反論)はするけれど、共に作っていくという視点を大切にしてほしい」とのアドバイスがあり、塾生は議論を進めました。前回のように活発に展開される場面が少ない印象で、塾生から「議論を深めたり、代替案を提示したりできるほどの知識がない」など苦労が感じられる声も挙がりましたが、セッション終盤には個々のアイデアやリソース同士を上手く結びつけ、新たな提案がなされる場面もありました。
セッションの結びには、服部教授から「『自身でリサーチして現場を知ること』や1冊の本をきっかけにして『どのように学びを広げ、深めるか』が大切であり、そこに気付けたことを今後に活かしてほしい」とのメッセージがありました。
なお、服部教授担当のセッションは2020年度も開催され、東北地方でのフィールドリサーチ(東日本大震災復興支援)を含めた活動へとつながっていきます。
≪参考≫
この日は服部教授が取り組んでいる「事起こし:都市養蜂」の紹介もあり、先生の計らいで塾生は採蜜を体験し、ティーブレイクでは採りたての蜂蜜を入れた紅茶などで楽しいひと時を過ごしました。( 服部教授研究室 )
(事務局・高等研究教育院事務室)