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【開催報告】2022年度 同志社大学ハリス理化学研究所発表会/リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム

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'22年12月12日 更新

開催報告書

2022年度 同志社大学ハリス理化学研究所発表会
リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラムを開催
日時2022年11月28日(月)開催場所ホテルグランヴィア京都

 11月28日(月)にホテルグランヴィア京都において、2022年度ハリス理化学研究所発表会/リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム「知のつながりが目指す未来~創造と共同による研究力の向上を目指す『研究力の同志社大学へ』~」が開催され、259名の参加がありました。

 本イベントは、同志社大学ハリス理化学研究所の研究活動・成果を広く発信すること、及び、開設から20年を迎えた同志社大学リエゾンオフィス・知的財産センターの、これまでの産官学連携の取り組み実績や今後の取り組み方針を、企業や関連機関に紹介し、来場者と意見交換・情報交換を通じて、産官学連携活動をさらに活性化させ、同志社の研究力を向上させることを目的として開催しました。
第1部の基調講演では、リアルなカーボンリサイクルを指向した本学の教育・研究の取り組み―二酸化炭素資源化の可能性―」と題して、同志社大学カーボンリサイクル教育研究プラットフォーム代表の後藤 琢也理工学部教授より、カーボンリサイクルに対する本学の取り組みについて紹介しました。二酸化炭素(CO2)を電気分解して抽出した炭素を貯留したり、他の燃料に変換する研究を解説し、CO2を資源として利用しながら減らす技術を実用化するべく企業との共同研究や人材育成も展望した「カーボンリサイクル教育研究プラットフォーム」を立ち上げたことについての説明を行いました。

 続いて行われましたパネルディスカッションでは、今後の本学における産学連携の展望について、前述の後藤教授、ハリス理化学研究所の白川善幸所長、リエゾンオフィスの加藤将樹所長、研究推進部の野口範子部長が登壇し、ハリス理化学研究所の桝太一助教を進行役に、白熱した議論が展開されました。パネリストからは研究シーズを社会実装するためには、大学だけでは難しいため、技術を持つ企業、金融機関などそれぞれが、「組織対組織」の大きな枠組みで連携することが、社会実装を推進するためには大切であるとの意見が出されました。

 第2部では、ハリス理化学研究所発表会(3会場)、リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム、ポスター展示会場の5つの会場に分かれて、講演発表、ポスター展示等を行いました。
ハリス理化学研究所発表会では、研究成果発表、一般講演、創造教育夏期研修報告会に分かれて、ハリス理化学研究所の研究内容や活動について発表を行いました。
リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラムでは、大学発ベンチャーの活動紹介として、オンライン仏壇のビジネスアイデアで『AfterConnect』社を設立した商学部3回生・山口諒介さんと、眼科疾患に対する再生医療や治療薬の研究成果を社会実装するため、『アクチュアライズ株式会社』を起業された生命医科学部の奥村教授が講演しました。

 続いて、研究センターの活動として、人工知能工学研究センターの土屋誠司教授が、「AIの活用による教育支援」を切り口とした『人と共存できるAIの実現』に向けた研究構想を紹介し、赤ちゃん学研究センターの板倉昭二教授が、リケナリシス株式会社とともに開発した「赤ちゃん見守りシステム」について紹介しました。

 最後に共同研究の事例紹介として、ハリス理化学研究所の桝助教が、株式会社Gakkenと小学生向け科学書籍『学研の科学』の復刊に向け、連携に至った過程や研究内容について紹介し、生命医科学部の渡辺公貴教授が、JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学が共同開発した超小型変形型月面ロボットSORA-Q(ソラキュー)の特徴と月面の謎の探求への挑戦について紹介しました。
ポスター展示会場では、本学保有特許を基に製品化に至った産学連携実用化実績事例の紹介や、大学院生が自身の研究の紹介を行うなど、企業や関係機関からの来場者と活発な情報交換を行いました。
ハリス理化学研究所発表会とリエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラムの合同開催による相乗効果が生まれ、盛況のうちに会を終えることができました。
 
イベント掲載ページ

20周年フォーラム_基調講演

[第1部] 基調講演

[第1部] パネルディスカッション

[第1部]
パネルディスカッション

[第2部]リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム_講演①

[第2部] 講演①
商学部/山口 諒介さん

[第2部]リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム_講演②

[第2部] 講演②
生命/奥村直穀教授

[第2部]リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム_講演③

[第2部] 講演③
理工/土屋誠司教授

[第2部]リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム_講演④

[第2部] 講演④
赤ちゃん学研究C/
板倉昭二教授

[第2部]リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム_講演⑤

[第2部] 講演⑤
ハリス/桝 太一助教

[第2部]リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム_講演⑥

[第2部] 講演⑥
生命/渡辺 公貴教授

ポスター展示・交流会会場

[第2部]
ポスター展示・交流会会場

開催報告書

2022年度 同志社大学ハリス理化学研究所発表会
リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラムを開催
日時2022年11月28日(月)開催場所ホテルグランヴィア京都

 11月28日(月)にホテルグランヴィア京都において、2022年度ハリス理化学研究所発表会/リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム「知のつながりが目指す未来~創造と共同による研究力の向上を目指す『研究力の同志社大学へ』~」が開催され、259名の参加がありました。

 本イベントは、同志社大学ハリス理化学研究所の研究活動・成果を広く発信すること、及び、開設から20年を迎えた同志社大学リエゾンオフィス・知的財産センターの、これまでの産官学連携の取り組み実績や今後の取り組み方針を、企業や関連機関に紹介し、来場者と意見交換・情報交換を通じて、産官学連携活動をさらに活性化させ、同志社の研究力を向上させることを目的として開催しました。
第1部の基調講演では、リアルなカーボンリサイクルを指向した本学の教育・研究の取り組み―二酸化炭素資源化の可能性―」と題して、同志社大学カーボンリサイクル教育研究プラットフォーム代表の後藤 琢也理工学部教授より、カーボンリサイクルに対する本学の取り組みについて紹介しました。二酸化炭素(CO2)を電気分解して抽出した炭素を貯留したり、他の燃料に変換する研究を解説し、CO2を資源として利用しながら減らす技術を実用化するべく企業との共同研究や人材育成も展望した「カーボンリサイクル教育研究プラットフォーム」を立ち上げたことについての説明を行いました。

 続いて行われましたパネルディスカッションでは、今後の本学における産学連携の展望について、前述の後藤教授、ハリス理化学研究所の白川善幸所長、リエゾンオフィスの加藤将樹所長、研究推進部の野口範子部長が登壇し、ハリス理化学研究所の桝太一助教を進行役に、白熱した議論が展開されました。パネリストからは研究シーズを社会実装するためには、大学だけでは難しいため、技術を持つ企業、金融機関などそれぞれが、「組織対組織」の大きな枠組みで連携することが、社会実装を推進するためには大切であるとの意見が出されました。

 第2部では、ハリス理化学研究所発表会(3会場)、リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラム、ポスター展示会場の5つの会場に分かれて、講演発表、ポスター展示等を行いました。
ハリス理化学研究所発表会では、研究成果発表、一般講演、創造教育夏期研修報告会に分かれて、ハリス理化学研究所の研究内容や活動について発表を行いました。
リエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラムでは、大学発ベンチャーの活動紹介として、オンライン仏壇のビジネスアイデアで『AfterConnect』社を設立した商学部3回生・山口諒介さんと、眼科疾患に対する再生医療や治療薬の研究成果を社会実装するため、『アクチュアライズ株式会社』を起業された生命医科学部の奥村教授が講演しました。

 続いて、研究センターの活動として、人工知能工学研究センターの土屋誠司教授が、「AIの活用による教育支援」を切り口とした『人と共存できるAIの実現』に向けた研究構想を紹介し、赤ちゃん学研究センターの板倉昭二教授が、リケナリシス株式会社とともに開発した「赤ちゃん見守りシステム」について紹介しました。

 最後に共同研究の事例紹介として、ハリス理化学研究所の桝助教が、株式会社Gakkenと小学生向け科学書籍『学研の科学』の復刊に向け、連携に至った過程や研究内容について紹介し、生命医科学部の渡辺公貴教授が、JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学が共同開発した超小型変形型月面ロボットSORA-Q(ソラキュー)の特徴と月面の謎の探求への挑戦について紹介しました。
ポスター展示会場では、本学保有特許を基に製品化に至った産学連携実用化実績事例の紹介や、大学院生が自身の研究の紹介を行うなど、企業や関係機関からの来場者と活発な情報交換を行いました。
ハリス理化学研究所発表会とリエゾンオフィス・知的財産センター開設20周年記念フォーラムの合同開催による相乗効果が生まれ、盛況のうちに会を終えることができました。
 
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リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺)
TEL:0774-65-6223
FAX:0774-65-6773
E-mail:jt-liais@mail.doshisha.ac.jp