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高みを目指すアスリートの活躍を、学内外へ広く紹介 ~スポーツアトム編集局~(中)

2025年6月23日 更新
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編集中の様子

未経験で始めるからこそ、成長を実感できる

矢部
私も含めて部員はみんな、新聞制作は未経験で入部します。過去の記事を読んで記事の構成や必要な情報などを把握し、取材と記事作成をしたうえで先輩にチェックしてもらうというのが、基本的なスキルアップの方法です。私の場合、プロの紙面を見て「この表現はいいな」と思うものに出会ったら、メモをするようにしています。毎朝スポーツ新聞のwebサイトをチェックし、気になる表現をスクリーンショットして保存しておくのが日課です。
近藤
私も新聞制作は未経験。記事を書いたこともスポーツの写真を撮ったこともありませんでした。でも、未経験ということは、上達を実感しやすいということでもあります。頑張ればその分、上手になれるのです。そこがアトム編集局で活動するうえでのおもしろさです。
矢部
おもしろさ、喜びといえばやはり、選手からの声ですね。「記事を見たよ」とうれしそうに言ってくれる姿を見ると、こちらもうれしくなります。選手が喜んでくれることが私たちのモチベーションです。
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黒田
アトム編集局での活動は、私自身の成長につながっている部分も多いです。今振り返ると、高校生の頃の私はあまり周りが見えていませんでした。自分のことばかりで、相手の気持ちを考えることもできていなかったように思います。それが今は、広い視野で様々な角度から物事を見たり、相手の気持ちになって考えることができるようになったりしました。それはやはり、インタビューを積み重ねてきた成果だと思います。
近藤
私は主務というまとめ役を務めるにあたり、「みんな楽しく」をモットーにしています。楽しく活動に取り組んでもらうにはどうすればいいか、部員1人ひとりのそのときの様子に応じて気配りする力は、随分と成長したように思います。
矢部
記事を書くスピードに関しては、1年生の頃に比べると随分速くなりました。入部したての頃は、1日かけて1つの記事も書けないことがありました。いい表現が思い浮かばず悩み続けることもしょっちゅうです。それが今では、随分とスピードアップしました。 私はもともと、人前で発言することはあまり得意ではないタイプでした。でもそれではインタビューはおぼつきません。最初の頃は苦戦しながらもインタビューを数多くしてきたことで、今では人前でもしっかりと発言できるようになりました。

より多くの学生が試合会場に足を運ぶきっかけに

矢部
先ほどお話ししたとおり、現実を真正面からとらえ、臆せずに厳しい指摘もするのがアトムの伝統的な方針です。しかし今年は、若干の方針転換を行います。私たちは選手を応援し、勝利の後押しをするために活動しています。厳しい指摘は時として選手を萎縮させるリスクもあります。そこで今年は、選手を鼓舞することに重きを置いた紙面づくりを行います。表現に工夫を凝らすことで、たとえ厳しい状況であっても、選手が前を向いて頑張るきっかけになる紙面にしたいです。
近藤
目標とする紙面づくりや、選手の頑張りを支えていくためには様々な課題があります。その1つが活動資金です。購読料や広告料で活動費をまかなっていますが、決して潤沢に資金があるわけではありません。印刷コストや紙代など、物価高は私たちの活動にも影響しています。
矢部
部員の獲得も重要なテーマです。部員数が少ないと、1人が担当する団体を増やさざるを得ません。その結果、1つの団体を取材できる回数が減ってしまいます。各団体について充実した情報発信を行うには、今以上の部員数が必要です。
黒田
私は、学生にもっと試合会場に足を運んでもらいたいです。運動部の多くは京田辺キャンパスを活動拠点にしています。選手が在籍する学部も、京田辺キャンパスにあることが多いです。そのため、今出川キャンパスで学ぶ学生にとって、運動部の選手は顔を合わすこともなく、どこか遠い存在に感じられがちです。これを変えていきたいのです。もっと選手や各部活動に興味を持ってもらい、キャンパスが違っても同じ大学の仲間として応援しよう、試合会場に足を運んで声援を送ろうという機運を高めていきたいです。
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