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【新島塾】「リーダーに学ぶ徳力の涵養」Talk Live2021

'21年11月25日 更新
同志社大学新島塾「リーダーに学ぶ徳力の涵養」Talk Live2021
 10月30日(土)に新島塾「リーダーに学ぶ徳力の涵養(Talk Live2021)」が実施されました。
本年度のTalk Liveは京都大学大学院総合生存学館 特定教授の宇宙飛行士・土井隆雄先生を講師としてお招きし、本学・良心館にて開催いたしました。土井先生は「日本の有人宇宙活動に思う」の演題で、ご自身の経験を通じての気づきと学びや、リーダーとして下した重大な決断、対面した危機や困難をどのように克服して乗り越えたかについてご講演いただきました。

 ご講演は、アメリカ、ロシア、中国それぞれの有人宇宙活動史から始まり、日本の有人宇宙活動史、土井先生の宇宙活動経験を交えたスペースシャトル及び国際宇宙ステーションについて、最後に無重力や真空の空間での特異性のある活動や実験についての順序で展開されました。宇宙から見た地球の日の出の瞬間や、船外活動でスパルタン衛星(太陽コロナ観測衛星)を回収されたときの様子などいくつもの貴重な映像を見せていただきました。ご講演の中で土井先生は、有人宇宙活動の3つの要素として「最先端科学技術の活用」、「人文社会的連携」、「国民の高い関心」を挙げ、これらが地球から宇宙に広がる新しい社会の構築に必要であると説明されました。理系領域だと思われがちな宇宙活動においても、文理融合の要素が存在することを実感しました。
 土井先生はチャレンジャー号爆発事故、コロンビア号空中分解事故という有人宇宙活動における2度の悲惨な事故から、有人宇宙活動には命を失うほどの危険を伴うことを説明してくださいました。そのため、宇宙飛行士のクルーたちは一年半もの訓練を通して、互いの命を預けられるほどの深い信頼関係を築く必要があるといいます。この信頼関係の構築によって言葉や文化の壁を乗り越えることができるそうです。ご講演の最後には宇宙で活動した土井先生が感じた3つのすばらしさをご教授いただきました。1つ目が、地球が美しい惑星であると同時に有限であり、私たちが運命共同体であることが感じられる「地球のすばらしさ」。2つ目が宇宙で生き、地球から宇宙まで発展することができる「人間のすばらしさ」。3つ目が宇宙空間のあらゆる可能性を示唆する「宇宙のすばらしさ」です。終わりには「宇宙をめざせ」という力強いお言葉を頂戴しました。

 その後行われた質疑応答では塾生が積極的に疑問を投げかけていました。
 ある塾生は「リーダーシップで一番大切なことは何か。自分は、文理融合の知を持ち多方面から物事を見られることが大切だと思う」と発言しました。土井先生は「信頼されているかどうかが大切であり、信頼を得るために何をすべきか考える必要がある。リーダーが信頼されることでメンバーが自発的に動くようになる。」と回答くださいました。様々な活動の中でリーダーシップを発揮し、他の学生と学びの価値や「志」を共有することを目標としている新島塾生にとって、今後の指針となるようなお言葉を頂くことができました。
 また、ある塾生は「宇宙に行ったことで価値観に変化はあったか」尋ねました。土井先生は「単に宇宙が大好きだった自分から、宇宙と生命のつながりや生命の大切さに気付き、人生観が変わった。」とおっしゃっていました。
 更に別の塾生は、宇宙に飛び立つ際に神頼みを行うというお話から、「現代社会に生きる私たちにとって、現代の科学と神様の関係はどのような関係にあるのか」尋ねました。「宇宙へ行くと、私たちの存在を超えたものを実感する。宇宙へ行くと、人間であることのすばらしさを実感すると同時に限界を感じる。」とおっしゃっていました。キリスト教主義である本学が目指す「良心教育」について、改めて考えさせられるお話でした。

 Talk Liveの終了後も質問が尽きない塾生らが土井先生を囲み、本学に滞在できる時間ぎりぎりまで質問にお答えいただきました。土井先生、進行役の後藤教授、誠にありがとうございました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第2期塾生 小吹君(文化情報学部)
新島塾第3期塾生 新保君(政策学部)
同志社大学新島塾「リーダーに学ぶ徳力の涵養」Talk Live2021
 10月30日(土)に新島塾「リーダーに学ぶ徳力の涵養(Talk Live2021)」が実施されました。
本年度のTalk Liveは京都大学大学院総合生存学館 特定教授の宇宙飛行士・土井隆雄先生を講師としてお招きし、本学・良心館にて開催いたしました。土井先生は「日本の有人宇宙活動に思う」の演題で、ご自身の経験を通じての気づきと学びや、リーダーとして下した重大な決断、対面した危機や困難をどのように克服して乗り越えたかについてご講演いただきました。

 ご講演は、アメリカ、ロシア、中国それぞれの有人宇宙活動史から始まり、日本の有人宇宙活動史、土井先生の宇宙活動経験を交えたスペースシャトル及び国際宇宙ステーションについて、最後に無重力や真空の空間での特異性のある活動や実験についての順序で展開されました。宇宙から見た地球の日の出の瞬間や、船外活動でスパルタン衛星(太陽コロナ観測衛星)を回収されたときの様子などいくつもの貴重な映像を見せていただきました。ご講演の中で土井先生は、有人宇宙活動の3つの要素として「最先端科学技術の活用」、「人文社会的連携」、「国民の高い関心」を挙げ、これらが地球から宇宙に広がる新しい社会の構築に必要であると説明されました。理系領域だと思われがちな宇宙活動においても、文理融合の要素が存在することを実感しました。
 土井先生はチャレンジャー号爆発事故、コロンビア号空中分解事故という有人宇宙活動における2度の悲惨な事故から、有人宇宙活動には命を失うほどの危険を伴うことを説明してくださいました。そのため、宇宙飛行士のクルーたちは一年半もの訓練を通して、互いの命を預けられるほどの深い信頼関係を築く必要があるといいます。この信頼関係の構築によって言葉や文化の壁を乗り越えることができるそうです。ご講演の最後には宇宙で活動した土井先生が感じた3つのすばらしさをご教授いただきました。1つ目が、地球が美しい惑星であると同時に有限であり、私たちが運命共同体であることが感じられる「地球のすばらしさ」。2つ目が宇宙で生き、地球から宇宙まで発展することができる「人間のすばらしさ」。3つ目が宇宙空間のあらゆる可能性を示唆する「宇宙のすばらしさ」です。終わりには「宇宙をめざせ」という力強いお言葉を頂戴しました。

 その後行われた質疑応答では塾生が積極的に疑問を投げかけていました。
 ある塾生は「リーダーシップで一番大切なことは何か。自分は、文理融合の知を持ち多方面から物事を見られることが大切だと思う」と発言しました。土井先生は「信頼されているかどうかが大切であり、信頼を得るために何をすべきか考える必要がある。リーダーが信頼されることでメンバーが自発的に動くようになる。」と回答くださいました。様々な活動の中でリーダーシップを発揮し、他の学生と学びの価値や「志」を共有することを目標としている新島塾生にとって、今後の指針となるようなお言葉を頂くことができました。
 また、ある塾生は「宇宙に行ったことで価値観に変化はあったか」尋ねました。土井先生は「単に宇宙が大好きだった自分から、宇宙と生命のつながりや生命の大切さに気付き、人生観が変わった。」とおっしゃっていました。
 更に別の塾生は、宇宙に飛び立つ際に神頼みを行うというお話から、「現代社会に生きる私たちにとって、現代の科学と神様の関係はどのような関係にあるのか」尋ねました。「宇宙へ行くと、私たちの存在を超えたものを実感する。宇宙へ行くと、人間であることのすばらしさを実感すると同時に限界を感じる。」とおっしゃっていました。キリスト教主義である本学が目指す「良心教育」について、改めて考えさせられるお話でした。

 Talk Liveの終了後も質問が尽きない塾生らが土井先生を囲み、本学に滞在できる時間ぎりぎりまで質問にお答えいただきました。土井先生、進行役の後藤教授、誠にありがとうございました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第2期塾生 小吹君(文化情報学部)
新島塾第3期塾生 新保君(政策学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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