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同志社大学と兵庫県が学生U・Iターン就職促進に関する協定を締結

'23年6月5日 更新
 同志社大学は、卒業生のUターン・Iターン就職支援のため兵庫県と就職促進に関する協定を2023年6月2日(金)に締結しました。
 同志社大学(京都市上京区/学長:植木 朝子)と兵庫県は、卒業生が出身地および全国で活躍する人材となることを目指し、兵庫県出身学生のUターン就職と県外出身学生の兵庫県へのIターン就職の促進に向けて就職協定を締結しました。
 同志社大学には兵庫県出身の学生が多く在籍するにもかかわらず、Uターン就職率は11.7%(2021年実績)と低い水準にあります。
 そこで、近県であり優良な企業が多い兵庫県との間で、全国で26番目となる就職支援協定を結び、さらなる連携の強化を図ることとしました。
本協定を機に、県内企業の情報や各種イベントの周知とインターンシップ情報の共有、UIJターンの情報交換及び実績等の把握等に加え、留学生・障がい者・LGBTQ+などの就職支援に向けて一層の連携促進と支援の強化を実現します。とりわけ、兵庫県が5月12日に開設した「外国人留学生ワンストップ相談窓口」については同志社大学として協力できる具体的内容を早急に検討します。

同志社大学学長:植木朝子 あいさつ
 同志社大学長の植木でございます。この度、兵庫県と同志社大学は、学生のUターン・Iターン就職支援のための協定を締結いたしました。齋藤知事をはじめ、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。これにより本学は、兵庫県を含めて26府県と就職支援協定を締結したことになります。
 創立者、新島襄の言葉に「地の塩」たる人物の養成というのがあります。
 聖書から来ている言葉ですが、同志社の存在理由を現わす言葉でもあります。
 キリスト教主義大学にとって「地の塩」人材の輩出は使命であり、そうした学生にとってこの協定が背中を押すものになればと考えています。「良心を手腕に運用する」人物たる同志社大学の卒業生が、兵庫県でも活躍してくれることを祈念しています。
 同志社大学では、低年次生から4年次生まで多彩なキャリア支援プログラムを展開し幅広く支援を行っています。その中で兵庫県に関連する例をご紹介しますと、兵庫県庁のご協力を得て低年次生向けの職場見学体験、3年次生対象のインターンシップを行っていただいています。またU・Iターンを考える学生に向けたU・Iターンセミナー等にも兵庫県内の企業、団体様にご参加いただくなど、従来から様々なご協力をいただいています。
 一方で、卒業生の就職状況に関しては、兵庫県出身の本学卒業生の兵庫県へのUターン率は11.7%と全国平均(約20%)の約半分と決して高くないのが現状です。
 コロナ禍を契機にDXの動きが加速し、在宅勤務も常態化するなどニューノーマルという時代の転換期にあって、社会や人々の意識および働き方も大きく変化しました。グローバル化に一定の歯止めがかかり、逆に地域経済を支えたいと考える学生が増えることが予想されましたが、実際にはそうはならず、むしろコロナ前より首都圏一極集中が加速しています。
 今回、ご縁を得て兵庫県との就職支援協定を締結することで、本学学生のUターンやIターンの促進、ひいては本学学生の就職支援につなげたいと考えています。
 また、今回の協定にはダイバーシティの視点が入っています。
 これは現在、同志社が取り組んでいるダイバーシティ推進の一環で、具体的には留学生、障がい学生、LGBTQ学生の就職支援が盛り込まれています。
大学と自治体が結ぶ就職協定にこうした視点が盛り込まれるのはあまり例がないことと思いますが、大変ありがたいことに兵庫県からの深いご理解で実現することができました。
 とりわけ、兵庫県では5月に「外国人留学生採用ワンストップ相談窓口」を開設されました。早速、担当部署を訪問して詳細をうかがい、本学が協力できる具体的内容を早急に検討してまいります。
 今回の協定により、兵庫県出身学生のUターンの促進のみならず、兵庫県にある企業を広く学生全体に案内する、兵庫県の企業に県外の学生が就職することで活性化を促進する、そういった双方の効果を期待する、というところもあります。
 兵庫県の企業・団体の皆さまには、同志社大学の学生の採用について、是非ともこれまで以上に積極的な取り組みをお願いいたしたいと存じます。
 このたびの兵庫県との就職支援協定が、いっそうの連携強化、就職支援、地域活性化につながり、兵庫県のみならず日本の発展に寄与するものであるよう、心より願っております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

兵庫県知事:齋藤元彦 あいさつ
 同志社大学と兵庫県との就職支援協定の締結にあたり、植木学長をはじめ、関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。
 同志社大学は、京都の地で147年の歴史と2万8千人の学生数(大学院生を含む)を誇る、関西有数の私立大学です。建学の精神である「良心」と「自由」のもと、国際教育やダイバーシティの推進などにも積極的に取り組んでおられます。
 多くの優秀な学生が集まる同志社大学には、本県出身の学生も多数進学し、それぞれの可能性を開花させています。兵庫出身の若者が国内外に飛躍されていることを嬉しく思っています。
 一方で、全国的に人口減少が進むなか、本県では就職等に伴う若年層の転出が大きな課題になっています。同志社大学のケースをみると、本県出身者は約2,500名で在学生の9.6%を占める一方、本県に本社を置く企業に就職された卒業生は約160名(2021年度)と、3.1%にとどまっているのが現状です。
 若い皆さんに、多様性と可能性に満ちた兵庫の魅力を知り、兵庫の未来を担う存在になってほしい。その思いから、今年度、本県では県内中小企業等に就職した従業員の方の奨学金返済を支援する制度を拡充しました。
 また、本県には多くの外国人留学生が在籍されており、その就職支援も課題です。そのため、今年5月には外国人留学生の採用から職場定着までをワンストップで支援する「外国人留学生採用ワンストップ相談窓口」を新たに開設したところです。
 このような取組を進めるなかで、地域創生やダイバーシティの推進など思いを同じくする同志社大学と就職支援協定を締結できたことは、とても価値のあることです。この協定をきっかけとして、より多くの学生と魅力ある県内企業とのマッチングが促進され、地域の持続的発展に繋がることを期待してやみません。
 あわせて、本県としましても、次代を担う若者たちが希望を感じられる兵庫の実現に向け、次世代成長産業の創出や、SDGsの達成に積極的に取り組む企業の拡大などを加速させてまいります。

今後はこの就職協定を活用し、兵庫県出身学生のUターンおよび京都や他府県出身学生のIターンについて情報発信や説明会等を積極的に行うとともに、兵庫県での就職や居住の魅力を伝え、全国で活躍する人材を育成・支援していきます。

 同志社大学は、卒業生のUターン・Iターン就職支援のため兵庫県と就職促進に関する協定を2023年6月2日(金)に締結しました。
 同志社大学(京都市上京区/学長:植木 朝子)と兵庫県は、卒業生が出身地および全国で活躍する人材となることを目指し、兵庫県出身学生のUターン就職と県外出身学生の兵庫県へのIターン就職の促進に向けて就職協定を締結しました。
 同志社大学には兵庫県出身の学生が多く在籍するにもかかわらず、Uターン就職率は11.7%(2021年実績)と低い水準にあります。
 そこで、近県であり優良な企業が多い兵庫県との間で、全国で26番目となる就職支援協定を結び、さらなる連携の強化を図ることとしました。
本協定を機に、県内企業の情報や各種イベントの周知とインターンシップ情報の共有、UIJターンの情報交換及び実績等の把握等に加え、留学生・障がい者・LGBTQ+などの就職支援に向けて一層の連携促進と支援の強化を実現します。とりわけ、兵庫県が5月12日に開設した「外国人留学生ワンストップ相談窓口」については同志社大学として協力できる具体的内容を早急に検討します。

同志社大学学長:植木朝子 あいさつ
 同志社大学長の植木でございます。この度、兵庫県と同志社大学は、学生のUターン・Iターン就職支援のための協定を締結いたしました。齋藤知事をはじめ、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。これにより本学は、兵庫県を含めて26府県と就職支援協定を締結したことになります。
 創立者、新島襄の言葉に「地の塩」たる人物の養成というのがあります。
 聖書から来ている言葉ですが、同志社の存在理由を現わす言葉でもあります。
 キリスト教主義大学にとって「地の塩」人材の輩出は使命であり、そうした学生にとってこの協定が背中を押すものになればと考えています。「良心を手腕に運用する」人物たる同志社大学の卒業生が、兵庫県でも活躍してくれることを祈念しています。
 同志社大学では、低年次生から4年次生まで多彩なキャリア支援プログラムを展開し幅広く支援を行っています。その中で兵庫県に関連する例をご紹介しますと、兵庫県庁のご協力を得て低年次生向けの職場見学体験、3年次生対象のインターンシップを行っていただいています。またU・Iターンを考える学生に向けたU・Iターンセミナー等にも兵庫県内の企業、団体様にご参加いただくなど、従来から様々なご協力をいただいています。
 一方で、卒業生の就職状況に関しては、兵庫県出身の本学卒業生の兵庫県へのUターン率は11.7%と全国平均(約20%)の約半分と決して高くないのが現状です。
 コロナ禍を契機にDXの動きが加速し、在宅勤務も常態化するなどニューノーマルという時代の転換期にあって、社会や人々の意識および働き方も大きく変化しました。グローバル化に一定の歯止めがかかり、逆に地域経済を支えたいと考える学生が増えることが予想されましたが、実際にはそうはならず、むしろコロナ前より首都圏一極集中が加速しています。
 今回、ご縁を得て兵庫県との就職支援協定を締結することで、本学学生のUターンやIターンの促進、ひいては本学学生の就職支援につなげたいと考えています。
 また、今回の協定にはダイバーシティの視点が入っています。
 これは現在、同志社が取り組んでいるダイバーシティ推進の一環で、具体的には留学生、障がい学生、LGBTQ学生の就職支援が盛り込まれています。
大学と自治体が結ぶ就職協定にこうした視点が盛り込まれるのはあまり例がないことと思いますが、大変ありがたいことに兵庫県からの深いご理解で実現することができました。
 とりわけ、兵庫県では5月に「外国人留学生採用ワンストップ相談窓口」を開設されました。早速、担当部署を訪問して詳細をうかがい、本学が協力できる具体的内容を早急に検討してまいります。
 今回の協定により、兵庫県出身学生のUターンの促進のみならず、兵庫県にある企業を広く学生全体に案内する、兵庫県の企業に県外の学生が就職することで活性化を促進する、そういった双方の効果を期待する、というところもあります。
 兵庫県の企業・団体の皆さまには、同志社大学の学生の採用について、是非ともこれまで以上に積極的な取り組みをお願いいたしたいと存じます。
 このたびの兵庫県との就職支援協定が、いっそうの連携強化、就職支援、地域活性化につながり、兵庫県のみならず日本の発展に寄与するものであるよう、心より願っております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

兵庫県知事:齋藤元彦 あいさつ
 同志社大学と兵庫県との就職支援協定の締結にあたり、植木学長をはじめ、関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。
 同志社大学は、京都の地で147年の歴史と2万8千人の学生数(大学院生を含む)を誇る、関西有数の私立大学です。建学の精神である「良心」と「自由」のもと、国際教育やダイバーシティの推進などにも積極的に取り組んでおられます。
 多くの優秀な学生が集まる同志社大学には、本県出身の学生も多数進学し、それぞれの可能性を開花させています。兵庫出身の若者が国内外に飛躍されていることを嬉しく思っています。
 一方で、全国的に人口減少が進むなか、本県では就職等に伴う若年層の転出が大きな課題になっています。同志社大学のケースをみると、本県出身者は約2,500名で在学生の9.6%を占める一方、本県に本社を置く企業に就職された卒業生は約160名(2021年度)と、3.1%にとどまっているのが現状です。
 若い皆さんに、多様性と可能性に満ちた兵庫の魅力を知り、兵庫の未来を担う存在になってほしい。その思いから、今年度、本県では県内中小企業等に就職した従業員の方の奨学金返済を支援する制度を拡充しました。
 また、本県には多くの外国人留学生が在籍されており、その就職支援も課題です。そのため、今年5月には外国人留学生の採用から職場定着までをワンストップで支援する「外国人留学生採用ワンストップ相談窓口」を新たに開設したところです。
 このような取組を進めるなかで、地域創生やダイバーシティの推進など思いを同じくする同志社大学と就職支援協定を締結できたことは、とても価値のあることです。この協定をきっかけとして、より多くの学生と魅力ある県内企業とのマッチングが促進され、地域の持続的発展に繋がることを期待してやみません。
 あわせて、本県としましても、次代を担う若者たちが希望を感じられる兵庫の実現に向け、次世代成長産業の創出や、SDGsの達成に積極的に取り組む企業の拡大などを加速させてまいります。

今後はこの就職協定を活用し、兵庫県出身学生のUターンおよび京都や他府県出身学生のIターンについて情報発信や説明会等を積極的に行うとともに、兵庫県での就職や居住の魅力を伝え、全国で活躍する人材を育成・支援していきます。
お問い合わせ先
【本件に関するお問い合わせ】
同志社大学 キャリアセンター キャリア支援課
電 話:075-251-3310
FAX:075-251-3067
e-mail:ji-shshk@mail.doshisha.ac.jp

【取材に関するお問い合わせ】
同志社大学広報部広報課 
TEL:075-251-3120 
FAX:075-251-3080
E-mail: ji-koho@mail.doshisha.ac.jp