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【新島塾】読書から始まる知の探究 林田教授セッション 第1回活動

'21年11月19日 更新
 11月6日(土)4,5講時に「読書から始まる知の探究」林田明教授(理工学部)によるセッション(2期生・3期生合同)の第1回学習が、今出川キャンパスにて開催されました。
 
 本セッションは【人間と自然の関係を考える】をテーマとし、課題図書として1.『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』講談社ブルーバックス、2.『科学史・科学哲学入門』、講談社学術文庫が指定されています。全2回の全体学習の他、12月に開催される公開シンポジウム「サイエンス、キリスト教、そして良心」への参加も予定されています。読書を通して、西欧の科学思想の変遷と新島襄の言葉や同志社の歴史に触れ、人間にとっての科学とは何かあるいは人間と自然との関係に着目し、幅広い観点から知見を得て議論する姿勢を持つことが期待されます。

事前学習として、ひとつは、課題図書1.『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』に記されている科学者の言葉を1つ選び、『新島襄 365』を参考にしながらその言葉が持つ歴史的経緯と現代的意義を説明するレポートの作成、もうひとつは、人間と自然の関係や科学の役割について、塾生間で議論したいテーマの選定があり、この二つの課題に取り組んだ上でこの日を迎えました。

 セッションの前半では、「科学技術の歴史と自然観の変遷」というテーマが取り上げられました。近代科学が成立するまでの文明の画期に迫り、様々な関連書籍の紹介を通して、科学と技術の歴史や科学者たちが神の存在をどのように捉えていたのかに関する説明がありました。フランシス・ベーコンにより「科学とは人間にとってどのようなものか」「人間が自然を利用することの正当性」(自然に対する支配権)が示されたことが科学革命の進行に与えた影響や神学の交わり、原子核物理学といった科学と技術の混沌たる過程についての話題に触れ、多角的な視点に立ち人間と科学の関係を考える機会となりました。

 後半は、「新島襄と自然科学」についての講義を受けました。新島は、課題図書に登場するチャールズ・ダーウィンやマクスウェルと同時代の人物であり、アーモスト大学などで学びながら、チャールズ・ライエルの「現在は過去を解く鍵である」とする斉一説や「世界の成り立ちに神の摂理は働いていない」というダーウィンの進化論に触れたようです。現在の自然科学のとらえ方につながる知を得た新島の考え方について、『新島襄365』に記された新島の言葉を参照しながら、その時代背景の説明がありました。さらに、キリスト教の神でなくても「人知を越えた何者か」の存在を意識することで、自然保護や環境問題への対処や自然のなかの人間のあり方に関しても示唆の富む話題が投げかけられました。

 最後に、事前学習で各自が考えた「議論したいテーマ」をもとに、第2回学習に向けたチーム編成をしました。編成の過程では、塾生どうしの積極的な対話があり、互いの意見を尊重する姿が見られました。最終的に編成された7つのチームのテーマを紹介します。
  • 自然と人間の関係性
  • 人間の介入による自然災害
  • 科学の発展(生活の利便性)と神の関係性
  • シンギュラリティを巡る人間の価値
  • 科学の発展と社会のジレンマ
  • 神の機能と役割の変遷
  • 学者の心に悪が芽生える時-宗教性との関連から考える

 今後は、第1回学習で得た知見や視点をもとに課題図書2「科学史・科学哲学入門」などを通読し、前述のシンポジウム参加に参加します。また各チームでテーマを掘り下げながら課題を検討し、林田先生との意見交換(経過報告)を重ねながら第2回学習での発表、議論に向けた準備を進めます。

(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第2期塾生 小林さん(文化情報学部)
5
3
2
 11月6日(土)4,5講時に「読書から始まる知の探究」林田明教授(理工学部)によるセッション(2期生・3期生合同)の第1回学習が、今出川キャンパスにて開催されました。
 
 本セッションは【人間と自然の関係を考える】をテーマとし、課題図書として1.『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』講談社ブルーバックス、2.『科学史・科学哲学入門』、講談社学術文庫が指定されています。全2回の全体学習の他、12月に開催される公開シンポジウム「サイエンス、キリスト教、そして良心」への参加も予定されています。読書を通して、西欧の科学思想の変遷と新島襄の言葉や同志社の歴史に触れ、人間にとっての科学とは何かあるいは人間と自然との関係に着目し、幅広い観点から知見を得て議論する姿勢を持つことが期待されます。

事前学習として、ひとつは、課題図書1.『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』に記されている科学者の言葉を1つ選び、『新島襄 365』を参考にしながらその言葉が持つ歴史的経緯と現代的意義を説明するレポートの作成、もうひとつは、人間と自然の関係や科学の役割について、塾生間で議論したいテーマの選定があり、この二つの課題に取り組んだ上でこの日を迎えました。

 セッションの前半では、「科学技術の歴史と自然観の変遷」というテーマが取り上げられました。近代科学が成立するまでの文明の画期に迫り、様々な関連書籍の紹介を通して、科学と技術の歴史や科学者たちが神の存在をどのように捉えていたのかに関する説明がありました。フランシス・ベーコンにより「科学とは人間にとってどのようなものか」「人間が自然を利用することの正当性」(自然に対する支配権)が示されたことが科学革命の進行に与えた影響や神学の交わり、原子核物理学といった科学と技術の混沌たる過程についての話題に触れ、多角的な視点に立ち人間と科学の関係を考える機会となりました。

 後半は、「新島襄と自然科学」についての講義を受けました。新島は、課題図書に登場するチャールズ・ダーウィンやマクスウェルと同時代の人物であり、アーモスト大学などで学びながら、チャールズ・ライエルの「現在は過去を解く鍵である」とする斉一説や「世界の成り立ちに神の摂理は働いていない」というダーウィンの進化論に触れたようです。現在の自然科学のとらえ方につながる知を得た新島の考え方について、『新島襄365』に記された新島の言葉を参照しながら、その時代背景の説明がありました。さらに、キリスト教の神でなくても「人知を越えた何者か」の存在を意識することで、自然保護や環境問題への対処や自然のなかの人間のあり方に関しても示唆の富む話題が投げかけられました。

 最後に、事前学習で各自が考えた「議論したいテーマ」をもとに、第2回学習に向けたチーム編成をしました。編成の過程では、塾生どうしの積極的な対話があり、互いの意見を尊重する姿が見られました。最終的に編成された7つのチームのテーマを紹介します。
  • 自然と人間の関係性
  • 人間の介入による自然災害
  • 科学の発展(生活の利便性)と神の関係性
  • シンギュラリティを巡る人間の価値
  • 科学の発展と社会のジレンマ
  • 神の機能と役割の変遷
  • 学者の心に悪が芽生える時-宗教性との関連から考える

 今後は、第1回学習で得た知見や視点をもとに課題図書2「科学史・科学哲学入門」などを通読し、前述のシンポジウム参加に参加します。また各チームでテーマを掘り下げながら課題を検討し、林田先生との意見交換(経過報告)を重ねながら第2回学習での発表、議論に向けた準備を進めます。

(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第2期塾生 小林さん(文化情報学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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