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同志社大学での学びと生成AI

2026年2月
学生の皆さんへ
教務部長

同志社大学での学びと生成AI ー生成AIの普及を踏まえてー

 同志社大学は、科目担当教員が示す指導方針や学習方法等に従って、学生の皆さんが生成AIを適切に利活用することを求めます。これは、大学教育は「教員と学生の対話」によって成立しているという本質に基づくものです。
 生成AIを使うことで、理解が深まり、視野が広がることもあります。しかし、使い方を誤れば、自身の「ソウゾウリョク」を高める機会を失うことにもなりかねません。
 大学での学びとは、自ら問いを立て、自ら考え、他者と議論しながら思考を巡らせ、自分の考えをまとめ、自分の知を築いていく営みです。この営みにおいて、生成AIを適切に使えば、学びの過程を支えてくれることもあり、知的探究を加速させ、広げることもあるでしょう。それは、大学での学びそのものだとも言えます。
 しかし、生成AIをどう使うかは、自身の選択にかかっています。大切なことは、生成AIに使われるのではなく、生成AIを自律的に使うことです。そのためには、生成AIの仕組みや限界を正しく理解し、批判的に向き合う姿勢が不可欠です。
 同志社大学が大切にしてきた「自治自立」の精神は、自らの判断と責任に基づいて行動することを意味します。生成AIの活用もまた、自らの学習に向き合う自律性と倫理的判断に委ねられています。以下の「生成AI利用上の注意事項」を熟読し、生成AIを適切に使うようにしてください。

生成AI利用上の注意事項

1.生成AIの概要
 生成AI(Generative Artificial Intelligence)は、機械学習アルゴリズムに基づいて、新しい文章や画像、音声等を生成します。文章生成においては、インターネット上の情報から収集したテキストデータを使用し、質問と回答が対になった大量の会話サンプルを蓄積した大規模言語モデル(LLM : Large Language Model)を用いて単語列(文)の次に来る単語を統計的に予測して新しい文章を生成します。

2.生成AIの普及に伴うリスク
  1. 誤情報(ハルシネーション)

    生成AIは事実に基づかない情報をもっともらしく提示することがあり、誤情報の拡散の懸念があります。
  2. 個人情報・機密情報の漏洩

    入力した情報が学習データとして再利用される可能性があり、個人情報や機密情報の漏洩の危険性があります。
  3. 著作権の侵害

    学習データに既存の著作物が含まれるため、生成物が著作権を侵害する可能性があります。

  4. バイアスの再生産

    学習データに含まれる偏りがそのまま出力に反映され、差別的・不適切な表現を生む恐れがあります。

  5. 偽情報・ディープフェイクの拡散

    画像・音声・動画生成技術の悪用により、なりすましや社会的混乱を引き起こす可能性があります。


3.科目ごとの利用可否
 生成AIの利用可否や利用条件等は、科目ごとに異なります。シラバス記載事項や授業での指示内容をよく確認し、科目担当教員の指示に従ってください。

4.生成AIの利用が許可される場合の注意点と禁止事項
  1. 誤情報の防止

    ハルシネーション(生成AIが出力する誤情報)の影響に注意してください。生成された内容に対しては、使用者自身が必ずファクトチェックを行ってください。生成AIの出力を鵜呑みにせず、実際に調査した信頼のおける資料等を用いて必ず確認してください。
  2. 提出物に対する責任

    提出した文書や作成物については、その作成過程で生成AIを利用した場合でも、その提出者・署名者が責任を負うことになります。
  3. 情報セキュリティとデータプライバシー

    生成AIへの入力には、機械学習データとしての使用や意図しない外部流出等のリスクがあります。個人情報や機密情報の入力はしてはいけません。


5.期末試験として実施するレポートにおける利用(2026年4月より)
 科目の到達目標との関係から、レポートの作成にあたって生成AIの利用が禁じられたり、制限されることがあります。レポートの作成における生成AIの利用については、必ず科目担当者の指示に従ってください。科目担当者の指示に従わなかった場合には、教授会が不正行為と認定し学部一般内規に従って処分の対象とすることがあります。

関連情報 【重要なお知らせ】期末試験として実施するレポートにおける生成AIの利用について