プレスリリース

  1. 同志社大学ホーム
  2. 2022年度のニュース一覧
  3. 同志社大学心理学部 中谷内教授、京都橘大学健康科学部 横井助教(研究実施時は中谷内研究室後期博士課程大学院生)の共同研究  『新型コロナ感染防止策の複合有効性についての誤認』

同志社大学心理学部 中谷内教授、京都橘大学健康科学部 横井助教(研究実施時は中谷内研究室後期博士課程大学院生)の共同研究  『新型コロナ感染防止策の複合有効性についての誤認』

'22年5月6日 更新

研究のポイント】

  • 研究結果:ある行動的対策(例えば、密を避ける)だけを行うよりも、それを含む複数の対策(例えば、密を避け、かつ、手指を消毒する)を行う方が、当然、感染防止力は高くなります。ところが、人は複数の対策を組み合わせると、相対的に効果の低い対策が効果の高い対策の足を引っ張る、と誤認しがちです。
  • 結果からの示唆:複数の対策を実施すると感染防止効果は積み上がることを再認識すべきです。
  • ご注意:ただし、今回の成果から「万難を排してあらゆる対策を実施するよう人々に伝えるべき」というのは飛躍があります。対策を行うかどうかは有効性だけでなく、コスト(金銭や労力、犠牲になることがら)との兼ね合いで判断すべきですし、そもそも人は感染防止のために生きているわけではありません。ただ、有効性は、人々がある対策を実施するかどうかを決める主要因のひとつであることは間違いないので、「複数の対策を組み合わせた方が対策としては有効」という理解は重要でしょう。


本研究の概要

詳細は別紙資料をご参照願います。
 同志社大学教授中谷内一也と京都橘大学横井良典助教は、一般の人々を対象として8種の行動的対策(密を避ける、手指を消毒する、マスクを着ける、等)が、それぞれどれくらい感染防止に有効であると思うかを尋ねました。続けて、それらすべてを実施したときの総合的な有効性も尋ねました。その結果、すべての対策を実施したときの有効性評価は、その中で最も評価の高かった対策よりも、低いレベルにとどまりました。実際には、前者は後者を含むので、より有効であることは明らかです。ところが、実験を繰り返し、有効性評価の方法を変えても同様の判断のしかたが安定して再現されました。
 また、「複数の対策を実行することで、感染防止の効果は積み上げられる」と明示すると、すべての対策を実施したときの有効性評価は上昇し、誤認を抑制できました。

 この研究成果は4月25日、アメリカ心理学会の学術雑誌Translational Issues in Psychological Scienceにオンライン掲載されました
論文タイトル: Are More Behavioral Measures Perceived as Less Effective Against COVID-19?
URL: https://psycnet.apa.org/doi/10.1037/tps0000321

研究のポイント】

  • 研究結果:ある行動的対策(例えば、密を避ける)だけを行うよりも、それを含む複数の対策(例えば、密を避け、かつ、手指を消毒する)を行う方が、当然、感染防止力は高くなります。ところが、人は複数の対策を組み合わせると、相対的に効果の低い対策が効果の高い対策の足を引っ張る、と誤認しがちです。
  • 結果からの示唆:複数の対策を実施すると感染防止効果は積み上がることを再認識すべきです。
  • ご注意:ただし、今回の成果から「万難を排してあらゆる対策を実施するよう人々に伝えるべき」というのは飛躍があります。対策を行うかどうかは有効性だけでなく、コスト(金銭や労力、犠牲になることがら)との兼ね合いで判断すべきですし、そもそも人は感染防止のために生きているわけではありません。ただ、有効性は、人々がある対策を実施するかどうかを決める主要因のひとつであることは間違いないので、「複数の対策を組み合わせた方が対策としては有効」という理解は重要でしょう。


本研究の概要

詳細は別紙資料をご参照願います。
 同志社大学教授中谷内一也と京都橘大学横井良典助教は、一般の人々を対象として8種の行動的対策(密を避ける、手指を消毒する、マスクを着ける、等)が、それぞれどれくらい感染防止に有効であると思うかを尋ねました。続けて、それらすべてを実施したときの総合的な有効性も尋ねました。その結果、すべての対策を実施したときの有効性評価は、その中で最も評価の高かった対策よりも、低いレベルにとどまりました。実際には、前者は後者を含むので、より有効であることは明らかです。ところが、実験を繰り返し、有効性評価の方法を変えても同様の判断のしかたが安定して再現されました。
 また、「複数の対策を実行することで、感染防止の効果は積み上げられる」と明示すると、すべての対策を実施したときの有効性評価は上昇し、誤認を抑制できました。

 この研究成果は4月25日、アメリカ心理学会の学術雑誌Translational Issues in Psychological Scienceにオンライン掲載されました
論文タイトル: Are More Behavioral Measures Perceived as Less Effective Against COVID-19?
URL: https://psycnet.apa.org/doi/10.1037/tps0000321
関連書類
お問い合わせ先
同志社大学心理学部 教授 中谷内 一也(なかやち かずや)
e-mail: nakayachi@mail.doshisha.ac.jp
電話番号:
0774-65-8217(個人研究室)
0774-65-8220(心理学部事務室)