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【新島塾】「合宿で鍛える知的基礎体力」3・4日目

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'22年9月21日 更新
同志社大学新島塾「合宿で鍛える知的基礎体力」3・4日目

新島塾 合宿で鍛える知的基礎体力(1・2日目)の記事はこちらから

 合宿3日目は、荘厳な礼拝の時間から始まりました。同志社で学ぶ意義について、塾生ひとりひとりが自身と静かに向き合いました。3日目の午前は、「現代における心の支援-ケアとセラピー『心の中の戦争と平和』」というテーマについて公認心理士・臨床心理士として第一線で活躍されている東畑開人先生(慶応義塾大学大学院訪問准教授)にお話いただきました。戦争の精神分析を踏まえて、見えない心の中での戦争が日々繰り広げられていること、心の援助としてケアとセラピーがあること、「環境」とは何か、つながりの重要性などについてお話しいただきました。メンタルヘルスケアは社会的課題であり、専門職だけの話だけではなく社会の病理がメンタルヘルスの問題として表れています。メンタルヘルスケアの課題、どのような対策が出来るかについて、グループ討論を行い、発表しました。塾生からは、コミュニティー、学校教育、ヤングケアラーなどの課題が取り上げられました。最後に総括として、メンタルヘルスに対してどのように介入するかは非常に難しいが、理解することが最も重要であるというコメントをいただきました。

 午後は、渡辺政隆先生(本学生命医科学部特別客員教授・サイエンスライター)に「進化生物学の視点から見た科学史」というテーマについてお話いただきました。まず、ダーウィンの生涯、進化論の変遷について学習しました。次に、進化論の誤用について学びました。一般的には、「進化」は「物事が少しずつ良くなっていくこと」と解釈されていますが、生物学的には、必ずしも「前進」や「向上」を意味するとは限らないです。社会主義やフェニミズム、パターナリズムと親和性があった優生学については、アメリカでの移民排斥に繋がったりすることで、優生思想というダーウィンの考えていた方向とは異なる思想となってしまっています。こうした状況に対し、渡辺先生から「色々なところに発展するが、日常のなかでの科学を理解できているかは非常に重要であり、生物学・科学をきちんと学ぶことで、野蛮な行為への免疫をつけることが出来る」とコメントをいただきました。

 最終日は、4日間の合宿で得た成果についての振り返りをグループで長時間話し合い、発表しました。その後、塾生から「新島塾での活動をどのように捉えるか」、「新島塾の意義とは何か?」などといった質問があり、他の班の塾生だけでなく、植木塾長をはじめこの合宿に参加された先生方が真摯に答えて下さいました。植木塾長からは、初日のレポート課題の講評に加え「新島塾の存在意義は、塾生がはじめから答えを求めるのではなく、新島塾で活動する中で各自が自発的に目的を見出していく部分もある。学部の授業で専門分野を超えて物事に取り組むことはあまりしないのに対し、そういった活動が出来るのが新島塾だ。」というお言葉がありました。最後に、今回の合宿を踏まえて今後どのような勉強法で学習を進めていきたいか一人ずつ発表し、先生方からご助言と熱いメッセージをいただき、4日間にわたる合宿を終えました。

 4日間の合宿を通じて、塾生や体験参加学生は大変多くの知的刺激を受け、仲間と共に学ぶ有意義な時間を過ごすことが出来ました。


(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第2期塾生・チューター 西澤さん(生命医科学部)
新島塾第2期塾生・チューター 脇さん(文化情報学部)
新島塾第2期塾生・チューター 上野さん(グローバル・コミュニケーション学部)
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同志社大学新島塾「合宿で鍛える知的基礎体力」3・4日目

新島塾 合宿で鍛える知的基礎体力(1・2日目)の記事はこちらから

 合宿3日目は、荘厳な礼拝の時間から始まりました。同志社で学ぶ意義について、塾生ひとりひとりが自身と静かに向き合いました。3日目の午前は、「現代における心の支援-ケアとセラピー『心の中の戦争と平和』」というテーマについて公認心理士・臨床心理士として第一線で活躍されている東畑開人先生(慶応義塾大学大学院訪問准教授)にお話いただきました。戦争の精神分析を踏まえて、見えない心の中での戦争が日々繰り広げられていること、心の援助としてケアとセラピーがあること、「環境」とは何か、つながりの重要性などについてお話しいただきました。メンタルヘルスケアは社会的課題であり、専門職だけの話だけではなく社会の病理がメンタルヘルスの問題として表れています。メンタルヘルスケアの課題、どのような対策が出来るかについて、グループ討論を行い、発表しました。塾生からは、コミュニティー、学校教育、ヤングケアラーなどの課題が取り上げられました。最後に総括として、メンタルヘルスに対してどのように介入するかは非常に難しいが、理解することが最も重要であるというコメントをいただきました。

 午後は、渡辺政隆先生(本学生命医科学部特別客員教授・サイエンスライター)に「進化生物学の視点から見た科学史」というテーマについてお話いただきました。まず、ダーウィンの生涯、進化論の変遷について学習しました。次に、進化論の誤用について学びました。一般的には、「進化」は「物事が少しずつ良くなっていくこと」と解釈されていますが、生物学的には、必ずしも「前進」や「向上」を意味するとは限らないです。社会主義やフェニミズム、パターナリズムと親和性があった優生学については、アメリカでの移民排斥に繋がったりすることで、優生思想というダーウィンの考えていた方向とは異なる思想となってしまっています。こうした状況に対し、渡辺先生から「色々なところに発展するが、日常のなかでの科学を理解できているかは非常に重要であり、生物学・科学をきちんと学ぶことで、野蛮な行為への免疫をつけることが出来る」とコメントをいただきました。

 最終日は、4日間の合宿で得た成果についての振り返りをグループで長時間話し合い、発表しました。その後、塾生から「新島塾での活動をどのように捉えるか」、「新島塾の意義とは何か?」などといった質問があり、他の班の塾生だけでなく、植木塾長をはじめこの合宿に参加された先生方が真摯に答えて下さいました。植木塾長からは、初日のレポート課題の講評に加え「新島塾の存在意義は、塾生がはじめから答えを求めるのではなく、新島塾で活動する中で各自が自発的に目的を見出していく部分もある。学部の授業で専門分野を超えて物事に取り組むことはあまりしないのに対し、そういった活動が出来るのが新島塾だ。」というお言葉がありました。最後に、今回の合宿を踏まえて今後どのような勉強法で学習を進めていきたいか一人ずつ発表し、先生方からご助言と熱いメッセージをいただき、4日間にわたる合宿を終えました。

 4日間の合宿を通じて、塾生や体験参加学生は大変多くの知的刺激を受け、仲間と共に学ぶ有意義な時間を過ごすことが出来ました。


(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第2期塾生・チューター 西澤さん(生命医科学部)
新島塾第2期塾生・チューター 脇さん(文化情報学部)
新島塾第2期塾生・チューター 上野さん(グローバル・コミュニケーション学部)
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お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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