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文化情報学部卒業生、小倉直也氏がBMI「チャーリー・パーカー作曲賞を受賞」
ジャズ作曲界最高峰の栄誉のひとつ。第37回BMIジャズ・コンポーザーズ・ショーケースにて受賞。
過去の受賞者に挾間美帆、Dan Pugachらグラミー賞受賞・ノミネート者を多数輩出する権威ある賞。2027年、BMI/ニューヨーク・ジャズ・オーラで新作を世界初演。
【ニューヨーク発】ジャズ・トランペッター、作編曲家、そして小倉直也ジャズ・オーケストラのバンドリーダーである小倉直也氏が、2026 年6月12日にニューヨーク・シンフォニー・スペース内レナード・ニモイ・タリア劇場で開催されたBMI 第37回ジャズ・コンポーザーズ・ワークショップ・サマーショースペースにおいて、権威ある「チャーリー・パーカー・ジャズ作曲賞」を受賞した。当日は、9作品がBMI/ニューヨーク・ジャズ・オーケストラによって演奏され、Jon Faddis、Michael Philip Mossman、David Rivelloら著名なジャズ・ミュージシャン/作曲家による審査の結果、小倉の自作曲「Paper Cups」が最優秀作品に選出された。あわせて、BMI財団より、ワークショップ創設者の故マニー・アルバムを記念した新作委嘱料($3,000 マニー・アルバム・コミッション)も授与され、2027年のショーケースで、新作が世界初演される予定。
兵庫県西宮市出身の小倉直也氏は、幼少期よりクラシック・トランペットを学び、高校時代にジャズと出会う。同志社大学文化情報学部在学中は山内信幸教授のゼミ(言語記述研究室)に所属し、コード進行や楽曲構造をデータサイエンスの視点から分析した卒業論文は、同学部内でも高い評価を受けた。2014年に初めて開講された「Doshisha Open-Door Program: Exploring New Orleans Culture」に第1期生として参加し、グループリーダーを務めた。顧問であった山内教授の支援を受けながら、他の参加者と協力して、研修を成功に導くとともに、個人としては、ジャズ発祥の地ニューオリンズで本場の音楽文化に触れる機会を得た。滞在中、フレンチクォーターのジャズバーで観客として演奏を楽しんでいたところ、持参していたトランペットを手にステージに招かれるというハプニングもあった。ステージ上で現地のバンドメンバーと一緒に演奏をして、拍手喝采を浴びる貴重な経験を得た。アメリカというジャズの本場で、生の音楽に直接触れたことは何よりも大きな刺激となり、この地で音楽を学びたいという思いが一層強くなった。また、ニューオリンズ大学の授業に実際に参加したことで、アメリカの大学院に進学するという具体的なイメージが湧き、そのハードルが下がったことも、後の進路選択を後押しした。
大学卒業後は、関西を拠点にプロの演奏家として4年間活動。2020年1月に渡米し、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジ大学院(アーロン・コープランド音楽学校)ジャズ作曲科に入学、2022年に首席で修了した。これまでに、Marvin Hamlisch International Music Award(2021年)、Jimmy Heath Music Award(2022年)を受賞しており、今回のBMIチャーリー・パーカー・ジャズ作曲賞の受賞が新たに加わった。
また、セントラルパークで開催される「ジャパンパレード(Japan Parade)」には、自身のバンド(Naoya Ogura Band)を率いて、フロートの上で演奏を披露。これまでに初年度より5年連続での出演を果たしており、ニューヨークのコミュニティでも深く親しまれ、精力的な実演活動を続けている
2025年12月にリリースされたデビュー・ビッグバンド・アルバム『Colors of a Journey』は、アメリカのJazzWeekチャートで67位にランクイン、Spotifyで11万回以上のストリーム再生を記録。Music Award Japan(通称、「日本のグラミー賞」)のノミネート候補にも選出された。日本の音楽メディアからも高い評価を受け、Music Magazine 誌は、マリア・シュナイダーを思わせる叙情性とサド・ジョーンズ的なモダン・ブルースの感性を讃え、Jaz.in、The Sax、WAY OUT WEST、CD Journalも相次いで絶賛。さらに、音楽評論家・柳樂光隆氏にも取り上げられ、同作は、国内ジャズシーンにおいて注目すべきデビュー作として評価された。また、JazzTokyoでは、音楽ジャーナリスト・常見登志夫氏により大きく取り上げられ、「今後の目覚ましい活躍を期待させる、大切なスタートラインとなる作品」と評された。レビューでは、「切なくも思わず口ずさみたくなる優しいメロディ」、「浮遊感のある美しいハーモニー」、「躍動感に溢れた展開」が作品の魅力として挙げられ、小倉直也氏の作曲家・アレンジャーとしての才能と独自の音楽性が高く評価された。
さらに、NHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の「ホットピックス」でアルバムが紹介され、米国シカゴのジャズ専門ラジオ局WDCBのWebブログでも大きく紹介されるなど、国内外のジャズメディアから大きな注目を集めた。また、FM COCOLO『World Jazz Warehouse』でも特集として紹介され、鎌倉エフエム放送『世界はジャズを求めてる』スペシャルプログラムにおいては、ニューヨーク在住のトランペッターとしての活動とともに紹介されるなど、国内ラジオシーンにおいても継続的に発信が行われた。今回のBMIチャーリー・パーカー・ジャズ作曲賞受賞により、小倉直也はニューヨークと日本をつなぐジャズ作曲家として、国際舞台でその存在感をいっそう高めている。すでに、2026年度のQueens Arts Fund New Work Grantの受賞(レシピエント)も決定しており、同年秋には、ニューヨークのThe Reformed Church of Newtownにて新プロジェクトの公演を予定。その留まることのない創造力と躍進に、国内外から熱い視線が注がれている。
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