ストレスの原因となる刺激（ものや事柄等）を「ストレッサー」と呼びます。

ストレッサーに対して、どのような認識をするかによって、ストレス反応は変わります。たとえば、これから始まる期末試験。「ああ、大変だな。嫌だな」と思うか、「よし！やってやるぞ」と思うかで、気分が滅入ってしんどくなるか、やる気が出てがんばれるか、差が生まれることは想像できると思います。ストレス反応には、不安、落ち込み、イライラといった心理的なもの、不眠、食欲低下、胃腸の不調、頭痛といった身体的なもの、怒り、過度な飲酒や喫煙など行動面に現れるものなどがあります。一方で、人間関係のトラブルのように、元気や努力だけでは乗り越えられないときもあります。そういったときには、思いつめるだけでなく気晴らしも大切になるのです。

ちなみにストレスすべてが悪いわけではありません。適度なストレスは人の成長には欠かせないものですし、困難を乗り越えて得られる達成感もあります。ただ、過度なストレスには要注意です。日常生活に支障をきたすレベルになっていれば見過ごせません。

物事のとらえ方を変えたり、考え方を整理したりすることで、ストレッサーへの認識が変わり、ストレス反応が緩和されると良いと思いませんか？ですが、ひとりきりで対処しようとするとなかなかうまくいかないかもしれません。
そんなときはぜひ、周囲の友達や先輩、先生と話をしていろんなものの見方に触れてみてください。カウンセリングセンターのカウンセラーも、あなたの心に寄り添って、考え方の整理や内省をお手伝いします。