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【新島塾】読書から始まる知の探究 小山教授セッション 第1期生向け 第7回活動

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'20年10月16日 更新
10月10日(土)に「読書から始まる知の探究」小山隆教授(社会学部)によるセッション(1期生対象)の第7回学習がオンラインで開催されました。

当日の具体的な発表内容は、新島塾1期生 小澤彩夏さんによる活動記録からご紹介します。
前回のセッションを踏まえ、各班はフィールドワークプラン(沖縄を訪問できなかった場合の“プランB”含む)の作成とこれまでの事前学習をひとつの形とする「研究成果報告書」を作成し、発表を行いました。各班は、「研究成果報告書」を作成するにあたり、これまでの事前学習での学びを振り返りました。以下に、今回の各班の報告を記載します。

A班「自然環境」
自然環境班は、沖縄県内のマングローブを題材に国内移入種の問題を考える活動をしている。「研究成果報告書」では、毎回作成していた報告書を時系列で記載し、これまでの事前学習の流れをまとめた。内容としては、6月に所属メンバーの話し合いで、沖縄県の抱える自然環境問題の中からマングローブに対象を定め、7月にはマングローブから国内移入種について考えることを決定した。8月と9月の学習では、マングローブの基礎知識や、ヒルギダマシの駆除などについて事前学習を行い、事前学習の過程で、訪問先やインタビューする人を決定し、疑問点や質問事項をまとめていった。今回の発表では、前回のセッションで他班の塾生からの質問に対し、事前学習で解決したものは回答し、答えが見つからなかったものは専門家の方や現地の方に質問したいとの報告を行った。

C班「基地問題」
基地問題班は、基地問題を解決する方策についての文献を読み、事前学習を進めている。「研究成果報告書」では、これまでに読み進めた文献内容のまとめを中心に発表した。内容としては、防衛省の資料から移設の規模など調べたことを改めて報告し、ジャーナリストの視点など、様々な視点から基地問題について学んだことを発表した。新たな学習内容として、辺野古移設のプロセスについての文献を読み、辺野古移設の問題点について、批判が集まっている点、政府の対応と実際の対応の議論などについて文献から学んだことを報告した。また、日米地域協定に関しての学びも深め、基地問題に関して前回の報告に加えて新たな学びを発表していた。

D班「民族」
民族班は、「今後、日本は多文化共生社会を築いていくためにはどうするべきか」を大きなテーマとし、『琉球独立論』を通して、日本における民族の文化や言語、アイデンティティはどのように継承されているのか考え、今後、日本社会は琉球民族やアイヌ民族とどのように多文化共生を図っていくべきかについて事前学習を進めた。「研究成果報告書」では、琉球の歴史について調べた上で、琉球独立宣言についての文献を読み、琉球独立の観点でアイヌ民族と比較しながら、事前学習を進めたことを報告した。今回の事前学習では、琉球とアイヌの遺骨返還請求に係る問題について学習を進めたことを発表した。小山先生から、琉球とアイヌの比較に関しては共通点だけに着目するのではなく、違いも一方であることを念頭に、学習を進めることについて、アドバイスを受ける場面もあった。

B班の経済政策班は活動内容の理由などから、活動を断念。所属メンバーは各自の興味関心をもとに、基地問題班と民族問題班に移籍した。

各班、現時点での「研究成果報告書」の発表を行い、他班からの質問事項や研究報告を深めるための視点について相互に指摘しあった。
A班の発表に対し、「多様性が大切で守らなければならない」という内容だが、『多様性』とはいったい何なのか。国内移入種によって人為的に失われたものや、人の手による繁殖がもたらした結果もいわば一つの『多様性』ではないか。」という研究の前提としての観点の違いに基づく質問や、D班に対しては「現在の価値観で過去の出来事を裁くことや、謝罪を求めることまで本当に必要なのだろうか。」という疑問が投げかけられるなど、これまでの学びを反映してより深い質疑や議論が行われた。
小山先生からはD班への問いかけに対し、「これは議論の価値がある。日本のことだけでなく、他の国がどのような過去を歩んできたのか調べると学びが広がる。自分たちの考えが主観的なものなのかどうか、世界標準で捉えたとき新たに見えてくるものがある。」というアドバイスがあった。

今回のセッションでフィールドワークの実施可否の決定が発表され、残念ながら、2泊3日での沖縄県の訪問は実施しないこととなった。そのため、各班は代替案を再度作成し、予定していた訪問先の方々にオンラインでお話を伺うこととした。今後はそのための準備や先方への依頼を、塾生が自身の手で主体的に進めていく。
一方、話し合いの中で、塾生から宿泊を伴わない形での日帰りで行うフィールドワークの提案があり、その実現可否について検討されることとなった。
小山先生からのフィールドバックでは、オンラインで行うインタビューだけでなく、電話インタビュー、メールインタビューなどのご提案があり、オンラインインタビュー以外の代替手段を考えることのアドバイスをいただいた。加えて、学びを深めるにあたり、訪問先の方々がインタビューを受けていただくためのアプローチの方法を考えていくことも大切であるとのアドバイスもいただいた。

編集:新島塾1期生 小澤 彩夏

新島塾塾生による活動記録は、同志社大学新島塾【公式】Facebookに掲載しています。
こちらも是非ご確認ください。

(事務局・高等研究教育院事務室)
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10月10日(土)に「読書から始まる知の探究」小山隆教授(社会学部)によるセッション(1期生対象)の第7回学習がオンラインで開催されました。

当日の具体的な発表内容は、新島塾1期生 小澤彩夏さんによる活動記録からご紹介します。
前回のセッションを踏まえ、各班はフィールドワークプラン(沖縄を訪問できなかった場合の“プランB”含む)の作成とこれまでの事前学習をひとつの形とする「研究成果報告書」を作成し、発表を行いました。各班は、「研究成果報告書」を作成するにあたり、これまでの事前学習での学びを振り返りました。以下に、今回の各班の報告を記載します。

A班「自然環境」
自然環境班は、沖縄県内のマングローブを題材に国内移入種の問題を考える活動をしている。「研究成果報告書」では、毎回作成していた報告書を時系列で記載し、これまでの事前学習の流れをまとめた。内容としては、6月に所属メンバーの話し合いで、沖縄県の抱える自然環境問題の中からマングローブに対象を定め、7月にはマングローブから国内移入種について考えることを決定した。8月と9月の学習では、マングローブの基礎知識や、ヒルギダマシの駆除などについて事前学習を行い、事前学習の過程で、訪問先やインタビューする人を決定し、疑問点や質問事項をまとめていった。今回の発表では、前回のセッションで他班の塾生からの質問に対し、事前学習で解決したものは回答し、答えが見つからなかったものは専門家の方や現地の方に質問したいとの報告を行った。

C班「基地問題」
基地問題班は、基地問題を解決する方策についての文献を読み、事前学習を進めている。「研究成果報告書」では、これまでに読み進めた文献内容のまとめを中心に発表した。内容としては、防衛省の資料から移設の規模など調べたことを改めて報告し、ジャーナリストの視点など、様々な視点から基地問題について学んだことを発表した。新たな学習内容として、辺野古移設のプロセスについての文献を読み、辺野古移設の問題点について、批判が集まっている点、政府の対応と実際の対応の議論などについて文献から学んだことを報告した。また、日米地域協定に関しての学びも深め、基地問題に関して前回の報告に加えて新たな学びを発表していた。

D班「民族」
民族班は、「今後、日本は多文化共生社会を築いていくためにはどうするべきか」を大きなテーマとし、『琉球独立論』を通して、日本における民族の文化や言語、アイデンティティはどのように継承されているのか考え、今後、日本社会は琉球民族やアイヌ民族とどのように多文化共生を図っていくべきかについて事前学習を進めた。「研究成果報告書」では、琉球の歴史について調べた上で、琉球独立宣言についての文献を読み、琉球独立の観点でアイヌ民族と比較しながら、事前学習を進めたことを報告した。今回の事前学習では、琉球とアイヌの遺骨返還請求に係る問題について学習を進めたことを発表した。小山先生から、琉球とアイヌの比較に関しては共通点だけに着目するのではなく、違いも一方であることを念頭に、学習を進めることについて、アドバイスを受ける場面もあった。

B班の経済政策班は活動内容の理由などから、活動を断念。所属メンバーは各自の興味関心をもとに、基地問題班と民族問題班に移籍した。

各班、現時点での「研究成果報告書」の発表を行い、他班からの質問事項や研究報告を深めるための視点について相互に指摘しあった。
A班の発表に対し、「多様性が大切で守らなければならない」という内容だが、『多様性』とはいったい何なのか。国内移入種によって人為的に失われたものや、人の手による繁殖がもたらした結果もいわば一つの『多様性』ではないか。」という研究の前提としての観点の違いに基づく質問や、D班に対しては「現在の価値観で過去の出来事を裁くことや、謝罪を求めることまで本当に必要なのだろうか。」という疑問が投げかけられるなど、これまでの学びを反映してより深い質疑や議論が行われた。
小山先生からはD班への問いかけに対し、「これは議論の価値がある。日本のことだけでなく、他の国がどのような過去を歩んできたのか調べると学びが広がる。自分たちの考えが主観的なものなのかどうか、世界標準で捉えたとき新たに見えてくるものがある。」というアドバイスがあった。

今回のセッションでフィールドワークの実施可否の決定が発表され、残念ながら、2泊3日での沖縄県の訪問は実施しないこととなった。そのため、各班は代替案を再度作成し、予定していた訪問先の方々にオンラインでお話を伺うこととした。今後はそのための準備や先方への依頼を、塾生が自身の手で主体的に進めていく。
一方、話し合いの中で、塾生から宿泊を伴わない形での日帰りで行うフィールドワークの提案があり、その実現可否について検討されることとなった。
小山先生からのフィールドバックでは、オンラインで行うインタビューだけでなく、電話インタビュー、メールインタビューなどのご提案があり、オンラインインタビュー以外の代替手段を考えることのアドバイスをいただいた。加えて、学びを深めるにあたり、訪問先の方々がインタビューを受けていただくためのアプローチの方法を考えていくことも大切であるとのアドバイスもいただいた。

編集:新島塾1期生 小澤 彩夏

新島塾塾生による活動記録は、同志社大学新島塾【公式】Facebookに掲載しています。
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