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錯体化学会第73回討論会において、理工学研究科・応用化学専攻の藤川恭祐さんが、ポスター賞を受賞しました。
2023年11月22日 更新

不活性アルカンのC-H結合の選択的酸化を効率的に触媒する錯体の開発は、医薬品を初めとする様々な化合物の効率的合成の観点から重要である。イオン交換ゼオライトやメタンモノオキシゲナーゼに存在する多核銅はメタンのメタノールへの選択的酸化に対して高い活性を示す。この反応では、酸化活性種としてμ-オキシルラジカル架橋二核銅が生じると提案され、その構造と反応性が注目されている。藤川恭祐さんは、三座配位子の単核銅錯体が過酸化水素によるシクロヘキサン酸化を高速で触媒し、酸化活性種としてμ-オキシルラジカル架橋二核銅錯体が生じる可能性を見出した。これらの成果を2023年9月21日~23日に開催された錯体化学会第73回討論会で発表したところ、研究内容が高く評価されてポスター賞を受賞した。
受賞名
錯体化学会第73回討論会ポスター賞
発表題目
三座配位子の単核銅(II)錯体のH2O2活性化による高速アルカン酸化
発表者
藤川 恭祐
同志社大学大学院理工学研究科 博士前期課程 応用化学専攻2年次生
連名者
四宮 聖菜
同志社大学大学院理工学研究科 博士前期課程 応用化学専攻1年次生
小寺 政人
同志社大学大学院理工学研究科 教授
関連情報 | 錯体化学会第73回討論会 |
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