'22年7月1日 更新
「レジスタンス運動で筋肉を急性的に柔らかくできるのか?」
筋の硬さ(筋スティフネスは)、競技パフォーマンスや傷害リスクに影響する重要な要因です。一般的に、筋スティフネスを減少させるための方策として、ストレッチングが広く採用されてきました。一方、近年の研究では、筋スティフネスはレジスタンス運動によっても変化することが知られています。しかし、レジスタンス運動をどのように行えば筋スティフネスが減少するのかについては十分な検討がなされていません。そこで、本研究では、筋の伸張度合いに影響しうるプログラム変数(収縮様式・動作範囲)に着目し、異なる収縮様式と動作範囲の組み合わせによるレジスタンス運動がハムストリングス各筋(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)のスティフネスに及ぼす影響を検討しました。
対象者に3種類のレジスタンス運動(伸張性×広い動作範囲)、(伸張性×狭い動作範囲)、(短縮性×広い動作範囲)を別日に行わせ、その前後(運動前・3・30・60分後)に超音波せん断波エラストグラフィ装置を使用してハムストリングス各筋のスティフネスを評価しました。
その結果、伸張性×広い動作範囲の運動3分後において、半膜様筋のスティフネスが減少しました。一方で、伸張性×狭い動作範囲、短縮性×広い動作範囲の運動では、いずれの測定ポイントにおいても半膜様筋のスティフネスは変化しませんでした。さらに、いずれの運動後、測定ポイントにおいても大腿二頭筋長頭・半腱様筋のスティフネスは変化しませんでした。
以上の結果より、伸張性×広い動作範囲のレジスタンス運動は特定の筋のスティフネスを急性的に減少させるために効果的であることが示唆されました。今後は、本研究で示された急性的変化が慢性的にも観察されるかを明らかにしていく必要があります。
European Journal of Applied Physiology - 外部サイト
若原研究所 オリジナルサイト
筋の硬さ(筋スティフネスは)、競技パフォーマンスや傷害リスクに影響する重要な要因です。一般的に、筋スティフネスを減少させるための方策として、ストレッチングが広く採用されてきました。一方、近年の研究では、筋スティフネスはレジスタンス運動によっても変化することが知られています。しかし、レジスタンス運動をどのように行えば筋スティフネスが減少するのかについては十分な検討がなされていません。そこで、本研究では、筋の伸張度合いに影響しうるプログラム変数(収縮様式・動作範囲)に着目し、異なる収縮様式と動作範囲の組み合わせによるレジスタンス運動がハムストリングス各筋(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)のスティフネスに及ぼす影響を検討しました。
対象者に3種類のレジスタンス運動(伸張性×広い動作範囲)、(伸張性×狭い動作範囲)、(短縮性×広い動作範囲)を別日に行わせ、その前後(運動前・3・30・60分後)に超音波せん断波エラストグラフィ装置を使用してハムストリングス各筋のスティフネスを評価しました。
その結果、伸張性×広い動作範囲の運動3分後において、半膜様筋のスティフネスが減少しました。一方で、伸張性×狭い動作範囲、短縮性×広い動作範囲の運動では、いずれの測定ポイントにおいても半膜様筋のスティフネスは変化しませんでした。さらに、いずれの運動後、測定ポイントにおいても大腿二頭筋長頭・半腱様筋のスティフネスは変化しませんでした。
以上の結果より、伸張性×広い動作範囲のレジスタンス運動は特定の筋のスティフネスを急性的に減少させるために効果的であることが示唆されました。今後は、本研究で示された急性的変化が慢性的にも観察されるかを明らかにしていく必要があります。
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「レジスタンス運動で筋肉を急性的に柔らかくできるのか?」
筋の硬さ(筋スティフネスは)、競技パフォーマンスや傷害リスクに影響する重要な要因です。一般的に、筋スティフネスを減少させるための方策として、ストレッチングが広く採用されてきました。一方、近年の研究では、筋スティフネスはレジスタンス運動によっても変化することが知られています。しかし、レジスタンス運動をどのように行えば筋スティフネスが減少するのかについては十分な検討がなされていません。そこで、本研究では、筋の伸張度合いに影響しうるプログラム変数(収縮様式・動作範囲)に着目し、異なる収縮様式と動作範囲の組み合わせによるレジスタンス運動がハムストリングス各筋(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)のスティフネスに及ぼす影響を検討しました。
対象者に3種類のレジスタンス運動(伸張性×広い動作範囲)、(伸張性×狭い動作範囲)、(短縮性×広い動作範囲)を別日に行わせ、その前後(運動前・3・30・60分後)に超音波せん断波エラストグラフィ装置を使用してハムストリングス各筋のスティフネスを評価しました。
その結果、伸張性×広い動作範囲の運動3分後において、半膜様筋のスティフネスが減少しました。一方で、伸張性×狭い動作範囲、短縮性×広い動作範囲の運動では、いずれの測定ポイントにおいても半膜様筋のスティフネスは変化しませんでした。さらに、いずれの運動後、測定ポイントにおいても大腿二頭筋長頭・半腱様筋のスティフネスは変化しませんでした。
以上の結果より、伸張性×広い動作範囲のレジスタンス運動は特定の筋のスティフネスを急性的に減少させるために効果的であることが示唆されました。今後は、本研究で示された急性的変化が慢性的にも観察されるかを明らかにしていく必要があります。
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筋の硬さ(筋スティフネスは)、競技パフォーマンスや傷害リスクに影響する重要な要因です。一般的に、筋スティフネスを減少させるための方策として、ストレッチングが広く採用されてきました。一方、近年の研究では、筋スティフネスはレジスタンス運動によっても変化することが知られています。しかし、レジスタンス運動をどのように行えば筋スティフネスが減少するのかについては十分な検討がなされていません。そこで、本研究では、筋の伸張度合いに影響しうるプログラム変数(収縮様式・動作範囲)に着目し、異なる収縮様式と動作範囲の組み合わせによるレジスタンス運動がハムストリングス各筋(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)のスティフネスに及ぼす影響を検討しました。
対象者に3種類のレジスタンス運動(伸張性×広い動作範囲)、(伸張性×狭い動作範囲)、(短縮性×広い動作範囲)を別日に行わせ、その前後(運動前・3・30・60分後)に超音波せん断波エラストグラフィ装置を使用してハムストリングス各筋のスティフネスを評価しました。
その結果、伸張性×広い動作範囲の運動3分後において、半膜様筋のスティフネスが減少しました。一方で、伸張性×狭い動作範囲、短縮性×広い動作範囲の運動では、いずれの測定ポイントにおいても半膜様筋のスティフネスは変化しませんでした。さらに、いずれの運動後、測定ポイントにおいても大腿二頭筋長頭・半腱様筋のスティフネスは変化しませんでした。
以上の結果より、伸張性×広い動作範囲のレジスタンス運動は特定の筋のスティフネスを急性的に減少させるために効果的であることが示唆されました。今後は、本研究で示された急性的変化が慢性的にも観察されるかを明らかにしていく必要があります。
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