プレスリリース
同志社大学人文科学研究所連続講座「1950年代京都、周縁から考える」
同志社大学人文科学研究所は、全3回の連続講座を開催します。
近年、戦後占領期を含めた、1950年代の日本社会の諸相を多角的に検討する研究が様々な分野で公表されるなか、京都地域研究においても、同時期の中心ではない、周縁に位置づけられる人々や集団、さらには空間を対象にした研究成果が蓄積されています。
今回の連続講座は、人文科学研究所専任研究員 本岡拓哉が講師およびコーディネーターを務め、ゲスト講師として、『近代都市の形成と在日朝鮮人』(人文書院、2009年)の著者 高野昭雄氏(大阪大谷大学教育学部教授)と、『朝鮮人学校の子どもたち――戦後在日朝鮮人教育行政の展開』(六花出版、2020年)の著者 松下佳弘氏(世界人権問題研究センタ―登録研究員)が登壇し、それぞれが行ってきた当該分野の研究成果を提供します。具体的には、本岡拓哉が鴨川に架かる橋の下に暮らす居住者の生活について、高野昭雄氏が東九条地域にいきる在日朝鮮人による廃品回収業について、松下佳弘氏が公立小学校内朝鮮学級での教育について、講義を行います。
3回の講義を通じて、1950年代の京都の実像に様々な角度から迫るとともに、近代以降、現代に至るまでの都市・京都の状況をも相対的に考察する機会とします。
【第1回】「橋の下に住まう人々の生活実態から読み解く、1950年代の京都」
日時
2025年3月3日(月)13:00~14:30(開場12:30)
講師
本岡 拓哉(同志社大学人文科学研究所専任研究員)
【第2回】「東九条、廃品回収業の労働状況から捉える、1950年代の京都」
日時
2025年3月10日(月)13:00~14:30(開場12:30)
講師
高野 昭雄(大阪大谷大学教育学部教授)
【第3回】「公立小学校「朝鮮学級」をめぐる教育環境から問う、1950年代の京都」
日時
2025年3月17日(月)13:00~14:30(開場12:30)
講師
松下 佳弘(世界人権問題研究センター登録研究員)
【共通事項】
会場
同志社大学 今出川校地 良心館2階RY206教室
その他
参加無料、事前申込不要
連続講座ですが、1講座のみのご参加も可能です。
主催
同志社大学 人文科学研究所

本件に関するお問い合わせ |
同志社大学 人文科学研究所事務室 TEL:075-251-3940 |
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取材に関するお問い合わせ |
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