以下、本文になります
“D”iscover -Opinion-


キャンパスの樹木で学ぶコモンズの経済学―樹木マップで「身近な自然」を取り戻す(学生インタビュー)
三俣教授のもとでエコロジー経済学やコモンズ論を学ぶゼミ生47名のうち、中村颯一郎さん(4年次生)、佐藤健人さん(4年次生)、西川陽菜さん(3年次生)の3人に樹木マップについて話を伺いました。
2026年1月20日 更新
充実した樹木マップを一緒に完成させよう!
三俣ゼミの特徴を教えてください。
佐藤健人さん- 中村
- フィールドワークが豊富です。ゼミに入るとまず最初に、先生が京都御苑を案内してくださる時間があります。植物や環境の見方について現場でレクチャーを受けたことが印象的です。
- 佐藤
- ひと言で言うと、植物をはじめとするエコロジーを入り口に経済を学ぶゼミです。学んでいくことで、環境や社会に対する見方が変わっていきます。
- 西川
- 京都御所の隣にある梨木神社で、京都三名水の1つである「染井の水」を汲んで飲んだことが印象深いです。私はあまり自然に関わらずに育ちました。井戸水なんて未経験です。でも、あまりのおいしさにびっくり。ゼミを通して、それまでとはまったく違う経験ができています。自然に親しんできた人も、私のようにそうではない人も、一緒に学んで高め合えるゼミです。
樹木マップアプリを使ってみた感想を聞かせてください。
西川陽菜さん - 西川
- 本格的に授業で使っているのは、私たち3年次生やその下の学年になります。アプリを使って自分なりの樹木マップを作ることで、「こんな木があったんだ」「こんなところに記念植樹があったんだ」と、キャンパスを見る目が変わりました。
それまでは景色としか見えていなかったものが、1つ1つ意味を持ち始めたのです。写真を撮ってどんどんアプリにアップしていけるので、スタンプラリーのような楽しさもあります。
ゼミで学んだことによる成長を教えてください。
中村颯一郎さん
- 佐藤
- フィールドワークでは、企業や公共団体の人と話す機会がたくさんありました。おかげで、外部の人と話すのが苦手という自分自身の弱点を克服することができました。
- 中村
- ゼミのメンバーと一緒に活動することで、リーダーシップを発揮することができました。フィールドワークなどに向けて、予定を組んだり学外の方とスケジュールを調整したりという計画性や丁寧さが求められる経験を積むことで、弱点だった大雑把さが解消されたように思います。どちらも就職活動では大きなアピールポイントになりました。
- 佐藤
- ゼミでの研究活動にしっかりと取り組めば、結果として社会人として役立つ力が磨かれているように思います。
- 西川
- キャンプやマリンスポーツのように、自然と関わるにはお金がかかるものだと思っていました。でも実際は、キャンパス内を歩くだけでも十分に自然と関わることができます。自然と親しむにはいろんなアプローチがあると学べたことが、大きな収穫です。教室では、日本を含む8カ国の自然アクセスの比較研究が纏められた教科書『自然アクセス』をもとに議論するので、単に樹木を知るだけなく、その意味を社会経済や文化との関係から読み解くことができます。
高校生にメッセージをお願いします。
- 西川
- 同志社大学は歴史と自然が豊かです。それらをテーマにして学ぶこともできます。高校までの学びとはまったく違った、好奇心を刺激してくれる学びと出会えるのが同志社大学です。
- 中村
- 今年は卒業論文を中心に過ごしたため、樹木マップの作成にはあまり関われていません。でもすごくおもしろそうなので、卒業後にもお手伝いしていきたいです。現在はエリアが11ですが、イチロー選手にちなんでエリア51を目指したいですね。京田辺キャンパスまでカバーした壮大な樹木マップを一緒に完成させましょう。
- 佐藤
- 同志社大学には、学びや設備、サークル、自然、建物など、あらゆる面で環境が整っています。さわやかな風が吹いているような気持ちのいい大学ですよ。その気持ち良さを一層感じられるのが、三俣先生のゼミです。数字を追いかけるだけでなく、生活に根付いた人間的な目線で世界を見るための経済学を学びたいという人は、ぜひ三俣ゼミを目指してください。