トピックス
理工学研究科応用化学専攻の村上雅樹さん(2021年度修了)らの研究成果をまとめた論文が、2022年度(第41回)粉体工学会優秀論文賞に選出されました。

村上雅樹さん(理工学研究科応用化学専攻 2021年度修了)らの研究成果をまとめた論文(粉体工学会誌にて掲載)が、2022年度(第41回)粉体工学会優秀論文賞に選出され、この度、2023年10月10~11日に開催された、粉体工学会2023年度秋期大会の授賞式において村上さんらに賞状が授与されました。粉体工学会誌は、粉体工学に関する学術雑誌として世界で最も長い歴史を持ち、年間を通して、粉体プロセスに関する論文が数十件ほど掲載されます。本賞はその中から1件のみに与えられる栄誉ある賞です。
村上さんは、還元剤を含むゲルに金属イオン水溶液を接触させることで拡散混合によって金属微粒子を合成する研究において、様々な金属種の粒子を合成し、金属種によって析出パターンが異なることを見出しました。また、それぞれの金属種において、ゲル中のイオンの拡散および粒子形成を表現する数理モデルを構築し、粒子形成メカニズムの考察を行いました。授賞理由として、「金属ナノ粒子の液相合成プロセスにおける粒子析出の時空間制御という新たな概念」を用いているとして、研究の新規性および工学的な価値が評価されました。
また、授賞式後には、本論文の責任著者である理工学部化学システム創成工学科の山本大吾准教授が受賞講演を行いました。
受賞名
2022年度(第41回)粉体工学会優秀論文賞
発表題目
ゲル中での一方向拡散によるさまざまな金属ナノ粒子合成機構の解明(村上雅樹ら, 粉体工学会誌 59(3) (2022) 108-114)
発表者
村上 雅樹
連名者
関連情報 | 粉体工学会 |
---|
お問い合わせ |
理工学部・理工学研究科研究室事務室 TEL:0774-65-6211
|
---|