イベント
人文科学研究所 第6研究 薫物「梅花」作りワークショップ
2023年度 全4回 シリーズ講座
香りでつづる京の四季 第4回
同志社大学人文科学研究所 第6研究 ワークショップを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
第4回ワークショップの概要
薫物「梅花(ばいか)」は、平安時代以降、高貴な人々を始めとして、様々な階級や職掌の男女から愛好されました。貴族の名家の生まれで平安中期の宮廷社会随一の有職として知られ、歌人としても著名な四条大納言藤原公任(ふじわらのきんとう)も、そうした好事家の一人であったと伝わります。
公任の和歌を集めた『公任集』や薫物の秘伝書には、公任の父である頼忠や姉の円融院后遵子もまた、「梅花」等の薫物を愛好し、調合した由が記されています。
今回のワークショップでは、同志社大学と同じ今出川の地を拠点とした公家の今出川(菊亭)家に伝来した薫物の秘伝書『薫物秘蔵抄』(京都大学付属図書館菊亭文庫所蔵)から、公任ゆかりと伝わる薫物「梅花」のレシピを調合します。また、本シリーズ講座 最終回の特別企画として、参加者それぞれの創意工夫による<創作薫物>作りとミニ・コンペも開催します。どうぞふるってご参加ください。
ウメについて
ウメは中国原産で華中・華南地域に広く分布しており、原生地は四川省・河北省の山岳地域と考えられています。年号「令和」の由来となった万葉集の大伴旅人の歌(730年)に梅が詠まれていますので、奈良時代までには日本に伝わっていたと考えられます。
最近のウメのDNA解析の結果では、現在の中国と日本のウメ品種の遺伝的距離は遠く、日本のウメは中国に比べて多様性がとても高いことが示されています。このことから、日本のウメは伝播以来独自の進化を遂げており、花の色や形、香り、実の大きさや品質など、日本人の美意識や感性によって多様な花梅(はなうめ: 花を鑑賞するための梅)や実梅(みうめ: 実を食用にする梅)が生み出されたと思われます
開催日時 | 2024年2月19日(月) 13:00~15:00 |
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開催場所 | 今出川キャンパス 良心館 410教室 |
講師 | 〈講師〉 田中 圭子(佐賀大学地域学歴史文化研究センター特命研究員) 〈ウメ解説〉 北島 宣(京都大学名誉教授) |
費用 | 無料 |
対象者 | 同志社大学・同志社女子大学の学生 |
参加申込 |
こちらの申し込みフォームからお申込みください 締切日: 1月31日(水) |
主催 / 同志社大学人文科学研究所第21期第6研究
協力 / 香老舗 松栄堂
お問い合わせ |
同志社大学人文科学研究所第21期第6研究
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