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多様な文化で彩られた豊かな社会を目指して ~京都の伝統産業×学生によるソーシャルビジネス~(下)

京都には、同志社大学が結ぶ人の縁が広がっている
現在の活動を行うにあたって、同志社大学は非常に恵まれた環境です。授業では、京都を題材にして日本各地の伝統や文化への理解を深められる「京都科目」や、地域を舞台にして実践的に学ぶ「プロジェクト科目」などがあります。哲学や倫理学といった授業を履修したことで、活動の根底になる考えを深めることもできました。
私が同志社大学に関して一番魅力に感じているのが、人とのご縁です。日頃の学生生活や活動を通して、同級生や先輩、卒業生ら、たくさんの人と出会え、刺激や学びを得ることができています。先輩方からは、私の活動に興味を持ってくれそうな方を学内外からご紹介いただいています。京都で活動していると、同志社大学出身の起業家の方と出会う機会も多いです。そういった方から活動へのアドバイスをいただいたり、様々な人を紹介していただいたりしています。同志社大学からどんどんご縁がつながり、共感や協力の輪が広がっています。

今後の私自身の目標は、在学中に活動を収益軌道に乗せることです。就職活動はせず、卒業後は現在の活動を事業として続けていきます。2025年度中には法人化も考えています。在学中の起業は社会全般ではまだまだ少数派ですが、学べることの多さやリスクの小ささを考えると、学生のキャリアの選択肢として十分に成り立つと感じています。実際、同志社大学にはすでに起業している学生もいます。私も後に続き、切磋琢磨(せっさたくま)していきたいです。
私は同志社大学の自由な校風に魅力を感じて入学しました。入学してみると、その魅力は期待以上でした。こうやって授業でもゼミでもない活動に熱中できているのは、自由さの表れだと思います。もちろん、授業をはじめとした大学での学びに熱中している学生もいます。サークルなどの課外活動に軸足を置き、キャンパスライフを満喫している学生もいます。楽しみ方が豊富で、自分の興味や目標に応じた楽しみ方を選ぶことができるのが同志社大学です。ぜひ、同志社大学で充実した学生生活を送ってください。