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本学学生の逮捕・起訴を受け、今後の対応について(ご報告)

'22年11月11日 更新
11月14日(月)修正
3.チャペル・アワーを通した自身の行為の見つめなおし 内、チャペル・アワーの実施期間について記載に誤りがありましたので、下線部箇所のとおりに修正しております。
(修正前)4月から10月にかけて
(修正後)授業実施期間中の



 既報のとおり、9月29日に本学の学生4名が準強制性交罪で起訴されました。大学として極めて深刻な事態と受け止め、裁判の行方を注視しながら厳正に対処してまいる所存です。今後は、学生・教職員を対象に、あらゆる機会を通じて人権の尊さを見つめ直し再発を防止するための施策を一層、強化していく予定ですが、直近の対応に関してご報告申し上げます。
 アメリカンフットボール部に関しては、所属する統括団体である体育会の資格審査委員会において、同部の存続に関して厳正な資格審査を行いました。結論として、クラブとしての組織的関与がないことが確認される一方、部内ルールの徹底に問題があったため、3ヶ月(活動を停止した2022年9月9日から2022年12月8日まで)の活動停止処分としました。また、再出発に向けた同部の再建計画が着実に実践されているか確認のため、体育会による1年間(活動を停止した2022年9月9日から2023年9月8日まで)の経過観察期間を設けることとしました。今後、同部はミーティング、ボランティア活動、小グループによるトレーニング等を通じ、クラブ内の規律性向上に取り組むことになります。体育会は、上記の決定を学生団体の統括団体である学友団に報告・了承を受け、大学もこれを追認しています。


1.体育会での研修会の実施
 コンプライアンスの再認識と意識の徹底を目的として、2022年10月に弁護士を講師に招き、臨時の体育会研修会を実施し、この内容は課外活動の公認団体への展開も準備しているところです。また、アメリカンフットボール部においても独自に、学生も社会市民の一員である自覚を向上させるための研修プログラムを10月から開始しています。

2.在学生と教職員を対象とした研修会の実施
 大学全体でセクシャル・ハラスメントや性暴力等の実態を把握し、人権の尊さを見つめ直すことや性犯罪を防止することを目的として、2022年12月に外部講師を招いての研修会を実施いたします。今後も同様の研修会を定期的に実施する予定です。
※教員役職者はオンライン形式、その他教職員及び在学生はオンデマンド形式

3.チャペル・アワーを通した自身の行為の見つめなおし
 「チャペル・アワー」は、キリスト教主義大学である同志社大学のもっとも大切なひとときとして、キリスト教文化センターが、今出川校地、京田辺校地それぞれで、授業実施期間中の週に3回提供しているプログラムです。毎回、現代に生きる人間の諸問題をめぐって、学内外のさまざまな分野の人々に奨励をいただいています。
 今回の事件をきっかけに、同志社建学の精神である「良心教育」や、本学が創立時から基調としている一人ひとりの個性と人格の尊重等々について再認識するために、チャペル・アワーの中で、学生、教職員が原点に立ち返って見つめ直す機会を持ち、「自分一人くらいなら」や「他の人もやっているから」という自分本位な考え方に流されることがない自治自立の精神の涵養に努めています。

4.学生生活上の注意事項に関する啓発活動の強化
 本学では、学生生活における注意事項等について、動画やパンフレットを制作し、学生が確認するようにしていますが、この内容について改訂を進めているところです。刷新した資料を用いて啓発を強化し、とりわけ、年度始めのオリエンテーション期間中に行う啓発活動についての見直しも図ります。

 以上、当面の対応となりますが、上記の活動を単発に終わらせず、同様の事件を防ぐために構成員一人ひとりが、いま一度何ができるのかを考える機会を提供し、大学というコミュニティー力の強化を図りながら、永続的に取り組んで参ります。

2022年11月11日
同志社大学長 植木朝子
11月14日(月)修正
3.チャペル・アワーを通した自身の行為の見つめなおし 内、チャペル・アワーの実施期間について記載に誤りがありましたので、下線部箇所のとおりに修正しております。
(修正前)4月から10月にかけて
(修正後)授業実施期間中の



 既報のとおり、9月29日に本学の学生4名が準強制性交罪で起訴されました。大学として極めて深刻な事態と受け止め、裁判の行方を注視しながら厳正に対処してまいる所存です。今後は、学生・教職員を対象に、あらゆる機会を通じて人権の尊さを見つめ直し再発を防止するための施策を一層、強化していく予定ですが、直近の対応に関してご報告申し上げます。
 アメリカンフットボール部に関しては、所属する統括団体である体育会の資格審査委員会において、同部の存続に関して厳正な資格審査を行いました。結論として、クラブとしての組織的関与がないことが確認される一方、部内ルールの徹底に問題があったため、3ヶ月(活動を停止した2022年9月9日から2022年12月8日まで)の活動停止処分としました。また、再出発に向けた同部の再建計画が着実に実践されているか確認のため、体育会による1年間(活動を停止した2022年9月9日から2023年9月8日まで)の経過観察期間を設けることとしました。今後、同部はミーティング、ボランティア活動、小グループによるトレーニング等を通じ、クラブ内の規律性向上に取り組むことになります。体育会は、上記の決定を学生団体の統括団体である学友団に報告・了承を受け、大学もこれを追認しています。


1.体育会での研修会の実施
 コンプライアンスの再認識と意識の徹底を目的として、2022年10月に弁護士を講師に招き、臨時の体育会研修会を実施し、この内容は課外活動の公認団体への展開も準備しているところです。また、アメリカンフットボール部においても独自に、学生も社会市民の一員である自覚を向上させるための研修プログラムを10月から開始しています。

2.在学生と教職員を対象とした研修会の実施
 大学全体でセクシャル・ハラスメントや性暴力等の実態を把握し、人権の尊さを見つめ直すことや性犯罪を防止することを目的として、2022年12月に外部講師を招いての研修会を実施いたします。今後も同様の研修会を定期的に実施する予定です。
※教員役職者はオンライン形式、その他教職員及び在学生はオンデマンド形式

3.チャペル・アワーを通した自身の行為の見つめなおし
 「チャペル・アワー」は、キリスト教主義大学である同志社大学のもっとも大切なひとときとして、キリスト教文化センターが、今出川校地、京田辺校地それぞれで、授業実施期間中の週に3回提供しているプログラムです。毎回、現代に生きる人間の諸問題をめぐって、学内外のさまざまな分野の人々に奨励をいただいています。
 今回の事件をきっかけに、同志社建学の精神である「良心教育」や、本学が創立時から基調としている一人ひとりの個性と人格の尊重等々について再認識するために、チャペル・アワーの中で、学生、教職員が原点に立ち返って見つめ直す機会を持ち、「自分一人くらいなら」や「他の人もやっているから」という自分本位な考え方に流されることがない自治自立の精神の涵養に努めています。

4.学生生活上の注意事項に関する啓発活動の強化
 本学では、学生生活における注意事項等について、動画やパンフレットを制作し、学生が確認するようにしていますが、この内容について改訂を進めているところです。刷新した資料を用いて啓発を強化し、とりわけ、年度始めのオリエンテーション期間中に行う啓発活動についての見直しも図ります。

 以上、当面の対応となりますが、上記の活動を単発に終わらせず、同様の事件を防ぐために構成員一人ひとりが、いま一度何ができるのかを考える機会を提供し、大学というコミュニティー力の強化を図りながら、永続的に取り組んで参ります。

2022年11月11日
同志社大学長 植木朝子